インテル® Fortran コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

インテル® パフォーマンス・ライブラリーの使用

インテル® Fortran コンパイラーには、インテル® パフォーマンス・ライブラリーの 1 つ、インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) が同梱されています。

ライブラリーは、[Libraries (ライブラリー)] > [Use Intel Math Kernel Library (インテル® MKL の使用)] プロパティーを設定して使用できます。

  1. プロジェクトを選択して、[Project (プロジェクト)] > [Properties (プロパティ)] を開きます。

  2. 左のペインで、[Configuration Properties (構成プロパティ)] > [Fortran] > [Libraries (ライブラリー)] を選択します。

  3. [Use Intel Math Kernel Library (インテル® MKL の使用)] を次のいずれかに設定します。

    • [Parallel (並列)]: 並列のインテル® MKL ライブラリーを使用します。

    • [Sequential (シーケンシャル)]: シーケンシャルなインテル® MKL ライブラリーを使用します。

    • [Cluster (クラスター)]: インテル® MKL クラスター・ライブラリーを使用します。

詳細は、インテル® MKL のドキュメントを参照してください。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804