インテル® C++ コンパイラー 10.1 Mac OS* X 版
リリースノート

目次

概要

インテル® C++ コンパイラー 10.1 Mac OS X 版は、Mac OS X を実行しているインテル® プロセッサー・ベースの Mac システムで極めて高速に動作する C/C++ アプリケーションを生成します。また、OpenMP* に対応し、自動並列化機能も備えるなど、マルチスレッド・コードの開発もサポートしています。

製品の内容

この製品には 2 つのエディションがあります。

スタンダード・エディションには、以下のコンポーネントが含まれます。

プロフェッショナル・エディションには、スタンダード・エディションのすべてのコンポーネントに加えて、以下のコンポーネントが含まれます。

プロフェッショナル・エディションの追加コンポーネントは、個別にインストールされ、それぞれリリースノートが含まれています。

注: インテル® C++ コンパイラーのデフォルトのインストール・パスは、/opt/intel/cc/10.1.xxx (32 ビット) または/opt/intel/cce/10.1.xxx (64 ビット) です。ここで、xxx は 3 桁のビルド番号です。このドキュメントでは、デフォルトのインストール・パスを <install-dir> として表記しています。

テクニカルサポートを受けたり、製品のアップデート・モジュールを入手するには、製品を登録する必要があります。製品の登録方法は、この後にある「テクニカルサポート」セクションを参照してください。

バージョン 10.0 および 10.1 の新機能

このセクションでは、インテル® C++ コンパイラー 10.0 以降の新機能および変更点について説明します。インテル® デバッガーのリリースノートも参照してください。

変更および追加されたコマンドライン・オプション

以下に、バージョン 9.1 以降に変更または追加されたコマンドライン・オプションをリストします。これらのオプションの詳細な情報は、コンパイラーのドキュメントを参照してください。

-alias-const[-]
入力/出力バッファー規則を、ポインター型の引数を持つ関数に適用するかどうかを指定します。(デフォルト: オフ)
-[no-]check-uninit
初期化されていない変数のランタイムチェックを行うかどうかを決定します。(デフォルト: オフ)
-cxxlib-nostd
コンパイラーが標準 C++ ライブラリーにリンクしないようにします。(デフォルト: オフ)
-diag-<type> <diag-list>
診断情報の表示を制御します。(デフォルト: オフ)
-diag-dump
有効なすべての診断メッセージを出力して、コンパイルを停止するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-diag-enable port-win
Windows* に移植するときにエラーになる可能性のある GNU 拡張に対する警告を有効にします。(デフォルト: オフ)
-diag-enable sv[1|2|3]
スタティックの検証を有効にします。(デフォルト: オフ)
-diag-enable sv-include
スタティックの検証でインクルード・ファイルも解析対象とします。
-diag-file[=file]
診断解析の結果をファイルに出力します。(デフォルト: オフ)
-diag-file-append[=file]
診断解析の結果をファイルに追加します。(デフォルト: オフ)
-[no-]diag-id-numbers
メッセージ ID を使用して、診断メッセージを表示するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オン)
-dumpmachine
ターゲットマシンとオペレーティング・システムの構成を表示します。コンパイルは行いません。(デフォルト: オフ)
-f[no-]align-functions[=n]
最適なバイト境界に関数をアラインするようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-fast
パフォーマンスを向上させるオプションのセットを有効にします。本リリースでは、オプションが変更されています。下記の説明を参照してください。
-fargument-noalias-global
引数がほかの引数やグローバル・ストレージとエイリアスしないように指示します。(デフォルト: オフ)
-f[no-]exceptions
例外処理テーブルの生成を有効にします。(デフォルト: C++ の場合はオン、C の場合はオフ)
-f[no-]instrument-functions
関数のエントリーポイントと終了ポイントをインストルメントするかどうかを指定します。(デフォルト: オフ)
-f[no-]jump-tables
ジャンプテーブルを switch 文用に生成するかどうかを指定します。(デフォルト: オフ)
-f[no]-keep-static-consts
ソースで参照されない変数の割り当てを保持するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-fmudflap
バッファー・オーバーフローおよびヒープの不正使用を防ぐために、危険なポインター操作をインストルメントするようにコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-fp-speculation=<mode>
浮動小数点演算のスペキュレーションを行うモードをコンパイラーに指示します。(デフォルト: fast)
-gcc-sys
システムヘッダーのコンパイル時のみ GNU マクロを定義します。(デフォルト: オフ)
-help [category]
利用可能なすべてのコンパイラー・オプションまたはコンパイラー・オプションのカテゴリーを表示します。(デフォルト: オフ)
-[no-]inline-calloc
malloc() および memset() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行うようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-ipo-jobs<n>
プロシージャー間の最適化 (IPO) のリンクフェーズで、同時に実行するコマンド (ジョブ) の数を指定します。
-m32
32 ビット・システム向けにコードを生成するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-m64
64 ビット・システム向けにコードを生成するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-msse3
SSE3 命令をサポートするインテル® プロセッサー向けにコードを生成するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: 32 ビットの場合はオフ、64 ビットの場合はオン)
-nostdinc++
コンパイラーが C++ 標準ディレクトリー内のヘッダーファイルではなく、ほかの標準ディレクトリーを検索するようにします。(デフォルト: オフ)
-[no-]opt-class-analysis
C++ クラス階層情報を使用して、コンパイル時に C++ 仮想関数の呼び出しを解析し解決するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-opt-malloc-options=n
malloc() の代替アルゴリズムを指定します。(デフォルト: 0)
-[no-]opt-multi-version-aggressive
ポインターのエイリアスとスカラー置換の確認に強力なマルチバージョンを使用するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-opt-ra-region-strategy [=keyword]
レジスター・アロケーターが各ルーチンを領域へ分割するために使用する方法を選択します。(デフォルト: default)
-opt-streaming-stores keyword
最適化用のストリーミング・ストアの生成を有効にします。(デフォルト: auto)
-[no-]par-runtime-control
シンボリック・ループ境界のあるループのランタイムチェックを実行するコードを生成します。(デフォルト: オフ)
-par-schedule-<keyword>[[]n]
DO ループのスケジューリング・アルゴリズムを指定します。
-save-temps[-]
コンパイル時に作成される中間ファイルを保存するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-shared-intel
インテルが提供するライブラリーをすべて動的にリンクします。(デフォルト: libguide を除くすべてのライブラリーを静的にリンク)
-static-intel
インテルが提供するライブラリーをすべて静的にリンクします。(デフォルト: libguide を除くすべてのライブラリーを静的にリンク)
-tcheck [<mode>]
OpenMP マルチスレッド・アプリケーションの解析方法を指定します。(デフォルト: オフ)
-trigraphs
ISO C trigraphs をサポートします。ANSI モードおよび C99 モードでもサポートします。(デフォルト: オフ)
-[no-]unroll-aggressive
小さな一定のトリップカウントのループに完全なアンロールを使用するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-[no-]vec-guard-write
ベクトル化されたループで条件チェックを実行するようコンパイラーに指示します。(デフォルト: オフ)
-Weffc++
特定の C++ プログラミング・ガイドラインに基づく警告を有効にします。(デフォルト: オフ)
-W[no-]missing-declarations
あらかじめ定義されていないグローバル関数およびグローバル変数の警告を有効にします。(デフォルト: オフ)
-Wnon-virtual-dtor
非仮想クラスとして宣言されているにもかかわらず、ポリモアフィックのようにみえるクラスの警告を発行します。(デフォルト: オフ)
-Wreorder
メンバー初期化子の順序がメンバーの実行順序と異なる場合に警告を発行します。(デフォルト: オフ)
-W[no-]strict-prototypes
引数の型を指定しない関数の宣言と定義に対する警告を有効にします。(デフォルト: オフ)
-Wunused-variable
引数の型を指定しない関数の宣言と定義に対する警告を有効にします。(デフォルト: オフ)
-Wwrite-strings
const char * が (非 const) char * に変換された場合に診断メッセージを出力します。(デフォルト: オフ)

推奨されていない (古い) コマンドライン・オプションおよび削除されたコマンドライン・オプション

推奨されていない (現在はサポートされているが、将来のバージョンでは削除される予定の) コマンドライン・オプション、または削除された (サポートが終了した) コマンドライン・オプションの詳細は、ドキュメントの「コンパイラー・オプション」 > 「推奨されていないコンパイラー・オプション (古いオプション) と削除されたコンパイラー・オプション」を参照してください。

-fast の変更

-fast オプションは、一般的にランタイム・パフォーマンスを向上させるオプションのセットを指定するための簡単な方法です。ドキュメントに記載されているように、オプションのセットは変更されることがあります。-fast は、バージョン 10.0 では -xT を設定しますが、以前のバージョンでは -xP を設定します。この変更により不都合が生じる場合は、-fast を使用する代わりに、各オプションを個別に設定する必要があります。詳細は、ドキュメントの「コンパイラー・オプション」を参照してください。

代替コマンドライン・オプション

多くのコマンドライン・オプションでは、オプション名でハイフン ("-") の代わりに、古い記述方法の下線 ("_") を使用しています。この古い記述方法は、まだ有効です。

64 ビット インテル® プロセッサー・ベースの Mac システム

このバージョンには、インテル® 64 対応プロセッサー・ベースの Mac システム向けにコードを生成するコンパイラーと、IA-32 プロセッサー・ベースの Mac システム向けにコードを生成するコンパイラーが含まれています。

最適化された例外処理の実装

このバージョンでは、最適化の可能性を広げるために内部表現が単純化され、例外処理が完全に再設計されています。以下の点が改善されています。

Mudflap ポインターチェック

Mudflap は、コンパイル時のインストルメンテーションに基づき、ポインターの使用方法をチェックするための技術です。安全ではない可能性があるさまざまな C/C++ 構造に対して保護コードを追加し、ランタイム時に実際のエラー箇所を検出します。検出されるエラーは次のとおりです。

C++ クラス階層解析

C++ クラス階層解析は、C++ クラス階層情報を使用してコンパイラーに情報を提供します。これにより、コンパイル時により多くの仮想関数が解決可能となり、パフォーマンスが向上します。

手動 CPU ディスパッチの新しい cpuid コード

cpu_dispatch キーワードおよび cpu_specific キーワードで、インテル® Core™2 プロセッサーおよびストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 対応のインテル® Xeon® プロセッサー用の cpuid コード core_2_duo_ssse3 を使用できるようになりました。

改善されたパラレライザーおよびベクトライザー

このバージョンでは、メモリーおよびループの最適化を行う最適化レベル O2O3 で、並列化とベクトル化を統合するように最適化機構が完全に再設計されています。

次の改善により、パフォーマンスの大幅な向上が期待できます。

新しく強化された高度なループ変換の最適化レポート

ループ変換 (HLO) の最適化レポートは、ループ変換 (交換) を適用できなかった原因を示し、検出されたボトルネックが、ソースの変更により排除できる場合はループ変換を推奨します。これらのレポートは、より詳細な情報を提供し、理解しやすいように強化されています。

括弧で囲まれた型を使用する new 演算子の動作変更

C++ の new 演算子では、括弧で囲まれた型の直後に配列インデックスを使用することはできません。次に例を示します。

int main()
{
  char *p1 = new (char *)[20]; // array index is not allowed after ")"
  return 0;
}

以前のバージョンのインテル® C++ コンパイラーでは、配列インデックスは作成する型の一部とみなされ、コンパイラーおよび対象となる互換性バージョンにより、次のいずれかとして処理されました。

new ((char*)[20])

または

(new (char *))[20]

このバージョンでは、このような誤った使用をエラーとみなすように変更されています。

-std=c99 および -std=c89 の動作変更

-std=c99 オプションまたは -std=c89 オプションを使用する場合、インテル® コンパイラー 10.1 の動作は gcc と同じで、__STRICT_ANSI__ マクロを事前に定義します。アプリケーションがコンパイルエラーとなり、以前のバージョンの動作を使用する場合は、コマンドラインに -U__STRICT_ANSI__ を追加してください。

スタティックの検証

スタティックの検証は、複数のソースファイルに渡ってプログラムを静的に解析する新しい機能です。ユーザーコード内のさまざまな不具合や言語機能と矛盾している箇所を特定して、重要度に応じて報告します。スタティックの検証は、C/C++ および Fortran のコードを理解し、OpenMP 宣言子の解析も行います。
 
本リリースでは、スタティックの検証を有効にすると、リンカーが起動されず、実行ファイル、スタティック・リンク・ライブラリー、またはダイナミック・リンク・ライブラリーが生成されません。スタティックの検証により生成されるオブジェクト・ファイルは有効なものではなく、実際の実行ファイル、スタティック・リンク・ライブラリー、またはダイナミック・リンク・ライブラリーの生成には使用できません。現在の使用モデルでは、スタティックの検証は診断レポートを生成するための代替ビルドオプションとして追加されています。

詳細は、ドキュメントの「アプリケーションのビルド」 > 「エラー処理」 > 「コンパイル時エラー処理」 > 「スタティックの検証診断オプションの使用」を参照してください。

Xcode IDE でのスタティックの検証の使用

IDE 内でスタティックの検証サポートを有効にすると、最終的なビルドターゲット (例: 実行ファイル) は作成されません。スタティックの検証が必要な場合は、デバッグ (開発) 構成のコピーを作成して、スタティックの検証構成を別途作成することを推奨します。

-ansi-fp-port を意味しなくなりました

以前のバージョンのコンパイラーでは、-ansi スイッチは -fp-port を意味していました。バージョン 10.1 では、-ansi -fp-port を意味しなくなりました。そのため、特に x87 命令を使用する浮動小数点の演算において、コンパイラーは -ansi でより効率的なコードを生成できるようになりました。代入時およびキャスト時に、浮動小数点データをソースの精度に丸める必要がある場合は、-fp-port-ansi を併用してください。

関数名から余分な下線を削除

バージョン 9.1 では、コンパイラーは、asm 宣言により作成された関数名の前に下線を追加していました。これは、Linux* における gcc の動作と同じですが、Mac OS における gcc の動作とは異なっていました。バージョン 10.1 では、下線は追加されなくなりました。

動作環境

注:

インストール

コンパイラーのインストールおよびコンパイラー環境の設定についての情報は、『インストール・ガイド』を参照してください。

既知の問題

Xcode 使用上の注意

デバック用 .o ファイルの保存

Xcode 2.3 から、Dwarf 形式のデバッグ情報がオブジェクト (.o) ファイルに保存されます。デバッガーは、これらのオブジェクト・ファイルにアクセスして、デバッグ中のアプリケーションに関する情報を取得します。そのため、シンボリック・デバッグには、これらのファイルが必要です。

次のように、1 つのコマンドでプログラムがコンパイルおよびリンクされている場合、

icc -g -o hello.exe hello.c

コンパイラーによってオブジェクト・ファイルが生成されますが、コマンドが終了する前に削除されます。

このようなアプリケーションをデバッグするには、-save-temps コンパイラー・スイッチを使用して、.o ファイルを削除しないようコンパイラーに指示します。

例:

icc -g -save-temps -o hello.exe hello.c

アプリケーションを 2 つのステップに分けて、.o ファイルの生成を明示的に指定してビルドする場合、このスイッチは必要ありません。

例:

icc -c -g -o hello.o hello.c
icc -g -o hello.exe hello.o

リンク中の警告

インテル® コンパイラーでコンパイルしたアプリケーションをリンクするとき、ld から次のような警告が表示されることがあります。

ld: warning suggest use of -bind_at_load, as lazy binding may result in errors or different symbols being used
symbol _fdim used from dynamic library /usr/lib/system/libmathCommon.A.dylib(single module) not from earlier dynamic library libimf.dylib(fdim_stub.o)
[…]

この警告は、libimf.dyliblibmathCommon.A.dyblib の両方で 16 のシンボルが見つかると表示されます。これは、インテル® ライブラリーを動的にリンクした場合 (デフォルト) に発生します。インテル® ライブラリーを静的にリンクした場合、警告は表示されません。しかし、警告が表示された場合でも、シンボルが実行可能ファイルの libimf.dylib またはリンクしたダイナミック・ライブラリーから正しくリンクされていることを確認しています。したがって、これらの警告メッセージは無視してかまいません。

"otool -vH <executable>" を使用して、シンボルがどのダイナミック・ライブラリーによって解決されたか確認することができます。

アプリケーション実行中の Library not loaded エラー

インテル® コンパイラーでビルドしたアプリケーションの実行中に、次のようなエラーが表示されることがあります。

dyld:Library not loaded:libsvml.dylib
reason: image not found

このエラーは、インテルのダイナミック・ライブラリーが見つからないときに表示されます。この問題を解決するには、次の操作を行ってください。

テクニカルサポート

インストール時にコンパイラーの登録を行わなかった場合は、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センターで登録してください。登録を行うことで、サポートサービス期間 (通常は 1 年間) の間、すべてのアップデートと新しいバージョンの入手を含む、インテル® プレミアサポートのすべての機能にアクセスできます。

テクニカルサポート、製品のアップデート、ユーザーフォーラム、FAQ、ヒント、およびその他のサポート情報は、http://www.intel.com/software/products/support/cmac を参照してください。

注: 代理店がテクニカルサポートを提供している場合は、インテルではなく代理店にお問い合わせください。

問題の送信方法

問題を送信する手順は次のとおりです。

  1. http://www.intel.com/software/products/support にアクセスして、インテル® プレミアサポートのリンクをクリックします。
  2. サイトにログインします。ログイン名とパスワードを入力します。どちらも大文字と小文字が区別されます。
  3. 左側のナビゲーション・バーの [Submit Issue] リンクをクリックします。
  4. [Product Type] ドロップダウン・リストから [Development Environment (tools,SDV,EAP)] を選択します。
  5. ソフトウェアまたはライセンスに関する問題の場合は、[Product Name] ドロップダウン・リストから [Intel® C++ Compiler for Mac OS* X] を選択します。
  6. 質問を入力します。ウィンドウの残りのフィールドも記入して、問題箇所の送信を完了します。

注: 特定の国へのアクセスを制限する必要があるソースコードを送信する場合は、ソースコードを送信する前にサポート担当者までお問い合わせください。

問題の報告および製品に関するご意見を送信される際のガイドライン

  1. 問題、その他ご意見を入力してください。
    問題の報告の場合は、その問題を再現できるように、できるだけ具体的に説明してください。コンパイラーの問題報告の場合は、できるだけコンパイラー・オプションと簡単なテストコードを追加してください。
  2. システム構成情報を入力してください。

    下記のコマンドで、インテル® C++ コンパイラーのパッケージ ID を取得します。
        > icc -V
    出力された「Package ID」(例: m_cc_x_10.1.xxx) をインテル® プレミアサポートの適切なフィールドにコピーします。また、問題の解決に役立つと思われる事項はすべてお伝えください。

  3. コンパイラーをインストールできない場合、またはパッケージ ID を取得できない場合は、ダウンロードしたファイル名をパッケージ ID として入力してください。

解決済みの問題

コンパイラーの最新バージョンで修正された問題点については、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センターからダウンロードできる <package ID>_README (例: m_cc_x_10.1.xxx_README) を参照してください。

Compiler Error Source Reducer (CESR)

Compiler Error Source Reducer (CESR) は、C/C++ または Fortran ソースコードで構成されたテストケースの収集、縮小、特定、保護、文書化、およびバンドルを行うユーティリティーのセットです。大規模なアプリケーションからインテル® プレミアサポートに送信する小さなテストケースを抽出する場合に便利です。CESR は、インテル® ソフトウェア開発製品レジストレーション・センターの [製品のダウンロード] からダウンロードできます。製品を選択して、バージョンのドロップダウンから [CESR] を選択します。CESR は試験的に提供されているもので、サポートは提供されておりません。CESR に関するご意見およびご感想は、インテル® プレミアサポートまでお寄せください。CESR を利用するには、Python* 2.2 またはそれ以降をあらかじめインストールしておく必要があります。

ドキュメント

インテル® C++ コンパイラーには、さまざまなドキュメントが含まれています。<install-dir> フォルダーにあるファイルエイリアスを開いて利用可能なドキュメントの一覧を表示できます。ファイルエイリアスは、Intel® C++ Compiler Documentation です。(エイリアス・ターゲット・ファイルは <install-dir>/doc/Doc_Index.html です。)

『インテル® C++ コンパイラー 10.1 Mac OS* X 版入門ガイド』の手順を実行することで、コンパイラーの操作方法を素早く理解することができます。<install-dir> フォルダーにあるファイルエイリアスを開いて入門ガイドを表示できます。ファイルエイリアスは、Getting Started with the Intel® C++ Compiler です。(エイリアス・ターゲット・ファイルは <install-dir>/doc/Getting_Started.html です。)

追加情報

関連製品とサービス

インテル® ソフトウェア開発製品の詳しい情報については、http://www.intel.co.jp/jp/software/products/ を参照してください。

著作権と商標について

本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む) にも一切応じないものとします。インテルによる書面での同意がない限り、インテル製品は、インテル製品の停止を起因とする人身傷害または死亡を想定して設計されていません。

インテル製品は、予告なく仕様や説明が変更される場合があります。機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。この情報は予告なく変更されることがあります。この情報だけに基づいて設計を最終的なものとしないでください。

本資料で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。

最新の仕様をご希望の場合や製品をご注文の場合は、お近くのインテルの営業所または販売代理店にお問い合わせください。

本書で紹介されている注文番号付きのドキュメントや、インテルのその他の資料を入手するには、1-800-548-4725 (アメリカ合衆国) までご連絡いただくか、インテルの Web サイトを参照してください。

Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Core、Xeon は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。

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