インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
リンクに使用する OpenMP* ランタイム・ライブラリーを指定します。 -qopenmp-lib は、古いオプション -openmp-lib の後継オプションです。
Linux* および OS X*: | -qopenmp-lib=type |
Windows®: | /Qopenmp-lib:type |
type |
使用するライブラリーの種類 (互換性レベル) を指定します。 現在、設定可能な値は以下のとおりです。
|
-qopenmp-lib=compat |
コンパイラーは、互換 OpenMP* ランタイム・ライブラリー (libiomp) を使用します。 |
このオプションは、リンクに使用する OpenMP* ランタイム・ライブラリーを指定します。
互換 OpenMP* ランタイム・ライブラリーは、Microsoft® OpenMP* ランタイム・ライブラリー (vcomp) または GNU* OpenMP* ランタイム・ライブラリー (libgomp) を使用して作成されたオブジェクト・ファイルと互換性があります。
互換 OpenMP* ランタイム・ライブラリーを使用するには、[q または Q]openmp-lib オプションの互換設定を使用してアプリケーションをコンパイルしリンクします。 このオプションを使用するには、以下のいずれかのコンパイラー・オプションも指定する必要があります。
Linux*: -qopenmp または -qopenmp-stubs
Windows®: /Qopenmp または /Qopenmp-stubs
Windows® システムでは、互換 OpenMP* ランタイム・ライブラリーは Microsoft® C/C++ コンパイラーでコンパイルされた OpenMP* オブジェクト・ファイルと、インテル® C/C++ コンパイラーまたはインテル® Visual Fortran コンパイラーでコンパイルされた OpenMP* オブジェクト・ファイルを組み合わせます。 リンクフェーズで、ランタイム・ライブラリーの単一で一貫性のあるコピーが生成されます。
Linux* システムでは、インテルの互換 OpenMP* ランタイム・ライブラリーは GNU gcc コンパイラーでコンパイルされた OpenMP* オブジェクト・ファイルと、インテル® C/C++ コンパイラーまたはインテル® Fortran コンパイラーでコンパイルされた同様の OpenMP* オブジェクト・ファイルを組み合わせます。 リンクフェーズで、ランタイム・ライブラリーの単一で一貫性のあるコピーが生成されます。
互換 OpenMP* ランタイム・ライブラリーは、インテル® コンパイラー 10.0 よりも前のバージョンを使用して作成されたオブジェクト・ファイルと互換性がありません。
Windows® では、コンパイラーによってオプションが処理されると、リンカーによって処理されるコンパイル済みオブジェクト・ファイルにディレクティブが追加されます。 Linux* および OS X* では、icc/icpc コマンドによってオプションが処理されると、リンクが開始され、ライブラリー名がリンクコマンドに追加されます。
なし