インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
非ネイティブデータを移植する際の注意事項を示します。
書式なしデータとともにソースコードを移植する場合、各ベンダーは書式なしファイルのレコード長 (RECL 指定子) を指定するのに異なる単位を使用していることがあります。書式付きファイルは文字数 (バイト) 単位で指定されますが、書式なしファイルはインテル® Fortran (デフォルト設定) とその他の一部のベンダーではロングワード単位で指定されます。
ソースファイルの変更なしに、書式なしファイルの RECL の単位 (バイトまたはロングワード) を指定するには、-assume byterecl (Linux* および OS X*) または /assume:byterecl (Windows*) コンパイラー・オプションを使用します。 あるいは、Windows* の場合、プロパティー・ページの [Data (データ)] カテゴリーで [Use Bytes as RECL=Unit for Unformatted Files (書式なしファイルでバイトを RECL= 単位で使用)] を指定することもできます。
一部のベンダーは、レコード型を決定するために異なる OPEN 文のデフォルト設定を適用します。 インテル® Fortran のデフォルトのレコード型 (RECORDTYPE) は、OPEN 文の ACCESS および FORM 指定子の値に依存します。
一部のベンダーは、論理データ型に異なる識別子を使用します。例えば、"true" を表すのに、01 の代わりに 16 進の FF を使用するなどです。
移植するソースコードは、ビッグ・エンディアンで使用するように書かれていることがあります。