インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
malloc() の代替アルゴリズムを指定できるようにします。
Linux* および OS X*:
-opt-malloc-options=n
Windows*:
なし
n
malloc() で使用するアルゴリズムを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
0
malloc() のデフォルト・アルゴリズムを使用するようにコンパイラーに指示します。これはデフォルトです。
1
malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=2 および M_TRIM_THRESHOLD=0x10000000
2
malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=2 および M_TRIM_THRESHOLD=0x40000000
3
malloc() アルゴリズムを次のように調整します: M_MMAP_MAX=0 および M_TRIM_THRESHOLD=-1
4
-opt-malloc-options=0
コンパイラーは、malloc() が呼び出されたときにデフォルトのアルゴリズムを使用します。mallopt() に対する呼び出しは行われません。
このオプションは、malloc() の代替アルゴリズムを指定します。
n に非ゼロの値を指定すると、malloc() がどのようにメモリーの割り当てと解放を行うかを指定する代替構成パラメーターとして設定されます。malloc() の動的メモリー割り当て用のパラメーターを調整する mallopt() への呼び出しを挿入するようにコンパイラーに指示します。このオプションは、パフォーマンスを向上させます。