インテル® C++ コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

新しいオプション

このトピックでは、本リリースで新しく追加されたオプションの一覧を提供します。

特に表記がない場合、そのオプションはサポートされているすべてのシステムで利用可能です。

オプションの欄に "のみ" とある場合、そのオプションは明記されたシステムでのみ利用可能です。

オプションについての詳細は、各オプションの説明を参照してください。

この表で使用されている表記については、「表記規則」を参照してください。

新しいコンパイラー・オプションは、次の表にリストされています。

Windows* オプション

説明

デフォルト

/Qdaal[: lib]

インテル® Data Analytics Acceleration Library (インテル® DAAL) のライブラリーにリンクするようにコンパイラーに指示します。

オフ

/Qoffload-svm

共有仮想メモリー (SVM) モードを使用するかどうかを指定します。このオプションは、インテル® グラフィックス・テクノロジーにのみ適用されます。

/Qoffload-svm-

/Qopt-prefetch-issue-excl-hint

インテル® マイクロアーキテクチャー Broadwell (開発コード名) 以降で prefetchW 命令をサポートします。

オフ

/Qprotect-parens

式の評価で括弧を考慮して最適化するかどうかを指定します。

/Qprotect-parens-

Linux* および OS X* オプション

説明

デフォルト

-daal[= lib]

インテル® Data Analytics Acceleration Library (インテル® DAAL) のライブラリーにリンクするようにコンパイラーに指示します。

オフ

-fprotect-parens

式の評価で括弧を考慮して最適化するかどうかを指定します。

-fno-protect-parens

-fstack-protector-strong

バッファーを使用するルーチンのスタック・オーバーフロー・セキュリティー・チェックを有効にします。

-fno-stack-protector-strong

-gsplit-dwarf (Linux* のみ)

DWARF デバッグ情報を含む別のオブジェクト・ファイルを生成します。

オフ

-mgpu-asm-dump[=filename] (Linux* のみ)

オフロードするプロセッサー・グラフィックス用コードのネイティブ・アセンブリー・リストを生成するようにコンパイラーに指示します。このオプションは、インテル® グラフィックス・テクノロジーにのみ適用されます。IA-32 アーキテクチャーでは、Windows* でのみこのオプションを指定できます。

オフ

-mregparm-version=n

regparm 引数の引き渡しに使用するアプリケーション・バイナリー・インターフェイス (ABI) のバージョンを指定します。

-mregparm-version=0

-print-sysroot (Linux* のみ)

コンパイル時に使用するターゲットの sysroot ディレクトリーを出力します。

オフ

-qoffload-arch=arch [: visa ] (Linux* のみ)

コードのオフロードに使用するターゲット・アーキテクチャーを指定します。このオプションは、インテル® MIC アーキテクチャーおよびインテル® グラフィックス・テクノロジーにのみ適用されます。インテル® グラフィックス・テクノロジーの場合、仮想 ISA (vISA) を指定することもできます。

それぞれ異なります。詳細は、オプションの説明を参照してください。

-qoffload-svm (Linux* のみ)

共有仮想メモリー (SVM) モードを使用するかどうかを指定します。このオプションは、インテル® グラフィックス・テクノロジーにのみ適用されます。

-qno-offload-svm

-qopt-prefetch-issue-excl-hint (Linux* のみ)

インテル® マイクロアーキテクチャー Broadwell (開発コード名) 以降で prefetchW 命令をサポートします。

オフ

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804