インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
ランタイム時に、共通ブロックの動的割り当てを有効にします。
Windows*: [Data(データ)] > [Dynamic Common Blocks (ダイナミック COMMON ブロック)]
Linux*: なし
OS X*: [Data(データ)] > [Dynamic Common Blocks (ダイナミック COMMON ブロック)]
このオプションは、ランタイム時に指定された COMMON ブロックの動的割り当てを有効にします。次の例は、ランタイム時に共通ブロック a、b、c の動的割り当てを有効にします。
/Qdyncom "a,b,c" ! Windows* システム
-dyncom "a,b,c" ! Linux* および OS X* システム
次に、このオプションを使用する場合に注意する必要のあるいくつかの制限を示します。
ダイナミック COMMON 内のエンティティーを、DATA 文で初期化することはできません。
指定された COMMON ブロックだけがダイナミック COMMON として指定されます。
ダイナミック COMMON 内のエンティティーを、スタティック COMMON 内のエンティティーまたは DATA で初期化された変数とともに EQUIVALENCE 式で使用することはできません。