インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

inline-max-total-size、Qinline-max-total-size

インライン展開時のルーチンサイズの上限を指定します。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

すべて

構文

Linux* および OS X*:

-inline-max-total-size=n

-no-inline-max-total-size

Windows*:

/Qinline-max-total-size=n

/Qinline-max-total-size-

引数

n

インライン展開時のルーチンサイズの上限を指定する正の整数です。

デフォルト

-no-inline-max-total-size
または /Qinline-max-total-size-

コンパイラーは、ルーチンのインライン展開時にデフォルトのヒューリスティックを使用します。

説明

このオプションは、インライン展開時のルーチンサイズの上限を指定します。これは、ルーチンの元のサイズも制限します。例えば、n に 2000 と指定すると、ルーチンサイズは通常 2000 より上にはなりません。

-no-inline-max-total-size (Linux* および OS X*) または /Qinline-max-total-size- (Windows*) を指定する場合、インライン展開時のルーチンサイズの上限はありません。

インライン展開に関する重要な制限についてコンパイラー値を参照するには、コンパイラー・オプション -opt-report (Linux* および OS X*) または /Qopt-report (Windows*) を指定してください。

警告

このオプションを使用してデフォルトを変更すると、コンパイラーにより多くのインライン展開が行われ、メモリーが不足し、"out of memory" メッセージが表示されて終了することがあります。

代替オプション

なし

関連情報


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