インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

qopenmp-report、Qopenmp-report

OpenMP* 並列化の診断メッセージのレベルを制御します。-openmp-report とその後継オプションである -qopenmp-report はどちらも古いオプション (非推奨) です。後継オプションは、-qopt-report -qopt-report-phase=openmp (Linux* および OS X*) または /Qopt-report /Qopt-report-phase:openmp (Windows*) です。

構文

Linux* および OS X*:

-qopenmp-report[=n]

Windows*:

/Qopenmp-report[:n]

引数

n

表示する診断メッセージのレベル。設定可能な値は以下のとおりです。

0

診断メッセージを表示しません。

1

正常に並列化されたループ、領域、およびセクションを示す診断メッセージを表示します。

2

1 で表示される診断メッセージに加えて、正常に処理された MASTER 構造、SINGLE 構造、CRITICAL 構造、ORDERED 構造、ATOMIC 宣言子などを示す診断メッセージを表示します。n が指定されない場合のデフォルトの値です。

デフォルト

オフ

OpenMP* 並列化メッセージは表示されません。

説明

このオプションは、OpenMP* 並列化の診断メッセージのレベルを制御します。このオプションを使用するには、-qopenmp (Linux* および OS X*) または /Qopenmp (Windows*) オプションも指定する必要があります。

このオプションを指定すると、診断レポートが .optrpt ファイルに出力されます。

-qopt-report または /Qopt-report オプションを指定すると、すべての最適化フェーズのレポートが出力されます。-qopt-report または /Qopt-report を特定のフェーズを指定した -qopt-report-phase または /Qopt-report-phase オプションと一緒に使用すると、その他のフェーズのレポートは出力されません。

IDE オプション

Windows*: なし

Linux*: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [OpenMP Report (OpenMP レポート)]

OS X*: [Diagnostics (診断)] > [OpenMP Report (OpenMP レポート)]

代替オプション

なし

関連情報


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