インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
float32 ベクトルの最小値を特定します。対応する命令はありません。インテル® MIC アーキテクチャーでは、compare および jump 命令がこの命令をエミュレートします。この組込み関数は、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。
マスクなし extern _m512 __cdecl _mm512_min_ps(_m512 v2, _m512 v3); |
マスク付き extern _m512 __cdecl _mm512_mask_min_ps(_m512i v1_old, __mmask16 k1, _m512 v2, _m512 v3); |
v2 |
最小値を特定する float32 ベクトル (1 つ目のソースオペランド) |
v3 |
最小値を特定する float32 ベクトル (2 つ目のソースオペランド) |
v1_old |
デスティネーション・ベクトルの古い値を保持するソースベクトル。マスクビットが 0 にセットされている場合は、v1_old の対応する要素が結果ベクトルにコピーされます。 |
k1 |
書き込みマスク。k1 マスクの対応するビットが '1' にセットされているソースベクトルの要素のみ計算され、結果に格納されます。k1 の対応するビットが 0 にセットされている結果ベクトルの要素は、ベクトル v1_old の要素からコピーされます。 |
float32 ベクトル v2 と float32 ベクトル v3 の対応する各要素ペアの最小値を特定します。
比較する値が両方とも (符号に関係なく) 0.0 の場合、2 つ目のソースベクトル v3 の値が返されます。 どちらか一方の値だけが NaN の場合、2 つ目のソースベクトル v3 (NaN または有効な浮動小数点値) が結果に書き込まれます。
マスク付きにはさらに引数 k1 があります。 ベクトルマスク k1 の対応するビットがセットされているソースレジスターの要素のみ計算に使用されます。
操作の結果。