インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

fomit-frame-pointer、Oy

EBP を最適化で汎用レジスターとして使用するかどうかを指定します。

IDE オプション

Windows*: [Optimization (最適化)] > [Omit Frame Pointers (フレームポインターなし)]

Linux*: なし

OS X*: [Optimization (最適化)] > [Provide Frame Pointer (フレームポインターあり)]

アーキテクチャー

-f[no-]omit-frame-pointer: すべて

/Oy[-]: IA-32 アーキテクチャー

構文

Linux* および OS X*:

-fomit-frame-pointer

-fno-omit-frame-pointer

Windows*:

/Oy

/Oy-

引数

なし

デフォルト

-fomit-frame-pointer
または /Oy

EBP を最適化で汎用レジスターとして使用します。Linux* および OS X* システムでは、-O0 オプションまたは -g オプションが指定されている場合、デフォルトは -fno-omit-frame-pointer です。Windows* システムでは、/Od オプションが指定されている場合、デフォルトは /Oy- です。

説明

これらのオプションは、EBP を最適化で汎用レジスターとして使用するかどうかを指定します。-fomit-frame-pointer オプションおよび /Oy オプションは、使用を許可します。-fno-omit-frame-pointer オプションおよび /Oy- オプションは、使用を許可しません。

一部のデバッガーは、EBP をスタック・フレーム・ポインターとして使用するため、必要な操作をしない限りスタック・バックトレースを生成できません。-fno-omit-frame-pointer オプションおよび /Oy- オプションは、EBP レジスターをすべての関数のスタック・フレーム・ポインターとして使用するコードを生成するようにコンパイラーに指示します。これにより、デバッガーは、次の操作を行うことなく、スタック・バックトレースを生成できます。

-O0 オプションまたは -g オプションを指定すると、-fno-omit-frame-pointer オプションが設定されます。-O1-O2、または -O3 オプションを指定すると、-fomit-frame-pointer オプションが設定されます。

/Oy オプションは、/O1/O2、または /O3 オプションを指定すると設定されます。/Oy- オプションは、/Od オプションを指定すると設定されます。

-fno-omit-frame-pointer または /Oy- オプションを使用すると、利用可能な汎用レジスターが 1 つ減るため、生成するコードの効率が少し低下する場合があります。

代替オプション

Linux* および OS X*: -fp (これは古いオプションです)

Windows*: なし


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