インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
コンパイル診断オプション
親トピック:
コンパイラー・オプションのカテゴリーと説明
diag、Qdiag
診断情報の表示を制御します。
diag-dump、Qdiag-dump
有効なすべての診断メッセージを出力して、コンパイルを停止するようにコンパイラーに指示します。
diag-enable sc、Qdiag-enable:sc
このオプションは、diag および Qdiag の設定の 1 つです。
diag-enable sc-enums、Qdiag-enable:sc-enums
列挙型の変数を、関連する列挙リテラルと等しい既知の値として扱うようにスタティック解析に指示します。
diag-enable sc-include、Qdiag-enable:sc-include
診断メッセージを発行する際、インクルード・ファイルおよびソースファイルを解析するように指示します。
diag-enable sc-single-file、Qdiag-enable:sc-single-file
スタティック解析で各ソースファイルを個別に処理するように指示します。
diag-error-limit、Qdiag-error-limit
コンパイルを中断するまでに表示するエラー数を指定します。
diag-file、Qdiag-file
診断結果をファイルに出力します。
diag-file-append、Qdiag-file-append
診断解析結果をファイルに追加します。
diag-id-numbers、Qdiag-id-numbers
メッセージ ID を使用して診断メッセージを表示するようにコンパイラーに指示します。
diag-once、Qdiag-once
1 つまたは複数の診断メッセージを 1 度だけ発行するようにコンパイラーに指示します。
diag-sc-dir、Qdiag-sc-dir
スタティック解析結果を保存するディレクトリーを指定します。
fnon-call-exceptions
トラッピング命令が C++ 例外をスローすることができるコードを生成します。
traceback
ランタイム時に致命的なエラーが発生したとき、ソースファイルのトレースバック情報を表示できるように、オブジェクト・ファイル内に補足情報を生成するようにコンパイラーに指示します。
w
すべての警告メッセージを無効にします。
w、W
コンパイラーによって出力される診断メッセージのレベルを指定します。
Wabi
生成されたコードが C++ ABI に準拠していない場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wall
診断メッセージ (警告とエラー) を有効にします。
Wbrief
診断情報を簡易モードで表示するようにコンパイラーに指示します。
Wcheck
コンパイル時にコードチェックを実行するようにコンパイラーに指示します。
Wcomment
/* */ コメントの内部に /* がある場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wcontext-limit、Qcontext-limit
診断メッセージに示されるテンプレートのインスタンス化コンテキストの上限を設定します。
wd、Qwd
ソフト診断結果を無効にします。これは古いオプション (非推奨) です。
Wdeprecated
推奨されていない機能について警告を発行するかどうかを指定します。
we、Qwe
ソフト診断結果をエラーに変更します。これは古いオプション (非推奨) です。
Weffc++、Qeffc++
特定の C++ プログラミング・ガイドラインに基づく警告を有効にします。
Werror、WX
すべての警告をエラーに変更します。
Werror-all
すべての警告と現在有効なリマークがエラーとしてレポートされます。
Wextra-tokens
プリプロセッサー宣言子の最後にある余分なトークンについて警告を発行するかどうかを指定します。
Wformat
printf や scanf などの呼び出しで引数のチェックを有効にするかどうかを指定します。
Wformat-security
format 関数の使用が問題を引き起こす可能性がある場合、コンパイラーが警告を発行するかどうかを指定します。
Winline
インライン展開される項目の診断を有効にします。
WL
診断情報を簡易モードで表示するようにコンパイラーに指示します。
Wmain
main の戻り型が予想と一致しない場合に警告を発行するかどうかを指定します。
Wmissing-declarations
あらかじめ定義されていないグローバル関数およびグローバル変数に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wmissing-prototypes
プロトタイプの省略に対して警告を発行するかどうかを指定します。
wn、Qwn
コンパイルを中断するまでに表示するエラー数を制御します。これは古いオプション (非推奨) です。
Wnon-virtual-dtor
非仮想クラスとして宣言されているにもかかわらず、多相のようにみえるクラスの警告を発行するようにコンパイラーに指示します。
wo、Qwo
1 つまたは複数の診断メッセージを 1 度だけ発行するようにコンパイラーに指示します。これは古いオプション (非推奨) です。
Wp64
64 ビット・ポーティングの診断結果を出力するようにコンパイラーに指示します。
Wpointer-arith
疑わしいポインター計算に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wport
移植性に関する診断結果を出力するようにコンパイラーに指示します。
Wpragma-once
#pragma once の使用にに対して警告を発行するかどうかを指定します。
wr、Qwr
ソフト診断結果をリマークに変更します。これは古いオプション (非推奨) です。
Wremarks
リマークとコメントを表示するようにコンパイラーに指示します。
Wreorder
メンバー初期化子の順序がメンバーの実行順序と異なる場合に警告を発行するようにコンパイラーに指示します。
Wreturn-type
関数でデフォルトの int 戻り型が使用されている場合や void 関数で return 文が使用されている場合に警告を発行するかどうかを指定します。
Wshadow
変数宣言が前の宣言を隠す場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wsign-compare
符号付きの値と符号なしの値の比較で、符号付きの値が符号なしの値に変換されたときに正しくない結果を生成する可能性がある場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wstrict-aliasing
最適化における厳密なエイリアシング規則に違反している可能性のあるコードに対して警告を発行するかどうかを決定します。
Wstrict-prototypes
引数の型を指定しない関数の宣言と定義に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wtrigraphs
プログラムの意味を変更する可能性があるトリグラフ (3 文字表記) に対して警告を発行するかどうかを指定します。
Wuninitialized
初期化する前に変数を使用している場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wunknown-pragmas
不明な #pragma 宣言子が使用された場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wunused-function
宣言された関数が使用されていない場合、警告を発行するかどうかを指定します。
Wunused-variable
宣言された後に使用されていないローカルまたは非定数の静的変数に対して警告を発行するかどうかを指定します。
ww、Qww
ソフト診断結果を警告に変更します。これは古いオプション (非推奨) です。
Wwrite-strings
const char * が (非定数の) char * に変換された場合に診断メッセージを発行します。