インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

ホストとターゲット間のデータの読み取り/書き込み関数

ホストからターゲットへのデータの書き込み、またはターゲットからホストへのデータの読み取りを行います。このトピックは、インテル® グラフィックス・テクノロジー向けのインテル® 64 アーキテクチャーと IA-32 アーキテクチャーにのみ適用されます。

構文

C++ インターフェイス

int GfxImage2D::read();

int GfxImage2D::write();

int GfxSharedImage2D::read();

int GfxSharedImage2D::write();

C インターフェイス

int _GFX_read_image_2d(GfxResourceHandle handle);

int _GFX_write_image_2d(GfxResourceHandle handle);

パラメーター

handle

_GFX_create_image_2d によって返される内部イメージ・オブジェクトへのハンドル

説明

ホストからターゲットへのイメージデータの書き込み、またはターゲットからホストへのイメージデータの読み取りを行います。 これらの関数は、共有 2D イメージに対しては何も行いません。

共有イメージとターゲットイメージで同様の使用パターンを利用できるように、ターゲットイメージの内部イメージ・オブジェクトを作成するとホストからターゲットへデータがコピーされ、ターゲットイメージの内部イメージ・オブジェクトを破棄すると (まだコピーされていない場合) ターゲットからホストへイメージがコピーされます。 イメージ・オブジェクトは、オフロードタスクがそのイメージを使用していないことがランタイムによって示された場合のみ破棄できるため、このコピーは安全に行えます。

戻り値

GFX_SUCCESS (0)

関数の実行に成功しました。

非ゼロのエラーコード

エラーが発生しました。_GFX_get_last_error() 関数を使用してエラーコードを取得してください。 各種エラーステータス値は、gfx_rt.h で定義されています。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信