インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

コマンドラインからのプロジェクトの変換

コマンドライン・ユーティリティー ICProjConvert170.exe を使用して、インテル® C++ プロジェクトを Microsoft® Visual C++® プロジェクトに、またはその逆に変換することができます。 構文は、次のとおりです。

ICProjConvert170.exe <sln_file | prj_files> </VC[:"VCtoolset name"] | /IC[:"ICtoolset name"]> [/q] [/nologo] [/msvc] [/s] [/f]

説明:

引数

説明

sln_file

指定されたプロジェクト・システムに変換するソリューション・ファイルへのパスです。

prj_files

指定されたプロジェクト・システムに変換するプロジェクト・ファイルのスペース区切りリストファイル (またはワイルドカード) です。

/VC

Microsoft® Visual C++® プロジェクト・システムに変換します。

VCtoolset name

設定可能な値は、v110 (Visual Studio® 2012)、v120 (Visual Studio® 2013)、または v140 (Visual Studio® 2015) です。

/IC

インテル® C++ プロジェクト・システムに変換します。

ICtoolset name

インテル® C++ コンパイラー 17.0

統合するバージョンにより、サポートされる名前の値は異なります。

/q

クワイエット・モード。すべての情報を表示しません (エラーを除く)。

/nologo

起動時にバナーを表示しないようにします。

/msvc

Microsoft® Visual C++® コンパイラーを使用するように設定します。

/s

すべてのサブディレクトリーからプロジェクト・ファイルを検索します。

/f

可能であれば、サポートされていない種類やプロパティーが含まれていてもプロジェクトを強制的に更新します。

/? または /h

ヘルプを表示します。

ICProjConvert170.exe *.icproj /s /VC コマンドを発行して現在のディレクトリーとそのサブディレクトリーにあるすべてのインテル® C++ プロジェクト・ファイルで Microsoft® Visual C++® を使用するように変換します。

インテル® C++ コンパイラーをアンインストールしても、ICProjConvert170.exe を使用してインテル® C++ プロジェクトを Microsoft® Visual C++® プロジェクトに戻せるように、このファイルは Program Files (x86)\Common Files\Intel\shared files\ia32\Bin フォルダーに残されます。