インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

check-pointers-undimensioned、Qcheck-pointers-undimensioned

コンパイラーが次元なしで宣言された配列によるメモリーアクセスの範囲をチェックするかどうかを指定します。

IDE オプション

Windows*: [Code Generation (コード生成)] > [Turn off Checking for Undimensioned Arrays (次元のない配列のチェックを無効にする)]

Linux*: [Code Generation (コード生成)] > [Turn off Checking for Undimensioned Arrays (次元のない配列のチェックを無効にする)]

OS X*: なし

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャーおよびインテル® 64 アーキテクチャー

構文

Linux*:

-check-pointers-undimensioned

-no-check-pointers-undimensioned

OS X*:

なし

Windows*:

/Qcheck-pointers-undimensioned

/Qcheck-pointers-undimensioned-

引数

なし

デフォルト

-check-pointers-undimensioned または /Qcheck-pointers-undimensioned

次元なしで宣言された配列によるメモリーアクセスの範囲をチェックします。このチェックは、次元のある配列と次元のない配列の両方に対して行われます。

説明

コンパイラーが次元なしで宣言された配列によるメモリーアクセスの範囲をチェックするかどうかを指定します。

このオプションを使用するには、-check-pointers (Linux*) または /Qcheck-pointers (Windows*) も指定する必要があります。また、インテル® Composer XE 2013 およびインテル® Parallel Studio XE 2013 (またはインテル® C++ Studio XE 2013) がシステムにインストールされていなければなりません。

デフォルトの設定 -check-pointers-undimensioned (Linux*) および /Qcheck-pointers-undimensioned (Windows* ) では、標準的でないコードの複数の定義がリンク時にエラーになったり、ポインターのチェックを有効にしてコンパイルされていないライブラリー・コードのリンク時にリンカーにより未定義シンボルの警告が出されます。どちらの場合も、シンボルに cp_array_end という文字列が含まれます。

これらの問題を回避するには、-no-check-pointers-undimensioned (Linux*) または /Qcheck-pointers-undimensioned- (Windows*) を指定して、次元のない配列のチェックを無効にします。

-no-check-pointers-undimensioned または /Qcheck-pointers-undimensioned- を指定すると、次元のある配列も常にチェックされます。

代替オプション

なし

関連情報


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