インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

ファイルの拡張子の理解

入力ファイルの拡張子

インテル® Visual Fortran コンパイラーは、ファイル拡張子から各入力ファイルの種類を解釈します。

ファイル拡張子は、そのファイルがコンパイラーとリンカーのどちらに渡されるのかを決定します。ifort コマンドでは、次の形式のファイルが使用されます。

次に、最も一般的なファイル拡張子およびその解釈を示します。

ファイル名

解釈

処理

<filename>.a (Linux* および OS X*)

<filename>.lib (Windows*)

オブジェクト・ライブラリー

リンカーに渡されます。

<filename>.f

<filename>.for

<filename>.ftn

<filename>.i

Fortran の固定形式ソース

インテル® Visual Fortran コンパイラーによってコンパイルされます。

<filename>.fpp

Linux* では、次の大文字の拡張子を含むファイル名:.FPP.F.FOR.FTN

Fortran の固定形式ソース

インテル® Fortran プリプロセッサー fpp によって自動的に前処理されてから、インテル® Visual Fortran コンパイラーによってコンパイルされます。

<filename>.f90

<filename>.i90

Fortran の自由形式ソース

インテル® Visual Fortran コンパイラーによってコンパイルされます。

<filename>.F90 (Linux* および OS X*)

Fortran の自由形式ソース

インテル® Fortran プリプロセッサー fpp によって自動的に前処理されてから、インテル® Fortran コンパイラーによってコンパイルされます。

<filename>.s (Linux* および OS X*)

<filename>.asm (Windows*)

アセンブリー・ファイル

アセンブラーに渡されます。

<filename>.o (Linux* および OS X*)

<filename>.obj (Windows*)

コンパイル済みのオブジェクト・ファイル

リンカーに渡されます。

コマンドラインからコンパイルする場合、コンパイラーの設定ファイルを使用して、入力ライブラリーのデフォルト・ディレクトリーを指定できます。入力ファイル、一時ファイル、ライブラリー、アセンブラー、およびリンカー用の追加ディレクトリーを指定するには、出力ファイル名とディレクトリー名を指定するコンパイラー・オプションを使用します。

出力ファイルの拡張子 (Windows*)

Windows* システムでは、コンパイラー・オプションには、作成する出力ファイル名を指定できるオプションがいくつもあります。次の表では、これらのコンパイラー・オプションについて説明しています。

拡張子なしでファイル名だけを指定すると、デフォルトの拡張子が追加されます。

コンパイラー・オプション

デフォルトのファイル拡張子

/Fafile

.ASM

/dll:file

.DLL

/exe:file

.EXE

/map:file

.MAP

関連情報


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