インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
異なるバージョンのインテル® コンパイラーを選択して Eclipse* プロジェクトをコンパイルできます。Eclipse* の実行可能、共用ライブラリー、static ライブラリー、および makefile プロジェクトでは、Eclipse* の構成 (およびそのベースとなるツールチェーン) を使用してこのサポートが提供されています。各プラットフォームで現在サポートされているコンパイラーのバージョンについては、インテル® C++ Composer XE のリリースノートを参照してください。
プロジェクトをビルドするインテル® C++ コンパイラーのバージョンを選択するには、プロジェクトをビルドする前に、使用するバージョンのコンパイラーに関連付けられている構成を選択します。ビルドに使用するコンパイラー・バージョンの構成は、IDE 内のプロジェクトのプロパティーからアクセス可能な [Manage Configuration (構成の管理)] で作成できます。 プロジェクトを右クリックして、[Properties (プロパティー)] > [C/C++ Build (C/C++ ビルド)] を選択し、[Settings (設定)] または [Tool Chain Editor (ツール・チェーン・エディター)] を選択します。
[Configuration (構成)] で [Manage configurations (構成の管理)] を選択します。 [Manage Configuration (構成の管理)] ダイアログボックスが表示されます。
[Manage Configuration (構成の管理)] を使用して構成を作成する方法:
[New (新規作成)] をクリックします。
プロジェクトに一意の名前を付けます。 構成名は、ファイルシステムでディレクトリー名として使用されるため、$ や * などの予約文字を使用することはできません。
[Copy settings from (設定のコピー元)] を選択します。 [Existing configuration (既存構成)]、[Default configuration (デフォルト構成)]、[Import from projects (プロジェクトからインポート)]、[Import predefined (事前定義のインポート)] から選択できます。
アクティブな構成を変更することにより、コンパイラー・オプションなど、インテル® C++ コンパイラーのバージョン間で異なるプロジェクトのプロパティーを設定し、使用するコンパイラーのバージョンを選択、変更できます。アクティブな構成とは、Eclipse* IDE 内でアプリケーションをビルドする際に使用される構成のことです。
メジャーバージョンが同じで、マイナーバージョンが異なる複数のコンパイラーがシステムにインストールされている場合 (さらに、Eclipse* の実行可能、共用ライブラリー、または static ライブラリーでそのメジャーバージョンの構成がアクティブな場合)、Eclipse* IDE はデフォルトで、<install-dir>/bin/compilervars.[c]sh の実行により環境が設定さているコンパイラーを使用します。 プロジェクトでコンパイラーの環境が設定されていない場合は、最も新しいコンパイラー (例: マイナーバージョンの中で最もバージョン番号が高いもの) がデフォルトで使用されます。Eclipse*/CDT の makefile プロジェクトについては、コンパイラーを正常に起動できるようにコンパイラー環境が設定されていなければなりません。
プロジェクト・タイプに関係なく、コンパイラー環境は Eclipse* で設定し、コンパイラーのほかの環境設定を上書きできます。