資料番号: 307056-020JA
インテル(R) C++ コンパイラー 10.0 は、Linux システムで C および C++ ソースファイルをコンパイルします。IA-32、インテル(R) 64、および IA-64 アーキテクチャーでサポートされています。
インテル(R) C++ コンパイラーは、コマンドウィンドウから、または Eclipse* 統合開発環境内で実行できます。Eclipse は、IA-32 および IA-64 アーキテクチャーでサポートされています。
インテル(R) C++ コンパイラーを root としてインストールする場合、デフォルトのインストール・パスは、/opt/intel/cc/10.0.xxx/ です。ここで、xxx は 3 桁のビルド番号です。インテル(R) 64 アーキテクチャーでは、パスは /opt/intel/cce/10.0.xxx/ です。このドキュメントでは、デフォルトのインストール・パスを <install-dir> として表記しています。
コンパイラーのドキュメントは、<install-dir>/doc/ ディレクトリーにインストールされます。各ドキュメントの概要については、ドキュメント・インデックス (Doc_Index.htm) を参照してください。
コンパイラーを起動する前に、"source" コマンドを使用してコンパイラーの環境スクリプト iccvars.sh (または iccvars.csh) を実行し、環境変数を設定することができます。
source /opt/intel/cc/10.0.xxx/bin/iccvars.sh |
C 言語ソースファイル (例えば、my_source_file.c) をコンパイルするには、次のコマンドを使用します。
icc my_source_file.c |
C++ ソースファイルをコンパイルするには、次のコマンドを使用します。
icpc my_source_file.cpp
コンパイルが正常に終了すると、実行可能ファイル a.out が現在のディレクトリーに作成されます。
インテル(R) コンパイラーには、man ページも含まれています。環境スクリプトを実行した後、man ページを開いて、コンパイラー・オプションの一覧を表示できます。
man icc |
-help オプションを指定してコンパイラーを起動すると、コマンドラインから利用できるコンパイラーのオプションが表示されます。
icc -help |
Eclipse でコンパイラーを使用する方法についての最新の情報は、コンパイラー・ドキュメントの「アプリケーションのビルド」を参照してください。
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