インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
Microsoft* Visual Studio* IDE から IMSL ライブラリーを使用するには、次の操作を行う必要があります。
IMSL のインクルードおよびライブラリー・ディレクトリーを検索ディレクトリーのリストに追加します。
[Tools (ツール)] メニューから [Options (オプション)] を選択します。
[Intel Composer XE (インテル® Composer XE)] > [Visual Fortran] > [Compilers (コンパイラー)] をクリックします。
[Selected Compiler (選択済みコンパイラー)] で、[<Latest (最新)>] を選択します。
[Win32] (32 ビット) プラットフォームを選択します。
[Libraries (ライブラリー)] の右側のリストボタン ("...") をクリックして、ライブラリー・ディレクトリーのリストを表示します。
[Set Directory List (ディレクトリー・リストの設定)] ウィンドウで、行 $(VNI_DIR)imsl\fnl600\IA32\lib を追加して [OK] をクリックします。
IMSL ライブラリーをリンカーに渡すには、次のいずれかの行をメインプログラムまたは任意のソースファイルに追加します。これは、各アプリケーションごとに 1 度だけ指定します。
INCLUDE 'link_fnl_static.h' (スタティック・ライブラリーを使用する場合)
INCLUDE 'link_fnl_shared.h' (ダイナミック・リンク・ライブラリーを使用する場合)
INCLUDE 'link_fnl_static_hpc.h' (スタティック・ライブラリーとインテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) を使用する場合)
INCLUDE 'link_fnl_shared_hpc.h' (ダイナミック・リンク・ライブラリーとインテル® MKL を使用する場合)
INCLUDE 'link_mpi.h' (MPIC、スタティック・ライブラリー、および MPI バージョンのエラーハンドラーを使用する場合)
INCLUDE 'link_mpi_hpc.h' (MPI、スタティック・ライブラリー、MPI バージョンのエラーハンドラー、およびインテル® MKL を使用する場合)
INCLUDE 'link_mpis.h' (MPI、スタティック・ライブラリー、スカラーバージョンのエラーハンドラーを使用する場合)
INCLUDE 'link_mpis_hpc.h' (MPI、スタティック・ライブラリー、スカラーバージョンのエラーハンドラー、およびインテル® MKL を使用する場合)
明示的にライブラリーを指定する場合、[Project (プロジェクト)] > [Add Existing Item... (既存項目の追加...)] を選択して、[Files of Type (ファイルの種類)] を [All Files (すべてのファイル)] に変更し、「IMSL* インクルード・ファイルとライブラリーの呼び出し規約および再配布」で説明しているように、IMSL ライブラリー・フォルダーから適切なライブラリーを追加します。
IMSL ライブラリーでの操作を正常に行うために、次のプロジェクト・プロパティーが正しく設定されていることを確認します。
[Fortran] > [External Procedures (外部プロシージャー)] > [Calling Convention (呼び出し規約)] > [Default (規定値)]
[Fortran] > [External Procedures (外部プロシージャー)] > [Name Case Interpretation (名前の大文字/小文字の識別)] > [Upper Case (大文字)]
[Fortran] > [External Procedures (外部プロシージャー)] > [String Length Argument Passing (文字長引数渡し)] > [After All Arguments (すべての引数の後)]
[Fortran] > [External Procedures (外部プロシージャー)] > [Append Underscore to External Names (外部名への下線追加)] > [No (いいえ)]
[Fortran] > [Floating Point (浮動小数点)] > [Floating-Point Exception Handling (浮動小数点例外処理)] > [Produce NaN, signed infinities, and denormal results (非数 (NaN)、符号付き無限大、デノーマル結果を生成する)]
[Linker (リンカー)] > [System (システム)] > [Stack Reserve Size (スタックのサイズの設定)] > [6000000] (スタック・オーバーフロー・エラーが検出される場合は、この値を増やす必要があります)
[Fortran] > [Language (言語)] > [Process OpenMP Directives (OpenMP 宣言子の処理)] > [Generate Parallel Code (並列コードの生成)]