Microsoft* Visual Studio* 2010 のソースエディター機能の使用

Microsoft* Visual Studio* 2010 の Fortran ソースエディターでは多くの拡張機能が利用できます。

モジュールおよびプロシージャーのナビゲーション・バー

ソースエディター・ペインの上部に表示される 2 つのペインからなるナビゲーション・バーでは、特定のモジュール (左のペイン) とプロシージャー (右のペイン) へ移動することができます。ナビゲーション・バーを有効にするには、[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] > [Text Editor (テキスト エディター)] > [Fortran] > [General (全般)][Navigation Bar (ナビゲーション バー)] を選択します。

ソースエディター・ペイン

スマートインデント

スマートインデントは自動的にブロック構造 (IF や DO など) をインデントし、END 文を左詰めにします。スマートインデントを有効にするには、[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] > [Text Editor (テキスト エディター)] > [Fortran] > [Tabs (タブ)] でスマートインデントを選択します。

コードスニペットの挿入

コードスニペットの挿入により、リストからプロトタイプ構造 (DO WHILE や MODULE) を挿入できます。右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから、[Insert Snippet...(スニペットの挿入...)] オプションを選択してリストを表示し、スニペットを挿入します。

区切り記号マッチング

区切り記号マッチングにより、ブロック構造 (IF...THEN...END IF, DO...END DO) 内の対応する文へジャンプすることできます。Ctrl + ] を使用してジャンプします。区切り記号マッチングを有効にするには、[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] > [Text Editor (テキスト エディター)] > [General (全般)][Automatic delimiter highlighting (区切り記号を自動強調表示する)] を選択します。

Fortran エディター・オプション・ページ

[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] > [Text Editor (テキスト エディター)] > [Fortran] > [Advanced (詳細)] では、Fortran 詳細オプションが表示されます。

ブラウズ/ナビゲーション・セクション

[Collect Object Browser information (オブジェクト・ブラウザー情報の収集)]: 階層ツリーでプロジェクトのプロシージャーを表示するには、このオプションを選択します。これを有効にすると、[View (表示)] > [Object Browser (オブジェクト ブラウザー)] を選択して、プロシージャーを表示できます。

[Disable Database (データベースを無効化)]: コード・ブラウズ・データベースの作成を無効にするには、このオプションを選択します。これにより、遅いマシンではパフォーマンスが向上することがあります。データベースを無効すると、コードブラウズ情報に依存するすべての機能は動作しなくなります。

[Enable Find all References (すべての参照の検索を有効化)]: シンボルが参照されているコード箇所を表示するには、このオプションを選択します このオプションを有効にすると、右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから [Find All References(すべての参照の検索)] を使用して、選択されたシンボルの参照リストを表示できます。参照を検索するには、その参照をダブルクリックします。

[Enable Go To Definition (定義へ移動を有効化)]: オブジェクトの定義へ素早く移動する機能を有効にするには、このオプションを選択します。このオプションを有効にすると、右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから [Go to Definition (定義へ移動)] を使用して、選択されたオブジェクトが宣言された場所を見つけられます。必要に応じて関連付けられたソースファイルを開けます。([Scan system includes (システム・インクルードをスキャン)] オプションも有効な場合、システムモジュール (IFWINTY など) で宣言されたオブジェクトにより、そのモジュールに関連付けられたソースも開きます。)

[Scan system includes (システム・インクルードをスキャン)]: システム・インクルード・ファイルをスキャンするには、このオプションを選択します。このオプションは次のオプションとともに使用します: [Collect Object Browser information (オブジェクト・ブラウザー情報の収集)][Enable Find all References (すべての参照の検索を有効化)][Enable Go To Definition (定義へ移動を有効化)]

組み込み関数セクション

[Enable Intrinsic Parameter Info (組み込みパラメーター情報を有効化)]: 組み込み関数およびサブルーチンのパラメーター情報を表示するには、このオプションを選択します。このオプションが有効な場合、組み込みプロシージャー名と開き括弧をタイプすると、そのプロシージャーの情報と引数が表示されます。

[Enable Intrinsic Quick Info (組み込み関数クイック情報を有効化)]: マウスポインターが組み込み関数名またはサブルーチン名に移動したときに追加情報を表示するには、このオプションを選択します。

その他のセクション

[Enumerate Comment Tasks (コメントタスクの列挙)]: コメントが含まれるソースファイルからなるタスクの一覧を表示するには、このオプションを選択します。コメントは ! 文字で始まり、TO DO などのトークンが後に続きます。有効なトークンは、[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] > [Environment (環境)] > [Task List (タスク一覧)] にリストされています。このオプションが有効な場合、[View (表示)] > [Task List (タスク一覧)] のタスク一覧から [Comments (コメント)] を選択できます。リストのコメントをダブルクリックすると、その場所へジャンプできます。

[Highlight Matching Tokens (マッチングトークンのハイライト表示)]: 識別子のハイライト表示と、ブロック区切り記号マッチングを有効するには、このオプションを選択します。このオプションを有効にすると、識別子にカーソルを合わせたときに、その識別子への参照がすべてハイライト表示されます。

アウトライン・セクション

[Enable Outlining (アウトラインを有効化)]: プログラムユニット全体を折りたたむには、このオプションを選択します。このオプションが有効な場合、PROGRAM、SUBROUTINE、FUNCTION、MODULE、BLOCK DATA 文でマイナス (-) またはプラス (+) 記号をクリックできます。

[Outline Statement Blocks (ブロック文のアウトライン)]: IF や DO などのブロック構造を折りたたむには、このオプションを選択します。[Enable Outlining (アウトラインを有効化)] オプションも選択する必要があります。


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