インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

mtune

指定されたプロセッサー向けに最適化を実行します。

IDE オプション

なし

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャーおよびインテル® 64 アーキテクチャー

構文

Linux* および OS X*:

-mtune=processor

Windows*:

なし

引数

processor

コンパイラーにより最適化されるプロセッサーです。設定可能な値は以下のとおりです。

generic

コンパイラーのデフォルト動作をサポートするコードが生成されます。

core2

MMX、インテル® SSE、SSE2、SSE3、SSSE3 命令セットをサポートしているインテル® Core™2 プロセッサー・ファミリー向けに最適化します。

pentium

インテル® Pentium® プロセッサー向けに最適化します。

pentium-mmx

MMX® テクノロジー インテル® Pentium® プロセッサー向けに最適化します。

pentiumpro

インテル® Pentium® Pro プロセッサー、インテル® Pentium® II プロセッサー、およびインテル® Pentium® III プロセッサー向けに最適化します。

pentium4

インテル® Pentium® 4 プロセッサー向けに最適化します。

pentium4m

MMX® テクノロジー インテル® Pentium® 4 プロセッサー向けに最適化します。

デフォルト

generic

コンパイラーのデフォルト動作をサポートするコードが生成されます。

説明

このオプションは、指定されたプロセッサー向けに最適化を実行します。

作成される実行ファイルは下位互換ですが、生成されるコードは特定のプロセッサー向けに最適化されます。例えば、-mtune=pentium4 を指定して作成されたコードは、インテル® Core™2 プロセッサー上でも正しく実行されますが、-mtune=core2 を使用して生成されたコードよりも実行速度が遅い可能性があります。

次の表は、各値が使用できるアーキテクチャーについて示しています。

アーキテクチャー

processor

IA-32 アーキテクチャー

インテル® 64 アーキテクチャー

generic

core2

pentium

pentium-mmx

pentiumpro

pentium4

pentium4m

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804

代替オプション

-mtune

Linux*: -mcpu (これは古いオプションです)

OS X*: なし

Windows*: なし


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