インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

opt-mem-layout-trans、Qopt-mem-layout-trans

コンパイラーによって実行されるメモリーレイアウト変換のレベルを制御します。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャーおよびインテル® 64 アーキテクチャー

構文

Linux* および OS X*:

-opt-mem-layout-trans[=n]

-no-opt-mem-layout-trans

Windows*:

/Qopt-mem-layout-trans[:n]

/Qopt-mem-layout-trans-

引数

n

メモリーレイアウト変換のレベルです。設定可能な値は以下のとおりです。

0

メモリーレイアウト変換を無効にします。-no-opt-mem-layout-trans (Linux* および OS X*) または /Qopt-mem-layout-trans- (Windows*) を指定した場合と同じです。

1

基本的なメモリーレイアウト変換を有効にします。

2

中程度のメモリーレイアウト変換を有効にします。 -opt-mem-layout-trans (Linux* および OS X*) または /Qopt-mem-layout-trans (Windows*) を引数なしで指定した場合と同じです。

3

強力なメモリーレイアウト変換を有効にします。各コアに 4GB の物理メモリーがある場合にのみ、この設定を使用してください。

デフォルト

-opt-mem-layout-trans=2 または /Qopt-mem-layout-trans:2

コンパイラーは、中程度のメモリーレイアウト変換を実行します。

説明

このオプションは、コンパイラーによって実行されるメモリーレイアウト変換のレベルを制御します。このオプションによりキャッシュの再利用とキャッシュの局所性が向上します。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804

代替オプション

なし


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