インテル® C++ コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

コンパイルフェーズ

インテル® C++ コンパイラーは、C と C++ 言語のソースファイルを処理します。コンパイルは次の主要なフェーズで構成されています。

最初の 4 つのフェーズはコンパイラーによって実行されます。

# Linux* および OS X* で EDG コンパイラーを使用する場合
icc, icpc
# OS X* で CLANG コンパイラーを使用する場合
 icl, icl++
# Windows*
icl.exe

デフォルトでは、コンパイラーは自動的にリンカーを呼び出し、最終的なバイナリー実行ファイルを生成します。

# Linux* および OS X*
xild
# Windows*
xilink.exe

コンパイル時に c オプションを指定すると、コンパイラーはオブジェクト・ファイルのみ生成します。実行ファイルを生成するには、明示的にリンカーを呼び出す必要があります。

コンパイラーの呼び出し時に E オプションと P オプションを指定すると、コンパイラーは拡張子が .i の前処理済みファイルのみ生成します。

[Q]ipo オプションを指定して複数ファイルにわたるプロシージャー間の最適化 (プログラム全体の最適化とも呼ばれる) を使用すると、リンク時に最適化が行われます。同様に、[Q]prof-gen を指定してプロファイルに基づく最適化を使用すると、リンク時に最適化が行われます。

どちらの場合も、インテル® C++ コンパイラーは、リンカー (xilink.exexild) だけが理解できる擬似オブジェクト・ファイルを生成します。

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