インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

openmp-offload、Qopenmp-offload

TARGET 宣言子の OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。

アーキテクチャーの制限

インテル® MIC アーキテクチャー向けインテル® 64 アーキテクチャーでのみ利用できます。

構文

Linux*:

-openmp-offload

-no-openmp-offload

OS X*:

なし

Windows*:

/Qopenmp-offload

/Qopenmp-offload-

引数

なし

デフォルト

-no-openmp-offload または /Qopenmp-offload-

OpenMP* のオフロードコンパイルは無効です。ただし、[Q]openmp オプションを指定すると、デフォルトで OpenMP* のオフロードコンパイルは有効になります。

説明

このオプションは、TARGET 宣言子の OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。

ほかの OpenMP* 機能に影響を与えることなく、オフロード機能を有効/無効にする場合、このオプションを使用します。 この場合、OpenMP* ランタイム・ライブラリーのリンクは不要で、コンパイラーは OpenMP* ランタイムの初期化コードを生成する必要はありません。

このオプションと [Q]openmp を一緒に指定すると、ほかの OpenMP* 機能に影響します。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

次の例について考えてみます。

-no-openmp -openmp-offload      ! Linux*
/Qopenmp- /Qopenmp-offload      ! Windows*

上記は、[Q]openmp-offload のみを指定する場合と同じです。この場合、オフロード・ライブラリーのみリンクされ、OpenMP* ライブラリーはリンクされません。また、TARGET 用の !$OMP 宣言子のみ処理されます。

次の例について考えてみます。

-openmp -openmp-offload         ! Linux*
/Qopenmp /Qopenmp-offload       ! Windows*

この場合、オフロード・ライブラリーと OpenMP* ライブラリーがリンクされ、OpenMP* ランタイムの初期化コードが生成されます。

関連情報


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