インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

_mm512_expm1_ps/_mm512_mask_expm1_ps

e (自然対数ベース) にベクトル v1 の要素 -1 を乗じた指数を計算します。float32 引数を使用するベクトル用の expm1(x) 関数です。この組込み関数は、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。

構文

マスクなし

extern __m512 __cdecl _mm512_expm1_ps(__m512 v2);

マスク付き

extern __m512 __cdecl _mm512_mask_expm1_ps(__m512 v1_old, __mmask16 k1, __m512 v2);

引数

v2

float32 値のベクトル

v1_old

デスティネーション・ベクトルの古い値を保持するソースベクトル。マスクビットが 0 にセットされている場合は、v1_old の対応する要素が結果ベクトルにコピーされます。

k1

書き込みマスク。k1 マスクの対応するビットが '1' にセットされているソースベクトルの要素のみ計算され、結果に格納されます。k1 の対応するビットが 0 にセットされている結果ベクトルの要素は、ベクトル v1_old の要素からコピーされます。

説明

x が小さな値の e(x)-1 を正確に計算します。

マスク付きには 2 つの追加の引数 (v1_oldk1) があります。 ベクトルマスク k1 の対応するビットがクリアされている v2 の要素は計算に使用されません。 代わりに、v1_old から結果ベクトルに対応する要素がコピーされます。

戻り値

演算結果のベクトル。