インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

Eclipse* IDE での自動並列処理の使用

このトピックは、Eclipse* の C/C++ にのみ適用されます。

ガイド付き自動並列化 (GAP) 機能は、並列化を行える可能性のあるシリアルコードの部分を特定するのに役立ちます。GAP を使用した解析を有効にすると、コンパイラーは、自動並列化とベクトル化によって効率性を向上できるコード部分をアドバイスします。

プロジェクトでの解析の実行

Eclipse* IDE で解析を開始するには、次の操作を行います。

アドバイスを受けるには、自動並列化が有効で、最適化レベルが -O2 (デフォルト設定) 以上に設定されていることを確認してください。 自動並列化を有効にするには、[Project (プロジェクト)] > [Properties (プロパティー)] > [C/C++ Build Settings (C++ ビルド設定)] > [Optimization (最適化)] を選択して、[Parallelization (並列化)] プロパティー・ページを使用します。 最適化レベルを設定するには、[Project (プロジェクト)] > [Properties (プロパティー)] > [C/C++ Build (C/C++ ビルド)] > [Settings (設定)] > [General (全般)] を選択します。

ファイル上またはファイル内での解析の実行

[Guided Auto Parallelism (ガイド付き自動並列化)] コンテキスト・メニューから次のものを解析できます。

さまざまなガイド付き自動並列化設定を併用できます。次のシナリオを考えてみてください。

シナリオ: プロパティー・ページの GAP 解析が [Enabled (有効)] に設定されている。

結果: 通常のプロジェクト・ビルド中にプロジェクトの解析が行われます。 プロパティー・ページで [Analysis (解析)] 設定を定義すると、コンパイラーは、[Intel Guided Auto Parallelism Preferences (インテルのガイド付き自動並列化設定)] の解析設定を無視します。

シナリオ: プロパティー・ページの GAP 解析設定は [Disabled (無効)] に設定されていて、GAP の実行は [Intel Tools (インテル・ツール)] メニューから選択する。

結果: 解析は 1 回のビルドでのみ行われます。 この解析のデフォルト値は [Intel Guided Auto Parallelism Preferences (インテルのガイド付き自動並列化の設定)] から取得され、ダイアログボックスで上書きできます。 プロパティー・ページで指定されたオプションも使用されますが、指定された任意の解析オプションで上書きされます。

シナリオ: プロパティー・ページの GAP 解析設定は [Disabled (無効)] に設定されていて、GAP オプションは [Intel Guided Auto Parallelism Preferences (インテルのガイド付き自動並列化の設定)] で設定する。

結果: [Intel Tools (インテル・ツール)] メニューから明示的に解析を選択しない限り、解析は行われません。

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