インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

Windows* API ルーチン用のインテル® Visual Fortran インターフェイス定義のインクルード

このトピックは、Windows* にのみ適用されます。

インテル® Fortran は、インテル® Fortran ライブラリー・ルーチン用のインターフェイス定義と、標準の INCLUDE ディレクトリーにあるほぼすべての Windows* API ルーチン用のインターフェイス定義を提供します。

Windows* API インターフェイス定義をインクルードするには、次の手順を行います。

  1. すべての Windows* API ルーチン定義をインクルードするには、USE IFWIN 文を追加します。

    USE IFWIN 文を使用すると、ほとんどの Windows* ルーチンのパラメーターとインターフェイスをすべてインテル® Fortran プログラムで利用することができます。 Windows* 機能を使用するすべてのプログラムまたはサブプログラムで、グラフィックの呼び出しを行う各サブプログラムに必要な USE IFWIN 文をインクルードすることができます。

    宣言文 (IMPLICIT NONE または INTEGER) の前、または宣言文を含むその他すべてのモジュールの前に USE 文を追加します。

  2. Windows* アプリケーションのパラメーターおよびインターフェイスを制限することで、コンパイル時間を短縮することができます。これを行うには、複数の USE 文で必要な Windows* API のサブセットのみインクルードします (...\INCLUDE\IFWIN.F90参照)。

    呼び出されるルーチンで使用する固有のライブラリーを特定するには、『Platform SDK』オンライン・ドキュメント (英語) で、ルーチンに関するページの下部にある QuickInfo を参照してください。QuickInfo は、インポート・ライブラリーの名前を一覧表示しています。例えば、GetSystemTime だけを呼び出す場合、kernel32.mod (バイナリー形式) が提供するインターフェイス定義が必要となります。これを行うには、次の USE 文を追加します。

    USE KERNEL32

コンパイル時間をさらに短縮するには、USE 文に ONLY キーワードを追加します。 次に例を示します。

USE KERNEL32, only: GetSystemTime, GetLastError

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