インテル® Fortran は、インテル® Fortran ライブラリー・ルーチン用のインターフェイス定義と、標準の INCLUDE ディレクトリーにあるほぼすべての Windows* API ルーチン用のインターフェイス定義を提供します。
Windows* API インターフェイス定義をインクルードするには、次の手順を行います。
すべての Windows* API ルーチン定義をインクルードするには、USE IFWIN 文を追加します。
USE IFWIN 文を使用すると、ほとんどの Windows* ルーチンのパラメーターとインターフェイスをすべてインテル® Fortran プログラムで利用することができます。Windows* 機能を使用するすべてのプログラムまたはサブプログラムで、グラフィックの呼び出しを行う各サブプログラムに必要な USE IFWIN 文をインクルードすることができます。
宣言文 (IMPLICIT NONE または INTEGER) の前、または宣言文を含むその他すべてのモジュールの前に USE 文を追加します。
Windows* アプリケーションのパラメーターおよびインターフェイスを制限することで、コンパイル時間を短縮することができます。これを行うには、複数の USE 文で必要な Windows* API のサブセットのみインクルードします (...\INCLUDE\IFWIN.F90 参照)。
呼び出されるルーチンで使用する固有のライブラリーを特定するには、『Platform SDK』オンライン・ドキュメント (英語) で、ルーチンに関するページの下部にある QuickInfo を参照してください。QuickInfo は、インポート・ライブラリーの名前を一覧表示しています。例えば、GetSystemTime だけを呼び出す場合、kernel32.mod (バイナリー形式) が提供するインターフェイス定義が必要となります。これを行うには、次の USE 文を追加します。
USE KERNEL32
コンパイル時間をさらに短縮するには、USE 文に ONLY キーワードを追加します。次に例を示します。
USE KERNEL32, only: GetSystemTime, GetLastError
© 1996-2011 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。