コンパイラーが生成するオブジェクト・ファイルに、ライブラリー検索のためのリンカーオプションを含めるかどうかを制御します。
構文
Windows*: | /libdir[:keyword ] /nolibdir |
引数
keyword |
リンカー検索オプションを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
none |
オブジェクト・ファイルにリンカー検索オプションが含まれないようにします。これは /nolibdir と同じです。
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[no]automatic |
オブジェクト・ファイルに、ifort コマンドドライバーによって自動的に決定されるライブラリー (デフォルト・ライブラリー) のリンカー検索オプションを含めるかどうかを決定します。
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[no]user |
オブジェクト・ファイルに、OBJCOMMENT ソース宣言子によって指定されるライブラリーのリンカー検索オプションを含めるかどうかを決定します。
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all |
次のライブラリーのリンカー検索オプションを指定します。
これは /libdir と同じです。
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デフォルト
/libdir:all |
ifort コマンドドライバーによって自動的に決定されるライブラリー (デフォルト・ライブラリー) と、OBJCOMMENT ソース宣言子によって指定されるライブラリーはオブジェクト・ファイルに含まれます。
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説明
このオプションは、コンパイラーが生成するオブジェクト・ファイルに、ライブラリー (/DEFAULTLIB:library) の検索のためのリンカーオプションを含めるかどうかを制御します。
リンカーオプションの /DEFAULTLIB:library は、参照を解決するときにリンカーが検索するライブラリーのリストに、ライブラリーを 1 つ追加します。/DEFAULTLIB:library で指定されたライブラリーは、コマンドラインで指定されたライブラリーの後で、.obj ファイルに定義されたデフォルトのライブラリーの前に検索されます。
IDE オプション
Windows*:
[Libraries (ライブラリー)] > [Disable Default Library Search Rules (既定のライブラリー検索規則を無効にする)] (/libdir:[no]automatic)
[Libraries (ライブラリー)] > [Disable OBJCOMMENT Library Names in Object (OBJCOMMENT ライブラリー名を無効にする)] (/libdir:[no]user)
Linux*:
なし
OS X*:
なし
代替オプション
/libdir:none |
Linux* および OS X*: なし
Windows*: /Zl
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