fabi-version

特定の ABI 実装を選択するようコンパイラーに指示します。

IDE オプション

Windows: なし
Linux: [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [gcc Compatibility Options (gcc 互換オプション)]
Mac OS: なし

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャー、インテル(R) 64 アーキテクチャー、IA-64 アーキテクチャー

構文

Linux* および Mac OS*: -fabi-version=n
Windows*:    なし

引数

n      ABI 実装です。設定可能な値は以下のとおりです。
  0      最新 ABI を要求します。
  1 gcc* 3.3 で使用されている ABI を要求します。
  2 gcc 3.4 以降で使用されている ABI を要求します。

現在、0 と 2 は同じです。

デフォルト

-fabi-version=0      gcc 3.2 がインストールされている場合。
-fabi-version=1 gcc 3.3 がインストールされている場合。
-fabi-version=2 gcc 3.4 以降がインストールされている場合。

説明

このオプションは、特定の ABI 実装を選択するようコンパイラーに指示します。このオプションは、gcc の -fabi-version オプションと互換性があります。複数のバージョンの gcc をインストールしている場合、パスから検出された gcc のバージョンによっては、コンパイラーは n の値を変更することがあります。

gcc 3.2 および 3.3 は、ABI に完全には対応していませんが、gcc 3.4 は ABI に高度に対応しています。

警告

1 つの -fabi-version で異なる値を混在させないでください。

代替オプション

なし