インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド

vec-report、Qvec-report

ベクトライザーの診断情報を制御します。

IDE オプション

Windows*: [Diagnostics (診断)] > [Vectorizer Diagnostic Level (ベクトライザーの診断レベル)]

Linux*: なし

OS X*: [Diagnostics (診断)] > [Vectorizer Diagnostic Report (ベクトライザー診断レポート)]

アーキテクチャー

すべて

構文

Linux* および OS X*:

-vec-report[n]

Windows*:

/Qvec-report[n]

引数

n

表示する診断情報のレベルを示す値。設定可能な値は以下のとおりです。

0

診断情報を表示しません。

1

ベクトル化されたループを表示します。

2

ベクトル化されたループとベクトル化されなかったループを表示します。

3

ベクトル化されたループとベクトル化されなかったループ、および判明した依存関係または想定される依存関係を表示します。

4

ベクトル化されなかったループを表示します。

5

ベクトル化されなかったループとその理由を表示します。

6

ベクトル化されたループとベクトル化されなかったループ、および判明した依存関係または想定される依存関係の詳細を表示します。

デフォルト

-vec-report0
または /Qvec-report0

コマンドラインでオプションを指定しない場合、デフォルトではメッセージを表示しません。ただし、ベクトライザー診断レポートが有効で n が指定されていない場合、コンパイラーはベクトル化されたループの診断を表示します。

説明

このオプションは、ベクトライザーの診断情報を制御します。ベクトル化レポートは stdout に出力されます。

n を指定しない場合、-vec-report1 (Linux* および OS X*) または /Qvec-report1 (Windows*) を指定するのと同じです。

このオプションが IDE で指定された場合、[Generate Build Logs (ビルドログの生成)] オプションが選択されていると、レポートはビルドログに含まれます。

代替オプション

なし


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