インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーでネイティブに実行するアプリケーションをビルドします。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。
アーキテクチャーの制限
インテル® MIC アーキテクチャー向けインテル® 64 アーキテクチャーでのみ利用できます。
デフォルト
オフ |
コンパイラーは、ヘテロジニアス・アプリケーションをビルドします。インテル® MIC アーキテクチャーでネイティブに実行するアプリケーションをビルドするには、このオプションを指定する必要があります。
|
説明
このオプションは、クロスコンパイラーを有効にして、インテル® MIC アーキテクチャーでネイティブに実行するアプリケーションをビルドします。コマンドラインでのみ利用できます。
このオプションを使用すると、コンパイラーはマクロ __MIC__ を定義します。
注
Windows* オプション /Qmic を指定する場合、コマンドラインのほかのオプションは Linux* 形式で指定する必要があります。これは、ほかのオプションはすべてインテル ® MIC アーキテクチャー用のネイティブ・コンパイラー (Windows* によりホストされた Linux* コンパイラー) に直接渡されるためです。
例
次のオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーでのみ実行可能なオブジェクト・ファイル a.out を生成します。
ifort -mmic hello.f90
次に、/Qmic オプションを使用する場合、ほかのオプションを Linux* 形式で指定する例を示します。
ifort /Qmic -vec-report=3 -c example.F90
Windows* システムでインテル® MIC アーキテクチャー向けアプリケーションをデバッグする場合、次のコマンドを使用します。
ifort /Qmic -g