インテル® C++ コンパイラー 15.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
target プラグマの OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。-qopenmp-offload は、古いオプション -openmp-offload の後継オプションです。
インテル® MIC アーキテクチャー向けインテル® 64 アーキテクチャーでのみ利用できます。
Linux*: | -qopenmp-offload -no-qopenmp-offload |
OS X*: | なし |
Windows*: | /Qopenmp-offload /Qopenmp-offload- |
なし
-no-qopenmp-offload または /Qopenmp-offload- |
OpenMP* のオフロードコンパイルは無効です。ただし、-qopenmp (Linux* および OS X*) または /Qopenmp (Windows*) オプションを指定すると、デフォルトで OpenMP* のオフロードコンパイルは有効になります。 |
このオプションは、target プラグマの OpenMP* オフロードコンパイルを有効/無効にします。
ほかの OpenMP* 機能に影響を与えることなく、オフロード機能を有効/無効にする場合、このオプションを使用します。 この場合、OpenMP* ランタイム・ライブラリーのリンクは不要で、コンパイラーは OpenMP* ランタイムの初期化コードを生成する必要はありません。
このオプションと -qopenmp (Linux* および OS X*) または /Qopenmp (Windows*) を一緒に指定すると、ほかの OpenMP* 機能に影響します。
なし
次の例について考えてみます。
-no-qopenmp -qopenmp-offload ! Linux* /Qopenmp- /Qopenmp-offload ! Windows*
上記は、-qopenmp-offload (Linux* および OS X*) または /Qopenmp-offload (Windows*) のみを指定する場合と同じです。この場合、オフロード・ライブラリーのみリンクされ、OpenMP* ライブラリーはリンクされません。また、TARGET 用の !$OMP 宣言子のみ処理されます。
次の例について考えてみます。
-qopenmp -qopenmp-offload ! Linux* /Qopenmp /Qopenmp-offload ! Windows*
この場合、オフロード・ライブラリーと OpenMP* ライブラリーがリンクされ、OpenMP* ランタイムの初期化コードが生成されます。