インテル® Fortran コンパイラー 16.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
最適化レポートは、ベクトル化や最適化の問題に対処するのに役立ちます。
ソリューションやプロジェクトのビルド時にコンパイラーによって最適化診断メッセージが生成されると、次のウィンドウで最適化レポートを確認できます。
[Compiler Optimization Report (コンパイラーによる最適化レポート)] ウィンドウ - ループごとにグループ化するか、一覧表示できます。
[Compiler Inline Report (コンパイラーによるインライン展開レポート)] ウィンドウ
ソースエディターに表示される最適化メモ
最適化レポートを表示するには、次の操作を行います。
プロジェクトのプロパティー・ページで、[構成プロパティ] > [Fortran] > [Diagnostics (診断)] を選択します。
次のいずれかのオプションにデフォルト以外の値を設定します。
[OpenMP Diagnostic Level (OpenMP 診断レベル)]
[Auto-Parallelizer Diagnostic Level (自動並列化診断レベル)]
[Vectorizer Diagnostics Level (ベクトル化診断レベル)]
[Optimization Diagnostics Level (最適化診断レベル)]
[Optimization Diagnostics Phase (最適化診断フェーズ)]
[Optimization Diagnostics Routine (最適化診断ルーチン)]
デフォルトでは、プロシージャー間の最適化 (IPO) はオフに設定されています。IPO 診断を表示するには、[Fortran] > [Optimization (最適化)] > [Interprocedural Optimization (プロシージャー間の最適化)] を [Single-file (シングルファイル)] または [Multi-file (マルチファイル)] に設定します。
プロジェクトをビルドして、最適化レポートを生成します。
コンパイラーにより最適化診断が生成されると、[Compiler Optimization Report (コンパイラーによる最適化レポート)] ウィンドウと [Compiler Inline Report (コンパイラーによるインライン展開レポート)] ウィンドウが開き、ソースエディターに最適化レポートのアノテーションが表示されます。
[Optimization Reports (最適化レポート)] ダイアログボックスで、最適化レポートの表示を設定できます。このダイアログボックスを表示するには、[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] > [Intel Compilers and Tools (インテル® コンパイラーおよびツール)] > [Optimization Reports (最適化レポート)] を選択します。