MMX(R) テクノロジーの組み込み関数のプロトタイプは、ヘッダーファイル mmintrin.h 内にあります。
次の表で示す組み込み関数は比較演算を実行します。組み込み関数名をクリックすると、その組み込み関数の詳細が表示されます。
組み込み関数名 | 操作 | 対応する MMX 命令 |
---|---|---|
_mm_cmpeq_pi8 | 等しい | PCMPEQB |
_mm_cmpeq_pi16 | 等しい | PCMPEQW |
_mm_cmpeq_pi32 | 等しい | PCMPEQD |
_mm_cmpgt_pi8 | より大きい | PCMPGTB |
_mm_cmpgt_pi16 | より大きい | PCMPGTW |
_mm_cmpgt_pi32 | より大きい | PCMPGTD |
__m64 _mm_cmpeq_pi8(__m64 m1, __m64 m2)
m1 の各 8 ビット値が、それに対応する m2 の 8 ビット値に等しい場合は、それに対応する結果の 8 ビット値をすべて 1 に設定します。それ以外の場合は、すべて 0 に設定します。
__m64 _mm_cmpeq_pi16(__m64 m1, __m64 m2)
m1 の各 16 ビット値が、それに対応する m2 の 16 ビット値に等しい場合は、それに対応する結果の 16 ビット値をすべて 1 に設定します。それ以外の場合は、すべて 0 に設定します。
__m64 _mm_cmpeq_pi32(__m64 m1, __m64 m2)
m1 の各 32 ビット値が、それに対応する m2 の 32 ビット値に等しい場合は、それに対応する結果の 32 ビット値をすべて 1 に設定します。それ以外の場合は、すべて 0 に設定します。
__m64 _mm_cmpgt_pi8(__m64 m1, __m64 m2)
m1 の各符号付き 8 ビット値が、それに対応する m2 の符号付き 8 ビット値より大きい場合は、それに対応する結果の 8 ビット値をすべて 1 に設定します。それ以外の場合は、すべて 0 に設定します。
__m64 _mm_cmpgt_pi16(__m64 m1, __m64 m2)
m1 の各符号付き 16 ビット値が、それに対応する m2 の符号付き 16 ビット値より大きい場合は、それに対応する結果の 16 ビット値をすべて 1 に設定します。それ以外の場合は、すべて 0 に設定します。
__m64 _mm_cmpgt_pi32(__m64 m1, __m64 m2)
m1 の各符号付き 32 ビット値が、それに対応する m2 の符号付き 32 ビット値より大きい場合は、それに対応する結果の 32 ビット値をすべて 1 に設定します。それ以外の場合は、すべて 0 に設定します。