インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
_PGOPTI_Prof_Dump_All() 関数は、インストルメント済みアプリケーションによって収集されたプロファイル情報をダンプします。 この関数呼び出しのプロトタイプは次のとおりです。
構文 |
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void _PGOPTI_Prof_Dump_All(void); |
この関数の以前のバージョン _PGOPTI_Prof_Dump() は廃止されたため、使用することはできません。
Linux* システムでプログラムを終了するために共有ライブラリー (.so) および exit() 関数と関連して使用される場合を除いて、新しい関数 _PGOPTI_Prof_Reset_All() は古い関数 _PGOPTI_Prof_Reset() のように動作します。 _PGOPTI_Prof_Dump_All() がプログラムを終了するために _exit() 関数の前に呼び出された場合、新しい関数は .dyn ファイルを作成する必要があるすべての共有ライブラリーで .dyn ファイルが作成されることを保証します。 Linux* での移植性および正確な動作のためには、_PGOPTI_Prof_Dump_All() を使用してください。
プロファイル情報は、.dyn ファイル (PGO のフェーズ 2 で生成) に作成されます。
_PGOPTI_Prof_Dump_All() 関数に影響を与える環境変数は PROF_DIR/COV_DIR と PROF_DPI/COV_DPI です。 PROF_DIR/COV_DIR 環境変数は .dyn ファイルが保存されるディレクトリーを指定します。 または、-prof-gen を指定してビルドする場合、–prof_dir profmerge ツールオプションを使用して、PROF_DIR/COV_DIR 変数を使用せずにこのディレクトリーを指定できます。 PROF_DPI/COV_DPI 環境変数は代替 .dpi ファイル名を指定します。 デフォルトのファイル名は pgopti.dpi です。 または、-prof-gen を指定してビルドする場合、–prof_dpi ツールオプションを使用して、.dpi サマリーファイル名を指定できます。
ユーザー・アプリケーションを終了する関数本体にこの関数への呼び出しを挿入します。通常、_PGOPTI_Prof_Dump_All() の呼び出しは、一度だけでなければなりません。 この関数を _PGOPTI_Prof_Reset() 関数とともに使用して、(入力データの複数のセットから) 複数の .dyn ファイルを作成できます。
ダンプとダンプの間に _PGOPTI_Prof_Reset_All() 関数を呼び出してデータをリセットしないと、カウンターはデータを集計し続け、その結果、後続の .dyn ファイルに以前にダンプされたデータが含まれてしまいます。
例 |
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#include <pgouser.h> void process_data(int foo) {} int get_input_data() { return 1; } int main(void) { // Selectively collect profile information for the portion // of the application involved in processing input data. int input_data = get_input_data(); while (input_data) { _PGOPTI_Prof_Reset(); process_data(input_data); _PGOPTI_Prof_Dump_All(); input_data = get_input_data(); } return 0; } |