インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
このトピックでは、本リリースで新しく追加されたオプションの一覧を提供します。
次のラベルが示されたコンパイラー・オプションは、特定のシステムでのみ利用可能です。
ラベル |
意味 |
---|---|
i32 |
IA-32 アーキテクチャー・ベースのシステムで利用可能なオプションです。 |
i64em |
インテル® 64 およびインテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャー・ベースのシステムで利用可能なオプションです。 |
ラベルがない場合、そのオプションはサポートされているすべてのシステムで利用可能です。
ラベルに "のみ" とある場合、そのオプションはラベルで示されたシステムでのみ利用可能です。
オプションについての詳細は、各オプションの説明を参照してください。
この表で使用されている表記については、「表記規則」を参照してください。
新しいコンパイラー・オプションは、次の表にリストされています。
最初の表は、Windows* システムで利用できる新しいオプションです。
2 番目の表は、Linux* および OS X* システムで利用できる新しいオプションです。いずれか一方のシステムでのみオプションを利用できる場合は、その旨が示されます。
Windows* オプション |
説明 |
デフォルト |
---|---|---|
/check:keyword |
ランタイム時に特定の条件をチェックします。 |
オフ |
/Qcheck-pointers:keyword |
コンパイラーがポインターによるメモリーアクセスの範囲をチェックするかどうかを指定します。 |
/Qcheck-pointers:none |
/Qcheck-pointers-dangling:keyword |
コンパイラーがダングリング・ポインターの参照をチェックするかどうかを指定します。 |
/Qcheck-pointers-dangling:none |
/Qcheck-pointers-undimensioned[-] |
コンパイラーが次元なしで宣言された配列によるメモリーアクセスの範囲をチェックするかどうかを指定します。 |
/Qcheck-pointers-undimensioned- |
/Qdiag-enable:sc-enums |
列挙型の変数を、関連する列挙リテラルと等しい既知の値として扱うようにスタティック解析に指示します。 |
オフ |
/Qdiag-enable:sc-mode |
スタティック解析診断を有効にし、解析モードを指定します。 |
オフ |
/Qdiag-enable:sc-single-file |
スタティック解析で各ソースファイルを個別に処理するように指示します。 |
オフ |
/Qextend-arguments:n |
プロトタイプ宣言されていない関数と vararg 関数の呼び出しにおいてスカラー整数引数の拡張方法を制御します。 |
/Qextend-arguments:32 |
/Qgcc-dialect:ver |
Windows* とのリンク互換を保ちながら、gcc コンパイラーと互換性のある言語方言のサポートを有効にします。 |
オフ |
/Qguide-profile:filename | dir [, [filename | dir]...] |
/Qguide オプションと一緒に使用することで、ループ・プロファイラーのデータファイル (1 つまたは複数) を指定します。 |
オフ |
/watch[:keyword] |
コンソール出力ウィンドウに特定の情報を表示するようにコンパイラーに指示します。 |
/nowatch |
Linux* および OS X* オプション |
説明 |
デフォルト |
---|---|---|
-check=keyword |
ランタイム時に特定の条件をチェックします。 |
オフ |
-check-pointers=keyword (Linux* のみ) |
コンパイラーがポインターによるメモリーアクセスの範囲をチェックするかどうかを指定します。 |
-check-pointers=none |
-check-pointers-dangling=keyword (Linux* のみ) |
コンパイラーがダングリング・ポインターの参照をチェックするかどうかを指定します。 |
-check-pointers-dangling=none |
-[no-]check-pointers-undimensioned(Linux* のみ) |
コンパイラーが次元なしで宣言された配列によるメモリーアクセスの範囲をチェックするかどうかを指定します。 |
-check-pointers-undimensioned |
-clang-name=name (OS X* のみ) |
C コンパイル用の環境設定に使用する Clang コンパイラーを指定します。 |
オフ |
-clangxx-name=name (OS X* のみ) |
C++ コンパイル用の環境設定に使用する Clang++ コンパイラーを指定します。 |
オフ |
-debug [no]macros |
コンパイラーが C/C++ マクロのデバッグ情報を出力するかどうかを指定します。 |
-debug nomacros |
-debug [no]pubnames |
コンパイラーが DWARF debug_pubnames セクションを生成するかどうかを指定します。 |
-debug nopubnames |
-diag-enable sc-enums |
列挙型の変数を、関連する列挙リテラルと等しい既知の値として扱うようにスタティック解析に指示します。 |
オフ |
-diag-enable sc-mode |
スタティック解析診断を有効にし、解析モードを指定します。 |
オフ |
-diag-enable sc-single-file |
スタティック解析で各ソースファイルを個別に処理するように指示します。 |
オフ |
-fextend-arguments=n |
プロトタイプ宣言されていない関数と vararg 関数の呼び出しにおいてスカラー整数引数の拡張方法を制御します。 |
-fextend-arguments=32 |
-fgnu89-inline |
C99 モードで関数のインライン展開に C89 セマンティクスを使用するようにコンパイラーに指示します。 |
オフ |
-f[no-]stack-protector-all |
関数を含むスタック・オーバーフロー・セキュリティー・チェックを有効/無効にします。 |
-fno-stack-protector-all |
-grecord-gcc-switches (Linux* のみ) |
コンパイラーの起動に使用されたコマンドライン・オプションを、DWARF デバッグ情報の DW_AT_producer 属性に追加します。 |
オフ |
-guide-profile=filename | dir [, [filename | dir]...] |
-guide オプションと一緒に使用することで、ループ・プロファイラーのデータファイル (1 つまたは複数) を指定します。 |
オフ |
-mmic (i64em; Linux* のみ) |
インテル® MIC アーキテクチャーでネイティブに実行するアプリケーションをビルドします。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
-no-offload (i64em; Linux* のみ) |
コンパイラーはオフロードの言語構造を無視します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
-offload-attribute-target=target-name (i64em; Linux* のみ) |
コンパイラーは、ソースファイル中のすべてのグローバルルーチンとグローバル・データ・オブジェクトにオフロード属性 "target(mic)" のフラグを付けます。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
-offload-option, target, tool, "option-list" (i64em; Linux* のみ) |
指定したターゲットとツールで使用されるオプションを明示的に指定できます。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
--sysroot (Linux* のみ) |
ヘッダーとライブラリーがある root ディレクトリーを指定します。 |
オフ |
-use-clang-env (OS X* のみ) |
Clang 環境を使用するようにします。 |
-no-use-clang-env |
-watch[=keyword] |
コンソール出力ウィンドウに特定の情報を表示するようにコンパイラーに指示します。 |
-nowatch |