浮動小数点演算のスペキュレーションを行うモードをコンパイラーに指示します。
IDE オプション
Windows*:
[Floating Point (浮動小数点)] > [Floating-Point Speculation (浮動小数点のスペキュレーション)]
Linux*:
なし
OS X*:
[Floating Point (浮動小数点)] > [Floating-Point Speculation (浮動小数点のスペキュレーション)]
構文
Linux* および OS X*: | -fp-speculation=mode |
Windows*: | /Qfp-speculation:mode |
引数
mode |
浮動小数点演算のモード。設定可能な値は以下のとおりです。
fast |
浮動小数点演算のスペキュレーションを有効にするようにコンパイラーに指示します。
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safe |
スペキュレーションによって浮動小数点例外が起こる可能性がある場合は、スペキュレーションを無効にするようにコンパイラーに指示します。
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strict |
浮動小数点演算のスペキュレーションを無効にするようにコンパイラーに指示します。
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off |
これは、strict と同じです。
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デフォルト
-fp-speculation=fast または/Qfp-speculation:fast |
コンパイラーは、浮動小数点演算のスペキュレーションを行います。これは、最適化が有効な場合の動作でもあります。ただし、最適化なし (Linux* では -O0、Windows* では /Od) を指定する場合、デフォルトは -fp-speculation=safe (Linux*) または /Qfp-speculation:safe (Windows*) です。
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説明
このオプションは、浮動小数点演算のスペキュレーションを行うモードをコンパイラーに指示します。