インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

makefile を使用するアプリケーションのビルド

makefile を使用して、さまざまなパスを持つファイルを指定し、この情報を複数のコンパイルで使用できるように保存します。

Linux* および OS X*

makefile を使用して入力ファイルをコンパイルするには、/usr/bin/usr/local/binPATH 環境変数になければなりません。

C シェルを使う場合は、.cshrc ファイルを編集して、次の行を追加します。

setenv PATH  /usr/bin:/usr/local/bin:$PATH

その後、次のようにコンパイルができます。

make -f yourmakefile

-f は特定の makefile を指定する make コマンドのオプションです。

makefile で使用するビルドの依存関係情報の生成

-gen-dep (Linux* および OS X*) コンパイラー・オプションを使用して、コンパイル用のビルドの依存関係情報を生成します。 ビルドの依存関係には、INCLUDE 文や USE 文でアクセスされる .mod ファイルを含むすべてのファイルのリストが含まれます。 この出力結果を利用して、依存性が解決された適切な makefile を作成できます。

次のようなコードを含むソースファイルを考えてみます。

 module b
 include 'gendep001b.inc'
 end module b

 program gendep001
 use b
 a_global = b_global
end

/gen-depオプションまたは -gen-dep オプションを使用してソースをコンパイルすると、次の出力結果が生成されます。

 b.mod : \
 gendep001.f90
gendep001.obj : \
 gendep001.f90 gendep001b.inc

この出力結果から、生成された b.mod ファイルはソースファイル gendep001.f90 に依存していることが分かります。 同様に、生成された gendep001.obj ファイルは、gendpe001.f90ファイルと gendep001b.inc ファイルに依存しています。


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