インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

object

オブジェクト・ファイルの名前を指定します。

構文

Linux* および OS X*:

なし

Windows*:

/object:filename

引数

filename

オブジェクト・ファイルの名前です。これはファイル名でもディレクトリー名でもかまいません。ディレクトリー名の後にバックスラッシュ (\) を記述しなければなりません。ファイル名やディレクトリー名に特殊文字が含まれている場合、 ファイル名やディレクトリー名を引用符で囲む必要があります。 念のため、ASCII 以外の数字は特殊文字と見なしたほうがよいでしょう。

デフォルト

オフ

オブジェクト・ファイルの名前は、最初のソースファイルと同じ名前でファイル拡張子が .obj です。

説明

このオプションは、オブジェクト・ファイルの名前を指定します。

このオプションを指定して、/c または /compile-only を省略した場合、/object オプションはオブジェクト・ファイルの名前を指定します。

Linux* および OS X* システムでは、-ofilename -c を指定するのと同じです。

IDE オプション

Windows*: [Output Files (出力ファイル)] > [Object File Name (オブジェクト・ファイル名)]

Linux*: なし

OS X*: なし

代替オプション

Linux* および OS X*: なし

Windows*: /Fo

次のコマンドは、ディレクトリーを指定します。

ifort /object:directorya\ end.f

ディレクトリー名の後にバックスラッシュ (\) を記述しないと、実行ファイルが生成されます。例えば、次のコマンドは directorya.exe というファイルを作成します。

ifort /object:directorya end.f

次のコマンドは、特殊文字を含むサブディレクトリー名を指定します。

ifort /object:"blank subdirectory"\ end.f
ifort /object:"c:\my_directory"\ end.f

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