インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

_GFX_get_last_error

インテル® グラフィックス・テクノロジー・ランタイムにより検出された最も新しいエラーコードを返します。 このトピックは、インテル® グラフィックス・テクノロジー向けのインテル® 64 アーキテクチャーと IA-32 アーキテクチャーにのみ適用されます。

構文

int _GFX_get_last_error();

パラメーター

なし

説明

この関数は、GFX API 呼び出しが成功し、ステータスコード GFX_SUCCESS で完了した場合であっても、現在のスレッドにおいてインテル® グラフィックス・テクノロジー・ランタイムにより検出された最も新しいエラーコードを返します。 これは、最近エラーになった API 呼び出しを検出するのに役立ちます。

一部の GFX API 関数はエラーコードをレポートしません (例えば、GfxImage2D オブジェクトや GfxSharedImage2D オブジェクト、内部オブジェクトへハンドルを返す関数など)。 そのような GFX API 関数でエラーが発生した場合は、_GFX_get_last_error でエラーコードを取得できます。 この関数は、特に複数の GFX API 呼び出しを含む複雑な状況でエラーを診断する際に役立ちます。

この関数は、スレッドローカルなエラーコード変数を返します。各スレッドはそれぞれのエラーステータスを記録しますが、ドライバーの初期化エラーのような回復できない一部のエラーは、プログラムの実行期間中グローバルに設定され、後続の _GFX_get_last_error 呼び出しを行うスレッドでは認識されません。

戻り値

インテル® グラフィックス・テクノロジー・ランタイムにより検出された最も新しいエラーコード。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804


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