端末画面でファイルを表示する際に使用するキャリッジ制御の種類を指定します。
構文
Linux* および OS X*: | -ccdefault keyword |
Windows*: | /ccdefault:keyword |
引数
keyword |
使用するキャリッジ設定を指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
none |
キャリッジ制御を使用しないようにコンパイラーに指示します。
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default |
デフォルトのキャリッジ設定を使用するようにコンパイラーに指示します。
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fortran |
最初の文字を標準 Fortran として解釈するようにコンパイラーに指示します。例えば、0 はレコードの前に空白行を出力します。
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list |
レコード間にラインフィードを追加するようにコンパイラーに指示します。
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デフォルト
ccdefault default |
デフォルトのキャリッジ設定が使用されます。
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説明
このオプションは、端末画面 (ユニット 6 および *) でファイルを表示する際に使用するキャリッジ制御の種類を指定します。OPEN 文の CARRIAGECONTROL 指示子と同じ機能を提供します。
デフォルトのキャリッジ設定は vms オプションの影響を受ける場合があります。vms オプションが ccdefault default とともに指定され、ファイルの書式が設定されていて、なおかつユニットが端末に結合されている場合、キャリッジ制御は標準 Fortran (ccdefault fortran) をデフォルトとして設定します。novms オプション (デフォルト) が ccdefault default とともに指定されている場合、キャリッジ制御は list (ccdefault list) をデフォルトとして設定します。
IDE オプション
Windows*:
[Run-time (ランタイム)] > [Default Output Carriage Control (既定の出力キャリッジ制御)]
Linux*:
なし
OS X*:
[Run-time (ランタイム)] > [Default Output Carriage Control (既定の出力キャリッジ制御)]