インテル® Fortran コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
コンパイル時に Z7 オプションを指定するか、リンク時に debug オプションを指定して、オブジェクト・ファイルにシンボリック・デバッグ情報を生成するようにコンパイラーに指示します。 または、リンク時に Zi オプションを指定して、実行ファイルとデバッグ情報を含む .pdb ファイルを生成します。
Xcode* に含まれている dsymutil ユーティリティーを使用して、オブジェクト・ファイルの DWARF デバッグ情報を実行ファイルにリンクすることができます。 デバッグ情報を実行ファイルにリンクすることで、特にデバッグ目的でオブジェクト・ファイルを保持する必要がなくなります。
このユーティリティーは、以下の場合に自動的に実行されます。
インテル® Fortran コンパイラーを使用して、コマンドラインで g オプションを指定してソースを直接コンパイルした場合。 次に例を示します。
ifort -g myprogram.f90
Xcode* を使用してコンパイルした場合。
メイクファイルを使用して .o ファイルを生成した後にプログラムとリンクする場合など、その他のケースでは dsymutil を明示的に実行する必要があります。
OpenMP* で生成されたアプリケーションのデバッグに IDB を使用すると、dsymutil を実行した後に問題が発生することがあります。 その場合は、dsymutil を使用しないように、コマンドラインから削除するか、Xcode* で無効にします。