g、Zi、Z7

オブジェクト・ファイルまたはプロジェクト・データベース (PDB) ファイルにすべてのデバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。

IDE オプション

Windows: [General (全般)] > [Debug Information Format (デバッグ情報の書式)] (/Z7、/Zd、/Zi)

Linux: なし

Mac OS X: [General (全般)] > [Generate Debug Information (デバッグ情報の生成)] (-g)

アーキテクチャー

IA-32、インテル® 64 アーキテクチャー

構文

Linux* および Mac OS* X:

-g

Windows:

/Zi

/Z7

引数

なし

デフォルト

オフ

オブジェクト・ファイルまたは PDB ファイルにデバッグ情報を生成しません。

説明

-g (Linux* OS および Mac OS* X) と /Z7 (Windows*) は、オブジェクト・ファイルのサイズを大きくするシンボリック・デバッグ情報をオブジェクト・ファイルに生成するようにコンパイラーに指示します。/Zi オプション (Windows*) は、PDB ファイルにシンボリック・デバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。

ファイルに名前を付ける場合は、/Fd を指定します。指定しない場合、コンパイルステップで使用される PDB ファイルは vc90.pdb (Microsoft* Visual Studio* 2008)、vc100.pdb (Microsoft* Visual Studio* 2010) です。Microsoft* Visual Studio* を使用する場合、環境設定が正しく設定されているため、通常このオプションを指定する必要はありません。

コンパイラーは、アセンブリー・ファイルへのデバッグ情報の生成はサポートしていません。これらのオプションを指定すると、生成されるオブジェクト・ファイルにはデバッグ情報が含まれますが、アセンブリー・ファイルには含まれません。

これらのオプションは、同じコマンドラインで O2 (またはそれ以上) が明示的に指定されていない限り、O2 をオフにして O0 (Linux* および Mac OS* X) または Od (Windows*) をデフォルトにします。

インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Linux OS システム、IA-32 アーキテクチャー・ベースの Linux OS および Mac OS X システムでは、-g オプションまたは -O0 オプションを指定すると -fno-omit-frame-pointer オプションが設定されます。

Microsoft* Visual Studio* 2005 を使用してコンパイルする場合や /Qvc8 が指定されている場合は、/Zd オプションは /Z7 オプションと等価なものとして扱われます。つまり、いずれのオプションによってもデバッグ情報はオブジェクト・ファイルに排出されます。デバッグ情報を pdb ファイルに排出する方法はありません。これは、並列ビルドを実行する際に、以前のバージョンのインテル® コンパイラーと互換性を保つためです。

代替オプション

/Zi

Linux* および Mac OS* X: なし

Windows*: /debug:full/debug:all、または /debug

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