inline-max-total-size、Qinline-max-total-size

インライン展開時のルーチンサイズの上限を指定します。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャー、インテル(R) 64 アーキテクチャー、IA-64 アーキテクチャー

構文

Linux* および Mac OS*: -inline-max-total-size=n
-no-inline-max-total-size
Windows*:  /Qinline-max-total-size=n
/Qinline-max-total-size-

引数

n インライン展開時のルーチンサイズの上限を指定する正の整数です。

デフォルト

-no-inline-max-total-size または
/Qinline-max-total-size-
コンパイラーは、ルーチンのインライン展開時にデフォルトのヒューリスティックを使用します。

説明

このオプションは、インライン展開時のルーチンサイズの上限を指定します。これは、ルーチンの元のサイズも制限します。例えば、n に 2000 と指定した場合、ルーチンサイズは通常 2000 より上にはなりません。

-no-inline-max-total-size (Linux および Mac OS) または /Qinline-max-total-size- (Windows) を指定した場合、インライン展開時のルーチンサイズの上限はありません。

インライン化に関する重要な制限についてコンパイラー値を参照するには、コンパイラー・オプション -opt-report (Linux および Mac OS) または /Qopt-report (Windows) を指定してください。

警告

このオプションを使用してデフォルトを変更すると、コンパイラーにより多くのインライン化が行われ、メモリーが不足し、"out of memory" メッセージが表示されて終了することがあります。

代替オプション

なし

関連情報

inline-factor、Qinline-factor コンパイラー・オプション

opt-report、Qopt-report コンパイラー・オプション

アプリケーションの最適化:
コンパイラーが指示するユーザー関数のインライン展開

デベロッパーが指示するユーザー関数のインライン展開