インテル® Fortran コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

threads

マルチスレッドのランタイム・ライブラリーにある未解決の参照を検索するようリンカーに指示します。

構文

Linux* および OS X*:

-threads

-nothreads

Windows*:

/threads

/nothreads

引数

なし

デフォルト

Windows*: threads

/reentrancy:threaded オプションも指定されている場合、リンカーは、スレッドセーフな操作をサポートするライブラリーで未解決の参照を検索します。

Linux* および OS X*: nothreads

リンカーは、スレッドセーフな操作をサポートしないライブラリーで未解決の参照を検索します。

説明

このオプションは、マルチスレッドのランタイム・ライブラリーの未解決の参照を検索するようリンカーに指示します。

reentrancy threaded オプションを設定します。

Windows* システム: 次の表に、マルチスレッドのランタイム・ライブラリーのオプションを示します。

ライブラリーの種類

必須オプション

代替オプション

マルチスレッド

/libs:static

/threads

/MT

デバッグ・マルチスレッド

/libs:static

/threads

/dbglibs

/MTd

マルチスレッド DLL

/libs:dll

/threads

/MD

マルチスレッド・デバッグ DLL

/libs:dll

/threads

/dbglibs

/MDd

確実にスレッドセーフ/再入可能なランタイム・ライブラリーがリンクされ、正しく初期化されるように、リンク段階およびメインルーチンのコンパイルで threads オプションを使用すべきです。

Windows* では、コンパイラーによってオプションが処理されると、リンカーによって処理されるコンパイル済みオブジェクト・ファイルに宣言子が追加されます。Linux* および OS X* では、ifort コマンドによってオプションが処理されると、リンクが開始され、ライブラリー名がリンクコマンドに追加されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報