インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

diag-enable=sc-include、Qdiag-enable:sc-include

診断メッセージを発行する際、インクルード・ファイルおよびソースファイルを解析するように指示します。これは古いオプション (非推奨) です。後継オプションはありません。

構文

Linux*:

-diag-enable=sc-include

OS X*:

なし

Windows*:

/Qdiag-enable:sc-include

引数

なし

デフォルト

オフ

デフォルトでは、コンパイラーは特定の診断メッセージを発行します。スタティック解析が有効な場合、デフォルトでは、インクルード・ファイルは解析されません。

説明

このオプションは、診断メッセージを発行する際、スタティック解析で、インクルード・ファイルとソースファイルを解析するように指示します。通常、スタティック解析の診断が有効な場合、ソースファイルのみが解析されます。

このオプションは、[Q]diag-enable オプションで sc[n] または sc-mode を指定してスタティック解析診断を有効にしない限り、無視されます。

スタティック解析機能を利用するには、別の製品をインストールする必要があります。詳細は、「機能要件」を参照してください。

IDE オプション

Windows*: [Diagnostics (診断)] > [Analyze Included Files (インクルード・ファイルの解析)]

Linux*: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [Analyze Included Files (インクルード・ファイルの解析)]

OS X*: [Diagnostics (診断)] > [Analyze Included Files (インクルード・ファイルの解析)]

代替オプション

なし

次の例は、インクルード・ファイルおよびソースファイルを解析する方法を示します。

-diag-enable=sc -diag-enable=sc-include    ! Linux* システム
/Qdiag-enable:sc /Qdiag-enable:sc-include  ! Windows* システム

上記の例では、最初のコンパイラー・オプションによりスタティック解析のメッセージが有効になります。そして、2 番目のコンパイラー・オプションにより、ソースファイルによって参照されるインクルード・ファイルも解析されるようになります。

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