fimf-absolute-error、Qimf-absolute-error

算術ライブラリー関数の結果における絶対誤差の最大限許容値を定義します。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャーおよびインテル® 64 アーキテクチャー

構文

Linux* および Mac OS* X:

-fimf-absolute-error=value[:funclist]

Windows:

/Qimf-absolute-error:value[:funclist]

引数

value

コンパイラーで使用する絶対誤差の最大限許容値を示す正の浮動小数点数です。

数値形式は、[digits] [.digits] [ { e | E }[sign]digits] です。

funclist

属性が適用される 1 つまたは複数の算術ライブラリー関数のリストです (オプション)。複数の関数を指定する場合は、カンマで区切る必要があります。

デフォルト

0 (ゼロ)

コンパイラーは、算術ライブラリー関数を呼び出すときにデフォルトのヒューリスティックを使用します。

絶対誤差設定が 0 の場合、関数は相対誤差によって制約されます。これは、デフォルトの動作です。

説明

このオプションは、算術ライブラリー関数の結果における絶対誤差の最大限許容値を定義します。

このオプションで実行時のパフォーマンスを向上できますが、結果の精度が低下する可能性があります。

このオプションは、log、sin、asin などのような、戻り値がゼロの可能性のある関数にのみ影響します。

特定の関数における相対誤差は、max-error や精度を設定するオプションにより決定されます。 関数の戻り値は、max-error 値よりも低い相対誤差、あるいは absolute-error 値よりも低い絶対誤差でなければなりません。

Note icon

LIBM (算術ライブラリー) および SVML (Short Vector Math Library) ライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。

代替オプション

なし

関連情報


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