インテル® C++ コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

inline-calloc、Qinline-calloc

malloc() および memset() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行うようにコンパイラーに指示します。

アーキテクチャー

すべて

構文

Linux* および OS X*:

-inline-calloc

-no-inline-calloc

Windows*:

/Qinline-calloc

/Qinline-calloc-

引数

なし

デフォルト

-no-inline-calloc
または /Qinline-calloc-

コンパイラーは、calloc() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行います。

説明

このオプションは、malloc() および memset() への呼び出しとして calloc() へのインライン呼び出しを行うようにコンパイラーに指示します。このオプションは、追加の memset() 最適化を有効にします。例えば、サイズがコンパイル時定数の場合、ストア操作のシーケンスとしてインライン展開を有効にできます。

提供されるライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804