次の表に、浮動小数点論理演算用のインテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2) の組込み関数のリストを示します。インテル® SSE2 の組込み関数のプロトタイプは、ヘッダーファイル emmintrin.h 内にあります。
各組込み関数演算の結果はレジスターに配置されます。各レジスターに配置される値については、次の表の関数名の詳細で示します。各組込み関数の結果レジスターは R0 と R1 で示します。R0 および R1 はそれぞれ、結果レジスターの 1 つの部分を表します。
組込み関数名
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演算子
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対応するインテル® SSE2 命令
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_mm_and_pd
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AND (論理積) を計算する
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ANDPD
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_mm_andnot_pd
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ANDNOT (論理積否定) を計算する
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ANDNPD
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_mm_or_pd
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OR (論理和) を計算する
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ORPD
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_mm_xor_pd
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XOR (排他的論理和) を計算する
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XORPD
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__m128d _mm_and_pd(__m128d a, __m128d b)
a と b の 2 つの倍精度浮動小数点値について、ビット単位の AND (論理積) を計算します。
__m128d _mm_andnot_pd(__m128d a, __m128d b)
a の 128 ビット値のビット単位の NOT (論理否定) を実行し、その結果と b の 128 ビット値について、ビット単位の AND (論理積) を計算します。
R0
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R1
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(~a0) & b0
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(~a1) & b1
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__m128d _mm_or_pd(__m128d a, __m128d b)
a と b の 2 つの倍精度浮動小数点値について、ビット単位の OR (論理和) を計算します。
__m128d _mm_xor_pd(__m128d a, __m128d b)
a と b の 2 つの倍精度浮動小数点値について、ビット単位の XOR (排他的論理和) を計算します。