インテル® C++ コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

Microsoft* Visual C++* との互換性

インテル® C++ コンパイラーでは、/Qvc が指定されると、対応する Microsoft* Visual C++* コンパイラーとソース互換およびバイナリー互換 (ネイティブコードのみ) が保たれます。Microsoft* Visual Studio* 内で、インテル® C++ コンパイラーでビルドされたバイナリービルドをデバッグすることができます。

インテル® C++ コンパイラーは、/GS でオプションセキュリティー・チェックをサポートしています。Visual Studio* IDE で [C/C++] > [Code Generation (コード生成)] > [Buffer Security Check (バッファ セキュリティ チェック)] を使用して、このオプションを制御することができます。

インテル® C++ コンパイラーには、/Qsafeseh オプションによる 32 ビット・バイナリーの安全な例外処理機能のサポートも含まれています。このオプションはデフォルトでオンです。Visual Studio* IDE で [C/C++] > [Command Line (コマンドライン)] > [Additional Options (追加のオプション)] を使用して、このオプションを制御することができます。

Microsoft* Visual Studio* との統合

インテル® コンパイラーは、Microsoft* Visual Studio* 2010、2012、2013、および 2015 プロジェクトと互換性があります。

インテル® C++ コンパイラーは、Visual Studio* で提供されるプロジェクトの種類でネイティブ C++ プロジェクトのみをサポートしています。以下のような .NET 属性を備えたプロジェクト・ファイルはインテル® C++ プロジェクトには変換できません。

サポートされていない主な機能

サポートされていないプリプロセッサーの機能

マネージドコードとアンマネージド・コードの混在

Microsoft* Visual Studio* .NET の C++ 言語へのマネージド拡張を使用する場合、よりアプリケーションのパフォーマンスを向上させるため、アンマネージド・コードをインテル® C++ コンパイラーで使用することができます。アンマネージド・コードでは、マネージドコードのキーワードがないようにしてください。

マネージドコードおよびアンマネージド・コードを混在させる方法についての情報は、以下の Microsoft* Web サイトで「An Overview of Managed/Unmanaged Code Interoperability」 (英語) を参照してください。

関連情報