インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

xi* ツールによるコンパイラー・レポートの生成

[Q]opt-report コンパイラー・オプションは、最適化レポートをさまざまな詳細レベルで生成できます。 「最適化レポートオプション」にリストされている関連するコンパイラー・オプションを使用して、フェーズの指定、(stderr ではなく) ファイルへの出力指示、名前の一部に特定の文字列を含むすべてのルーチンからのレポートを生成することができます。

xi* ツールは、IPO コンパイルの最終段階でプロシージャー間の最適化 (IPO) とともに使用されます。特定のオプションを使用して、コンパイラー・レポートを最終 IPO コンパイルで生成するように指定することができます。サポートされている xi* ツールは次のとおりです。

次の表は、xi* ツールのコンパイラー・レポート・オプションのリストです。これらのオプションは、対応するコンパイラー・オプションと等価ですが、最終 IPO コンパイル中に行われます。

ツールオプション

説明

[Q]opt-report[=n]

stderr に送られる最適化レポートをさまざまな詳細レベルで生成できます。 n の有効な値は、0 から 3 です。 コンパイラーに値を渡さずにこのオプションを指定すると、デフォルトでは中レベルの詳細が含まれるレポートが生成されます。数値が大きいほど、より詳細なレポートが出力されます。

[Q]opt-report-file=file

最適化レポートを作成し、指定されたファイル名 (file) にレポートを出力します。 パスを指定しない場合、ファイルは現在のディレクトリーに作成されます。別のディレクトリーにファイルを作成するには、出力ファイルとファイル名へのフルパスを指定します。

[Q]opt-report-phase=name

レポートを生成する際に使用する最適化フェーズ名 (name) を指定します。 フェーズを指定しないと、コンパイラーによりデフォルトのすべてに設定されます。-qopt-report-help オプションを使用して、利用可能なすべてのフェーズのリストを表示できます。

[Q]opt-report-routine=string

名前の一部に指定する文字列 (string) を含むすべてのルーチンからレポートを生成します。 指定されない場合、コンパイラーはすべてのルーチンからレポートを作成します。

[Q]opt-report-help

利用可能な最適化フェーズを表示します。

関連情報


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信