最適化の制限

次の表は、インテル(R) コンパイラーによる最適化を制限するオプションの一覧です。

Linux* および Mac OS*

Windows*

効果

-O0

/Od

すべての最適化を無効にします。コンパイル時間を優先する開発段階では、このオプションを使用してください。

Linux* および Mac OS*:

  • -fp オプションと -fmath-errno オプションを設定します。

Windows*:

  • すべての最適化を無効にして、/Od /Ob1 (最適化処理のすべてを無効にし、インライン化のみを有効にする) のような特定の最適化を指定する場合は、/Od を使用します。

詳細は、次のトピックを参照してください。

  • -O0 コンパイラー・オプション

-g

/Zi、/Z7

デバッガーで使用するため、オブジェクト・ファイルにシンボリック・デバッグ情報を生成します。

このオプションは、アーキテクチャーとオペレーティング・システムに応じて、他のコンパイラー・オプションを有効または無効にします。詳細は、次のトピックを参照してください。

  • -g コンパイラー・オプション

-fno-builtin

/Oi-

組み込み関数のインライン展開を無効にします。

詳細は、次のトピックを参照してください。

  • -fbuiltin コンパイラー・オプション

-fmath-errno、
-fno-math-errno

相当するオプションなし

算術ライブラリー関数の呼び出しの後に、errno がテストされると仮定するようコンパイラーに指示します。

最適化を制限する詳しい方法については、「最適化の制限のサポート」を参照してください。

診断オプション

Linux および Mac OS

Windows

効果

-sox

/Qsox

コンパイラー・オプションとバージョン番号を実行ファイルに保存するようにコンパイラーに指示します。リンク処理中に、リンカーは情報文字列を実行ファイル内に置きます。このオプションを使用すると、ファイルのサイズは多少増加しますが、リグレッション問題におけるバージョンの識別が簡単になります。

詳細は、次のトピックを参照してください。

  • -sox コンパイラー・オプション