インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

インテル® MIC アーキテクチャー向け事前定義済みマクロ

このトピックは、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。

マクロ 定義されるタイミング このマクロを定義するコンパイラー・オプション

__MIC__

このマクロは、コプロセッサーで実行するコードをビルドする際にコンパイラーによって定義されます。

このマクロを使用して、コプロセッサー向けにコンパイルされ、コプロセッサー上でのみ実行されるようにコードを保護できます。

デフォルトで定義されます。CPU とコプロセッサーで実行するコードをビルドできますが、このマクロはコプロセッサーのコンパイルにのみ定義されます。no-offload を使用した場合は定義されません。

-mmic: コプロセッサーでのみ実行するコードをビルドします。このマクロが定義されます。

__KNC__

このマクロは、インテル® Xeon Phi™ プロセッサー (インテル® MIC アーキテクチャーのバリエーション) で実行するコードをビルドする際にコンパイラーによって定義されます。

このマクロを使用して、インテル® MIC アーキテクチャー固有の組込み関数のように、インテル® MIC アーキテクチャー・ベースのコプロセッサー向けにのみコンパイルして実行すべきコードを保護できます。

デフォルトで定義されます。CPU とコプロセッサーで実行するコードをビルドできますが、このマクロはコプロセッサーのコンパイルにのみ定義されます。no-offload を使用した場合は定義されません。

-mmic: コプロセッサーでのみ実行するコードをビルドします。このマクロが定義されます。

__INTEL_OFFLOAD

このマクロは、CPU とコプロセッサーで実行するコードをビルドする際にコンパイラーによって定義されます。

このマクロを no-offload または mmic コンパイラー・オプションとともに使用してオフロードビルドでのみ実行されるようにホストのコードを保護できます (mic_lib.f90omp_set_num_threads_target ファミリーの API の呼び出しなど)。

デフォルトで定義されます。CPU とコプロセッサーで実行するコードをビルドします。no-offload または mmic を使用した場合は定義されません。

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