インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
_PGOPTI_Prof_Dump_All() 関数は、インストルメント済みアプリケーションによって収集されたプロファイル情報をダンプします。 この関数呼び出しのプロトタイプは次のとおりです。
この関数の以前のバージョン _PGOPTI_Prof_Dump() は廃止されたため、使用することはできません。
プロファイル情報は、.dyn ファイル (PGO のフェーズ 2 で生成) に作成されます。
_PGOPTI_Prof_Dump_All() 関数に影響を与える環境変数は PROF_DIR/COV_DIR と PROF_DPI/COV_DPI です。 PROF_DIR/COV_DIR 環境変数は .dyn ファイルが保存されるディレクトリーを指定します。 または、-prof-gen を指定してビルドする場合、–prof_dir profmerge ツールオプションを使用して、PROF_DIR/COV_DIR 変数を使用せずにこのディレクトリーを指定できます。 PROF_DPI/COV_DPI 環境変数は代替 .dpi ファイル名を指定します。 デフォルトのファイル名は pgopti.dpi です。 または、-prof-gen を指定してビルドする場合、–prof_dpi ツールオプションを使用して、.dpi サマリーファイル名を指定できます。
ユーザー・アプリケーションを終了する関数本体にこの関数への呼び出しを挿入します。通常、_PGOPTI_Prof_Dump_All() の呼び出しは、一度だけでなければなりません。 この関数を _PGOPTI_Prof_Reset() 関数とともに使用して、(入力データの複数のセットから) 複数の .dyn ファイルを作成できます。
ダンプとダンプの間に _PGOPTI_Prof_Reset_All() 関数を呼び出してデータをリセットしないと、カウンターはデータを集計し続け、その結果、後続の .dyn ファイルに以前にダンプされたデータが含まれてしまいます。
ここでは、Fortran から C PGO API ルーチンを呼び出す方法の一例を紹介します。
PGO のインストルメント済みプログラムの実行フェーズの一環として、インストルメント済みプログラムはプロファイル・データを動的情報ファイル (.dyn ファイル) に書き込みます。
プロファイル情報ファイルは、インストルメント済みプログラムが PROGRAM() から正常に戻るか、または標準的な exit 関数を呼び出した後に書き込まれます。
プログラムが正常に終了しない場合に備えて、_PGOPTI_Prof_Dump_All 関数を用意しています。 -prof-gen (Linux* および OS X*) または /Qprof-gen (Windows*) オプションを使用するインストルメンテーション・コンパイル時において、次のような手法を使用し、この関数への呼び出しをプログラムに追加できます。
-prof-use (Linux* および OS X*) または /Qprof-use (Windows*) オプションを使用してフィードバック・コンパイルを実行する前に、この呼び出しを削除するか、コメントアウトしなければなりません。