インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
インテル® C++ コンパイラーには、高度に最適化された正確な算術関数を含む算術ソフトウェア・ライブラリーが含まれています。これらの関数は、科学やグラフィック・アプリケーションに広く使用されます。同様に、浮動小数点演算を多用するプログラムにも使用されます。C99 _Complex データ型のサポートを含めるには、-std=c99 コンパイラー・オプションを使用してください。
mathimf.h ヘッダーファイルには、ライブラリー関数のプロトタイプが含まれています。 利用可能な関数の一覧は、「関数一覧」を参照してください。
インテルの math.h ヘッダーファイルは、GCC の libm と互換性がありますが、GCC libm にリンクしません。 ソースは、gcc または icc のいずれかでビルドできます。icc でビルドすると、インテルの算術ライブラリー libimf とリンクします。 mathimf.h には、インテルの算術ライブラリー libimf のみにある追加の関数が含まれています。 ソースはインテルのコンパイラーとライブラリーでのみビルドできます。
インテルの算術ライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。