G1、G2、G2-p9000

IA-64 アーキテクチャー・ベースのシステム向けに、アプリケーションのパフォーマンスを最適化します。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

IA-64 アーキテクチャー

構文

Linux*: なし
Mac OS*: なし
Windows*:  /G1
/G2
/G2-p9000

引数

なし

デフォルト

/G2 IA-64 アーキテクチャー・ベースのシステム向けにパフォーマンスを最適化します。

説明

これらのオプションは、アプリケーションのパフォーマンスを特定のインテル(R) プロセッサーまたはプロセッサー・ファミリー向けに最適化します。コンパイラーは、IA-64 アーキテクチャーの機能を活用するコードを生成します。

オプション 説明
G1 IA-64 アーキテクチャー・ベースのプロセッサー向けに最適化します。
G2 インテル(R) Itanium(R) 2 プロセッサー向けに最適化します。
G2-p9000 デュアルコア インテル Itanium 2 プロセッサー 9000 系のプロセッサー向けに最適化します。このオプションは、生成された命令の順序に影響を与えますが、プログラムがデュアルコア インテル Itanium 2 プロセッサー 9000 系のプロセッサー固有の組み込み関数を使用 (実行) しない限り、生成された命令はインテル Itanium 2 プロセッサー命令に限定されます。

これらのオプションは、常に同じアーキテクチャーのインテル・プロセッサーと下位互換のあるコードを生成します。例えば、G2 オプションを使用して生成されたコードは、インテル Itanium 2 プロセッサーおよび IA-64 アーキテクチャー・ベースのプロセッサーでも正しく動作します。ただし、G1 オプションを使用して生成されたコードよりも多少遅くなります。

代替オプション

/G1 Linux: -mtune=itanium
Mac OS: なし
Windows: なし
/G2 Linux: -mtune=itanium2
Mac OS: なし
Windows: なし
/G2-p9000 Linux: -mtune=itanium2-p9000, -mcpu=itanium2-p9000
Mac OS: なし

Windows: なし

関連情報

mtune コンパイラー・オプション

次の例では、ソースプログラム prog.c のコンパイル済みバイナリーは、デフォルトでインテル Itanium 2 プロセッサー向けに最適化されます。このバイナリーは、IA-64 アーキテクチャー・ベースのプロセッサー上でも実行できます。各コード (行) には同じ効果があります。

icl prog.c
icl /G2 prog.c

次の例は、IA-64 アーキテクチャー・ベースのプロセッサー向けに最適化されたバイナリーを生成します。


icl /G1 prog.c