インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

コンパイラー・オプションの説明および一般的な規則

このセクションでは、現在のすべての Linux*、OS X*、Windows* コンパイラー・オプションについて説明します。オプションは、機能カテゴリー別になっており、各カテゴリーでオプションはアルファベット順にリストされています。

さらに、キーワードでは、コンパイラー・オプションがアルファベット順になっています。一般に、Linux* および OS X* 用のオプション名は先頭に 1 つのダッシュ (-) が付き、Windows* 用のオプション名は先頭にスラッシュ (/) が付きます。

一部のオンラインヘルプ形式では、キーワードが提供されません。

オプションの説明

各オプションの説明には、次の情報が含まれています。

オプションの説明には次の項目が含まれるものもあります。

説明におけるコンパイラー・オプション名の表記

多くのオプション名は、Windows* では先頭に Q が付くことを除いて、Linux*、OS X*、および Windows* で同じです。説明で、オプション名は [Q]option-name のように表示されています。

例えば、-ip オプション (Linux* および OS X*) と /Qip オプション (Windows*) に関する情報の説明では、 両方のオプションを記載する代わりに、[Q]ip が使用されています。

[Q]option-name のように記載されている場合、オプションの Linux* および OS X* 形式 (該当する場合) は -option-name、Windows* 形式は /Qoption-name になります。

似ていないコンパイラー・オプションはフルネームで表示されます。

コンパイラー・オプションの一般的な規則

複数のオプションを 1 つのダッシュ (Linux* および OS X*) またはスラッシュ (Windows*) だけで指定することはできません。次に例を示します。

すべてのコンパイラー・オプションは、大文字と小文字を区別します。一部のオプションは、大文字と小文字では意味が異なります。例えば、"c" オプションはリンクを抑止しますが、"C" オプションは前処理済みのソース出力の中にコメントを書き込みます。

コマンドラインで指定されたオプションは、すべてのファイルに適用されます。

オプションの引数は、ファイル名、文字列、文字、または数字です。文字列に空白が含まれている場合、文字列を二重引用符 (") で囲む必要があります。次に例を示します。

コンパイラー・オプションは任意の順番で指定できます。

Windows* システムでは、すべてのコンパイラー・オプションはコマンドラインで /link オプションの前に指定しなければなりません (該当する場合)。

特定のオプションを指定しなければ、コマンドラインは指定されたファイルに対してコンパイルとリンクの両方を行います。

オプションを一意に識別できるだけの文字数を入力すれば、いくつかのオプション名は短縮可能です。

一部のオプションは、オプション名の後に 1 つ以上のキーワード引数を受け付けます。例えば、arch オプションは複数のキーワードを受け付けます。

通常、複数のキーワードを指定するには、そのオプションを複数回指定します。ただし、例外もあります。次のオプションは有効です: -axNB (Linux*) または /QaxNB (Windows*)。

コンパイラー・オプションは、コンパイラー・プラグマを使用して無効にしない限り、コンパイル全体で効果があります。

オプションを無効にするには、オプションの否定形を指定します。

Windows* システムでは、コマンドラインの最後に /Od を指定すると、1 つまたは複数の最適化オプションを無効にすることができます。

Windows* システムでは、/Od オプションは /Od/O1/O2/O3、および /Ox を含む相互排他的なオプショングループの一部です。 同じオプショングループのオプションを 2 つ以上指定した場合、コマンドラインで最後に指定したオプションが、その前に指定したオプションよりも優先されます。

コマンドライン上に、オプションを有効にするバージョンと無効にするバージョンの両方がある場合、最後に指定したバージョンが優先されます。


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