インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
このトピックでは、本リリースで新しく追加されたオプションの一覧を提供します。
次のラベルが示されたコンパイラー・オプションは、特定のシステムでのみ利用可能です。
ラベル |
意味 |
---|---|
i32 |
IA-32 アーキテクチャー・ベースのシステムで利用可能なオプションです。 |
i64em |
インテル® 64 およびインテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャー・ベースのシステムで利用可能なオプションです。 |
ラベルがない場合、そのオプションはサポートされているすべてのシステムで利用可能です。
ラベルに "のみ" とある場合、そのオプションはラベルで示されたシステムでのみ利用可能です。
オプションについての詳細は、各オプションの説明を参照してください。
この表で使用されている表記については、「表記規則」を参照してください。
新しいコンパイラー・オプションは、次の表にリストされています。
最初の表は、Windows* システムで利用できる新しいオプションです。
2 番目の表は、Linux* および OS X* システムで利用できる新しいオプションです。いずれか一方のシステムでのみオプションを利用できる場合は、その旨が示されます。
Windows* オプション |
説明 |
デフォルト |
---|---|---|
/assume:[no]buffered_io |
データを直ちにディスクから読み込むか、ディスクに書き込むか、バッファーに蓄積するかを指定します。可変長の書式なしファイルの場合は、データを入力にバッファーするか、ディスクからユーザー変数に直接読み込むかを指定します。 |
オフ |
/assume:[no]buffered_stdout |
データを直ちに標準出力デバイスに書き込むか、バッファーに蓄積するかを指定します。 |
オフ |
/assume:[no]std_minus0_rounding |
出力でゼロに丸められる (ゼロではない) 負の値の先頭にマイナス記号を付けて表示するかどうかを指定します。 |
オン |
/check:[no]assume |
ASSUME 宣言子の scalar-Boolean-expression が .TRUE. か、あるいは ASSUME_ALIGNED 宣言子内のアドレスが指定されたバイト境界でアライメントされているかをテストするチェックを行うかどうかを制御します。 |
オフ |
/Qimf-domain-exclusion |
算術関数が正しい結果を提供しなければならない入力引数のドメインを指定します。 |
0 (ゼロ) |
/Qmic |
インテル® MIC アーキテクチャーでネイティブに実行するアプリケーションをビルドします。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qoffload[=keyword] |
コンパイラーはオフロードの言語構造を無視します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qoffload-attribute-target=target-name |
コンパイラーは、ソースファイル中のすべてのグローバルルーチンとグローバル・データ・オブジェクトにオフロード属性 "target(mic)" のフラグを付けます。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qoffload-option, target, tool, "option-list" |
指定したターゲットとツールで使用されるオプションを明示的に指定できます。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qopenmp-offload (i64em) |
TARGET 宣言子の OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。 このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qopenmp-simd (i64em) |
OpenMP* の SIMD コンパイルを有効/無効にします。 |
オフ |
/Qopt-assume-safe-padding (i64em) |
変数と動的に割り当てられたメモリーがオブジェクト境界を越えてパディングされているとコンパイラーが仮定するかどうかを制御します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qopt-prefetch-distance=n1[, n2] (i64em) |
ループ内でコンパイラーが生成するプリフェッチに使用されるプリフェッチの距離を指定します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
/Qopt-streaming-cache-evict[:n] (i64em) |
ストリーミング・ロード/ストアに使用するキャッシュライン退避レベルを指定します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
/Qopt-streaming-cache-evict:2 |
/Qopt-threads-per-core:n (i64em) |
アプリケーションで使用するコアあたりのスレッド数をコンパイラーに知らせます。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
/Qopt-threads-per-core:4 |
/Qvecabi:keyword |
レガシーベクトル関数または互換性のあるベクトル関数のアプリケーション・バイナリー・インターフェイス (ABI) を使用するかどうかを指定します。 |
/Qvecabi:compat |
/QxATOM_SSE4.2 |
/Qinstruction オプションの設定に応じて、インテル® プロセッサー向けに MOVBE 命令を生成します。 インテル® プロセッサー向けのインテル® SSE4.2、SSE3、SSE2、SSE 命令も生成します。インテル® SSE4.2 命令セットと MOVBE 命令対応のインテル® Atom™ プロセッサー向けに最適化します。 |
オフ |
/wrap-margin |
Fortran のリスト指定出力で右端の折り返しを無効にできます。 |
/wrap-margin |
Linux* および OS X* オプション |
説明 |
デフォルト |
---|---|---|
-assume [no]buffered_io |
データを直ちにディスクから読み込むか、ディスクに書き込むか、バッファーに蓄積するかを指定します。可変長の書式なしファイルの場合は、データを入力にバッファーするか、ディスクからユーザー変数に直接読み込むかを指定します。 |
オフ |
-assume [no]buffered_stdout |
データを直ちに標準出力デバイスに書き込むか、バッファーに蓄積するかを指定します。 |
オフ |
-assume [no]std_minus0_rounding |
出力でゼロに丸められる (ゼロではない) 負の値の先頭にマイナス記号を付けて表示するかどうかを指定します。 |
オン |
-check [no]assume |
ASSUME 宣言子の scalar-Boolean-expression が .TRUE. か、あるいは ASSUME_ALIGNED 宣言子内のアドレスが指定されたバイト境界でアライメントされているかをテストするチェックを行うかどうかを制御します。 |
オフ |
-fimf-domain-exclusion |
算術関数が正しい結果を提供しなければならない入力引数のドメインを指定します。 |
0 (ゼロ) |
-fmerge-constants (Linux* のみ) |
コンパイラーとリンカーに同一の定数 (文字列定数と浮動小数点定数) をマージさせるかどうかを指定します。 |
-fmerge-constants |
-foptimize-sibling-calls |
末尾再帰呼び出しを最適化するかどうかを指定します。 |
-foptimize-sibling-calls |
-openmp-offload (i64em; Linux* のみ) |
TARGET 宣言子の OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。 このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
-openmp-simd (i64em; Linux* のみ) |
OpenMP* の SIMD コンパイルを有効/無効にします。 |
オフ |
-opt-assume-safe-padding (i64em; Linux* のみ) |
変数と動的に割り当てられたメモリーがオブジェクト境界を越えてパディングされているとコンパイラーが仮定するかどうかを制御します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
-opt-prefetch-distance:n1 [, n2] (i64em; Linux* のみ) |
ループ内でコンパイラーが生成するプリフェッチに使用されるプリフェッチの距離を指定します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
オフ |
-opt-streaming-cache-evict[=n] (i64em; Linux* のみ) |
ストリーミング・ロード/ストアに使用するキャッシュライン退避レベルを指定します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
-opt-streaming-cache-evict=2 |
-opt-threads-per-core=n (i64em; Linux* のみ) |
アプリケーションで使用するコアあたりのスレッド数をコンパイラーに知らせます。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。 |
-opt-threads-per-core=4 |
-static-libstdc++ (Linux* のみ) |
GNU の libstdc++ ライブラリーを静的にリンクします。 |
オフ |
-vecabi=keyword |
レガシーベクトル関数または互換性のあるベクトル関数のアプリケーション・バイナリー・インターフェイス (ABI) を使用するかどうかを指定します。 |
-vecabi=compat |
-wrap-margin |
Fortran のリスト指定出力で右端の折り返しを無効にできます。 |
-wrap-margin |
-xATOM_SSE4.2 |
-minstruction オプションの設定に応じて、インテル® プロセッサー向けに MOVBE 命令を生成します。 インテル® プロセッサー向けのインテル® SSE4.2、SSE3、SSE2、SSE 命令も生成します。インテル® SSE4.2 命令セットと MOVBE 命令対応のインテル® Atom™ プロセッサー向けに最適化します。 |
オフ |