インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
ライブラリーはよく lib などのライブラリー・マネージャーを使用して作成されます。ライブラリー・マネージャーは、オブジェクト・リストを読み取り、そのオブジェクトを、次のリンク段階で使用するライブラリーに挿入します。
上記のコマンドは、a.o および b.o を含む user.a ライブラリーを作成します。
-ipo-c を使用してオブジェクトが作成された場合、アーカイブには有効なオブジェクトだけでなく、そのオブジェクト・ファイルの中間表現 (IR) も含まれます。例えば、次の例は、a.o および b.o を生成します。これらのオブジェクト・ファイルは、各ソースファイルに対するオブジェクト・コードと IR が含まれたライブラリーを生成するためにアーカイブされた可能性があります。
このドライバーは、オブジェクト・ファイルに保存している IR 上にコンパイラーを呼び出し、ライブラリーに挿入できる有効なオブジェクトを生成します。
xiar を使用することは、xild -lib を指定するのと同じです。
xilibtool を使用する場合、スタティック・ライブラリーを生成するには -static を、ダイナミック・ライブラリーを生成するには -dynamiclib を指定します。例えば、次のコマンド例は、a.o、b.o、および c.o オブジェクトを含むスタティック・ライブラリー、mylib.a を作成します。
次のコマンド例は、a.o、b.o、および c.o オブジェクトを含むダイナミック・ライブラリー、mylib.dylib を作成します。
xilibtool を指定することは、xild -libtool を指定するのと同じです。