インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
このセクションでは、コンパイル時に指定され、リンク時に有効になるオプションについて説明します。
コンパイル時に、リンカーのみにオプションを渡すには、link オプションを使用します。 次に例を示します。
icl a.cpp libfoo.lib /link -delayload:comct132.dll
この例では、コンパイラーは、libfoo.lib ライブラリーが a.cpp とリンクされると認識します。よって、コマンドラインに link オプションをつける必要はありません。 しかし、コンパイラーは、-delayload:comct132.dll を認識しないため、link オプションがリンクフェーズを指示するために使用されます。 Qoption オプションを使用して、リンカーを含むさまざまなツールにオプションを渡すことができます。 また、#pragma comment を使用してオプションをリンカーに渡すこともできます。 次に例を示します。
#pragma comment(linker, "/defaultlib:mylib.lib") #// または #pragma comment(lib, "mylib.lib")
どちらもリンク時に mylib.lib にリンクするようコンパイラーに指示します。
このセクションでは、コンパイル時に指定され、ld リンカーの出力を定義するためリンク時に有効になるオプションについて説明します。 リンカーに関する詳細は、ld man ページを参照してください。