インテル® Fortran コンパイラー XE 13.1 ユーザー・リファレンス・ガイド
インクルード・ファイルは、#include プリプロセッサー宣言子または Fortran の INCLUDE 文によってプログラムに取り込まれます。
インクルード・ファイルのディレクトリーは、次の順に検索されます。
include が含まれるソースファイルのディレクトリー
現在の作業ディレクトリー
-I (Linux* および OS* X) または /I (Windows*) オプションにより指定されたディレクトリー
-isystem オプション (Linux* および OS X* のみ) により指定されたディレクトリー
CPATH 環境変数 (Linux* および OS X*) または INCLUDE 環境変数 (Windows*) により指定されたディレクトリー
標準のシステム・ディレクトリー
検索されるディレクトリーの場所は、インクルード・ファイル・パスと呼ばれます。複数のディレクトリーをインクルード・ファイル・パスに指定できます。
インクルード・ファイル (およびモジュールファイル) の場所を示すには、-I オプション (Linux* および OS X*) または /I オプション (Windows*) を使用します。
CPATH 環境変数または INCLUDE 環境変数で指定されたデフォルトのパスをコンパイラーが検索しないようにするには、-X オプションまたは /noinclude オプションを使用します。
これらのオプションは、設定ファイル (ifort.cfg) またはコマンドラインで指定できます。
例えば、コンパイラーに、デフォルトのパスの代わりに、指定したパスを検索させるには、次のコマンドラインを使用します。
ifort -X -I/alt/include newmain.f (Linux* および OS X*) ifort /noinclude /IC:/Project2/include newmain.f (Windows*)
詳細は、次のトピックを参照してください。
I コンパイラー・オプション