インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
float32 ベクトルを丸めます。対応する命令は VROUNDPS です。 この組込み関数は、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。
マスクなし extern _m512 __cdecl _mm512_round_ps(_m512 v2, int rc, _MM_EXP_ADJ_ENUM expadj); |
マスク付き extern _m512 __cdecl _mm512_mask_round_ps(_m512 v1_old, __mmask16 k1, _m512 v2, int rc, _MM_EXP_ADJ_ENUM expadj); |
float32 ベクトル v2 の要素単位の丸め操作を行います。 各要素の丸め結果は、expadj の値に応じて整数値または固定小数点値を含む float32 です。丸め方向は rc によって決まります。
この組込み関数は、結果を int32 に変換しません。結果の要素は、入力値と同様に float32 になりますが、指定した丸め方法とスケーリングに応じて整数値または固定小数点値が含まれます。
マスク付きにはさらに引数 k1 があります。 ベクトルマスク k1 の対応するビットがセットされているソースベクトルの要素のみ計算に使用されます。
丸め操作の結果。