インテル® Fortran コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
プロジェクトを新規作成すると、そのプロジェクトを含むソリューションが Visual Studio* によって自動的に作成されます。Visual Studio* を使用して新しいインテル® Fortran プロジェクトを作成する方法:
[Solution Explorer (ソリューション エクスプローラ)] ウィンドウに hello32 プロジェクトが表示されます。デフォルトでは、Visual Studio* のソリューション名も hello32 になります。
[File (ファイル)] > [New (新規作成)] > [Project (プロジェクト)] を選択します。
左のペインで、[Intel® Visual Fortran (インテル® Visual Fortran)] をクリックしてインテル® Fortran のプロジェクトを表示します。プロジェクトの種類ごとに、右のペインに利用可能なテンプレートが表示されます。
適切なプロジェクトの種類をクリックします (「プロジェクトの種類の理解」を参照してください)。
プロジェクト名を指定します。
プロジェクト・ディレクトリーの場所を指定します。ここにプロジェクト・ファイルが格納されます。存在しないディレクトリーを指定した場合、ディレクトリーが作成されます。
[OK] をクリックして新しいプロジェクトを作成します。
プロジェクトおよびそのファイルが [Solution Explorer (ソリューション エクスプローラ)] ウィンドウに表示されます。COM サーバー・プロジェクトの場合、追加のユーザーオプションのページが表示されます。
プロジェクトをまだ開いていない場合は、プロジェクトを開きます ([File (ファイル)] メニューを使用します)。
[Project (プロジェクト)] > [Add Existing Item... (既存項目の追加...)] を選択します。
[Add Existing Item (既存項目の追加)] ダイアログボックスで、プロジェクトに追加する Fortran ファイルを選択します。
プロジェクトをまだ開いていない場合は、プロジェクトを開きます ([File (ファイル)] メニューを使用します)。
[Project (プロジェクト)] > [Add New Item... (新しい項目の追加...)] を選択します。
[Add New Item (新しい項目の追加)] ダイアログボックスで、ファイルの種類を選択します。
ファイル名を指定します。[Open... (開く...)] をクリックします。[Solution Explorer (ソリューション エクスプローラ)] にファイル名が表示されます。
Visual Studio* のエディターを使用して、ソースコードを入力します。作業が完了したら、必ず保存してください。
既存のソースコードがある場合、後でファイルを整理し直すこともできますが、プロジェクトを作成する前に、ファイルをディレクトリーに分けて整理しておくことを推奨します。
プログラムで使用する Fortran モジュールは、プロジェクトに明示的に追加しなくても、依存関係として表示されます (.MOD ファイル)。
モジュールファイルは、プリコンパイル済みモジュール定義のバイナリーバージョンで、.mod ファイルとして格納されます。モジュールのソース定義を変更するときは、プロジェクトをリビルドする前に .mod ファイルを更新することができます。更新を行うには、対応するソースファイルを別々にコンパイルします ([Solution Explorer (ソリューション エクスプローラ)] ウィンドウでファイルを選択し、[Build (ビルド)] > [Compile (コンパイル)] を選択します)。モジュール・ソース・ファイルがプロジェクトの一部である場合は、ファイルを別々にコンパイルする必要はありません。プロジェクトのビルドでは、コンパイルを行う必要があるファイルがインテル® Fortran コンパイラーによって判断されます。
モジュールファイルを格納するディレクトリーを変更するには、IDE で [Project (プロジェクト)] > [Properties (プロパティ)] > [Fortran] > [Output Files (出力ファイル)] > [Module Path (モジュールパス)] を設定するか、コマンドラインで [no]module コンパイラー・オプションを指定します。指定した場所から .mod ファイルが自動的に検索されます。
モジュールファイルの検索ディレクトリーを変更するには、次のいずれかの方法を選択します。
[Project (プロジェクト)] > [Properties (プロパティ)] > [Fortran] > [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [Default Include and Use Path (INCLUDE/USE 文の既定パス)]
[Project (プロジェクト)] > [Properties (プロパティ)] > [Fortran] > [Preprocessor (プリプロセッサー)] > [Ignore Standard Include Path (標準のインクルード・パスを無視)]
コマンドライン
新しく作成されたプロジェクト (またはその他のプロジェクト) で、IDE はモジュールを定義するソースをファイル一覧から検索し、モジュールを使用するプログラムユニットをコンパイルする前に、それらのソースを先にコンパイルします。IDE は USE 文および INCLUDE 文で指定されているモジュールを、追加されたプロジェクト・ファイルから自動的に検索します。また、プロジェクトのビルドで使用されるすべてのツールをソースファイルから検索します。