インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

概要: リダクション組込み関数

このトピックは、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。

リダクション組込み関数は、ソースベクトルのすべての要素に対して算術演算を行い、スカラー値を返します。リダクション組込み関数は 14 個あります。各組込み関数のプロトタイプは immintrin.h ヘッダーファイル内にあります。

すべての型でリダクション組込み関数を使用するには、型キャスト組込み関数を使用します。以下に使用例を示します。__cdecl _mm512_setzero_pd() リダクション組込み関数は、float64 ベクトルのすべての要素を 0 に設定します。その他のベクトル型をすべて 0 に設定するには、次のように指定します。

#ifdef _m512_TYPED

#define __cdecl _mm512_setzero_pd() __cdecl _mm512_castps_pd(__cdecl _mm512_setzero())
#define __cdecl _mm512_setzero_ps() __cdecl _mm512_setzero()
#define __cdecl _mm512_setzero_epi32() __cdecl _mm512_castps_si512(__cdecl _mm512_setzero())

#else

#define __cdecl _mm512_setzero_pd() __cdecl _mm512_setzero()
#define __cdecl _mm512_setzero_ps() __cdecl _mm512_setzero()
#define __cdecl _mm512_setzero_epi32() __cdecl _mm512_setzero()

#endif

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