インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

インテル® C++ コンパイラーの起動

コマンドラインを使用する前に (Windows*)

通常、コマンドラインを使用する前に、環境変数を設定する必要はありません。各 Visual Studio* IDE には、インテル製品のプログラムフォルダーから利用可能な独自のコマンドライン・ウィンドウが用意されています。詳細は、「インテルのコマンドライン・ウィンドウの使用」を参照してください。

カスタムシェルを使用する場合のために、インテル® C++ コンパイラーのインストールには、環境変数を設定するバッチスクリプトが含まれています。 詳細は、「compilervars ファイルを使用するコンポーネントの場所の指定」を参照してください。

コマンドラインを使用する前に (Linux* および OS X*)

コマンドラインを使用する前に、環境変数を設定して、各種コンポーネントの場所を設定する必要があります。インテル® C++ コンパイラーのインストールには、ターミナルウィンドウで環境変数を設定するバッチファイルが含まれています。 詳細は、「compilervars ファイルを使用するコンポーネントの場所の指定」を参照してください。

コマンドラインからのインテル® C++ コンパイラーの使用

Linux*:

icc (C ソースファイルの場合) または icpc (C++ ソースファイルの場合) コマンドを使用してコマンドラインからインテル® C++ コンパイラーを起動することができます。

icc または icpc コマンドは次の処理を行います。

OS X*:

icc/icl (C ソースファイルの場合) または icpc/icl++ (C++ ソースファイルの場合) コマンドを使用してコマンドラインからインテル® C++ コンパイラーを起動することができます。

icc/icl または icpc/icl++ コマンドは次の処理を行います。

Windows*:

icl コマンドを使用してコマンドラインからインテル® C++ コンパイラーを起動することができます。 このコマンドは、次の操作を行います。

ドライバーは、ほかのソフトウェア構成要素を呼び出すので、これらの構成要素からエラーメッセージが返されることがあります。例えば、リンカーは、グローバル参照を解決できなかったときに、メッセージを返すことがあります。watch オプションは、どのコンポーネントでエラーが発生しているのか特定するのに役立ちます。

コマンドライン構文

インテル® C++ コンパイラーを起動する場合、次のコマンドを使用してください。

// (Linux* および OS X*)
{icc|icpc} [options] file1 [file2 . . .]
// (OS X*)
{icl|icl++} [options] file1 [file2 . . .]
// (Windows*)
icl [options] file1 [file2 . . .][/link link_options]

引数

説明

options

1 つ以上のコマンドライン・オプションを示します。Linux* および OS X* システムでは、コンパイラーは、ハイフン (-) が先頭にある 1 文字以上の文字をオプションとして認識します。 Windows* の場合、オプションはスラッシュ (/) から始まります。これには、リンカーオプションも含まれます。

コンパイラーを起動する際にオプションは必要ありません。コンパイラーのデフォルト動作では、コンパイラーの起動時に、一部のオプションがデフォルトでオンになります。

コンパイラーはデフォルトでソースプログラム中のオフロード言語拡張を認識し、存在するターゲットとホストの両方で実行するヘテロジニアス・バイナリーをビルドします。これらの言語拡張を含むプログラムでヘテロジニアス・バイナリーをビルドしない場合は、[Q]offload コンパイラー・オプションの否定形を指定します。 詳細は、「概要: ヘテロジニアス・プログラミング」[Q]offload コンパイラー・オプションを参照してください。

file1, file2 . . .

コンパイラーで処理する 1 つ以上のファイルを示します。複数のファイルを指定する場合は、スペースをファイルの区切り文字として使用します。

/link (Windows*)

/link に続くオプションはすべてリンカーに渡されます。 リンカーに渡さないコンパイラー・オプションは、link の前に指定しなければなりません。

コマンドライン・ウィンドウを使用してコンパイラーを起動する他の方法

関連情報


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