インテル® Fortran コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

環境変数を設定するその他の方法

すべてのオペレーティング・システム

オペレーティング・システムによっては、別の方法で環境変数を設定することもできます。

Linux* および OS X*

Bourne*/Bourne* Again シェル (sh/bash)、Korn シェル (ksh)、または bash シェルで環境変数を設定するには、export コマンドと割り当てコマンドを使用します。

export FORT9
FORT9=/usr/users/smith/test.dat

Bourne シェル、Korn シェル、または bash シェルで環境変数を無効にするには、unset コマンドを使用します。

unset FORT9

C シェル (csh) で環境変数を設定するには、setenv コマンドを使用します。

setenv FORT9 /usr/users/smith/test.dat

C シェルで環境変数を無効にするには、unsetenv コマンドを使用します。

unsetenv FORT9

Windows*

ユーザーは要件に応じて、パス、ライブラリー、およびインクルード・ディレクトリーを指定する環境変数を Visual Studio* で定義することができます (メニューバーから [Tools (ツール)] > [Options... (オプション)] を選択します)。詳細は、「パス、ライブラリー、インクルード・ディレクトリーの指定」を参照してください。

コマンドラインで devenv または useenv を指定した場合、IDE はコマンドラインで定義された PATHINCLUDE、および LIB 環境変数を使用してビルドを実行します。また、[Tools (ツール)] > [Options... (オプション)] で定義した値の代わりに、これらの値が使用されます。

devenv コマンドに関する詳細は、Visual Studio* のマニュアルを参照してください。

一部のシステム環境変数は、インテル® Fortran コンパイラーのインストール時に変更されることがあります。インストール時に変更される環境変数は、ユーザーが選択するインストールの種類によって異なります 詳細は、install.htm ファイルを参照してください。

これらの環境変数の設定を表示または変更するには、次の操作を行います。

  1. 管理者権限のあるアカウントで [コントロール パネル] を開きます。

  2. [システム] を選択します。

  3. [システムの詳細設定] を選択して、[詳細設定] タブの [環境変数] ボタンをクリックします。

  4. 環境変数の値を表示し、値を変更します。

  5. 環境変数の変更内容を直ちに有効にするには、[適用] をクリックします (Windows* NT 4 システムのみ)。

  6. [OK] をクリックします。

システム環境変数を変更すると、コマンドラインでのビルド (IDE を使用しないで行うビルド) に影響がありますが、IDE を使用して行うビルドには影響がありません。IDE でのビルドは、IDE の [Tools (ツール)] > [Options... (オプション)] で設定された環境変数で管理されます。ただし、例外として、コマンドラインから /useenv オプションを指定して IDE でビルド (devenv) を行う場合には影響があります。この場合、IDE は、コマンドライン用に定義された環境変数 PATHINCLUDE、および LIB を使用します。

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