インテル® C++ コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

compilervars ファイルを使用するコンポーネントの場所の指定

コンパイラーを起動する前に、コンパイラーの関連コンポーネントの場所を定義する環境変数が設定されていることを確認する必要があります。

製品に含まれるバッチファイルを実行して、環境変数を設定することができます。

次の情報は、オペレーティング・システムに依存します。

Linux* および OS X*

source コマンドを使用して環境スクリプトを実行するには、コマンドラインで次のいずれかを入力してください。

source <install-dir>/bin/compilervars.sh <arg>

または

source <install-dir>/bin/compilervars.csh <arg>

環境スクリプトファイルでは、引数を 1 つ <arg> 指定します。

  • ia32: IA-32 アーキテクチャー専用のコンパイラーとライブラリー
  • intel64: インテル® 64 アーキテクチャー専用のコンパイラーとライブラリー

スクリプトを自動的に実行する場合は、スタートアップ・ファイルの最後にこのコマンドを追加します。

IA-32 アーキテクチャー専用の compilervars.sh 用のサンプル .bash_profile エントリー:

# set environment vars for Intel® C++ compiler
source <install-dr>/bin/compilervars.sh ia32

一部の Linux* ディストリビューションでは、.bash_profile から source コマンドで compilervars.sh を実行すると、LIBRARY_PATH の場所は期待どおり設定されないことがあります。 ターミナルセッションの開始後、source コマンドを使用して、compilervars.sh を実行する必要があります。 これは、インテル® C++ コンパイラー (icpc) のみに影響します。

Windows*

通常、このバッチファイルを実行する必要はありません。インテルの C++ コマンドライン・ウィンドウは、これらの環境変数を自動的に設定します。

提供されているコマンドライン・ウィンドウを使用せずに、コマンドライン・ウィンドウを起動する場合や、独自のスクリプトからコンパイラーを起動する場合にバッチファイルを実行する必要があります。

このバッチファイルは、インテル® C++ コンパイラーが使用するディレクトリーを、既存のパスの先頭に挿入します。これらのディレクトリーは最初に指定されているので、Windows* が提供するパスリストのディレクトリーよりも先に検索されます。これは、既存のディレクトリー・パスに、インテル® Fortran が必要とするファイルと同じ名前のファイルが含まれているような場合には特に重要です。

このバッチファイルには、2 つの引数を指定します。

<install-dir>\bin\compilervars.bat <arg1> [<arg2>]

<arg1> は、次のいずれかです。

<arg2> を指定する場合は、次のいずれかです。

<arg2> を指定しない場合は、インストール処理時に検出された Visual Studio* のバージョンが指定されます。


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