_mm512_i64[ext]scatter_pslo/_mm512_mask_i64[ext]scatter

インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

int64 インデックスを使用して、float32 ベクトルをメモリー位置に分散 (Scatter) します。この組込み関数は、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。

構文

マスクなし

void _mm512_i64extscatter_pslo(void* mv, __m512i index, __m512 v1, _MM_UPCONV_PS_ENUM conv, int scale, int hint);

void _mm512_i64scatter_pslo(void* mv, __m512i index, __m512 v1, int scale);

マスク付き

void _mm512_mask_i64extscatter_pslo(void* mv, __mmask8 k1, __m512i index, __m512 v1, _MM_UPCONV_PS_ENUM conv, int scale, int hint);

void _mm512_mask_i64scatter_pslo(void* mv, __mmask8 k1, __m512i index, __m512 v1, int scale);

`mv`	メモリーのベースアドレスへのポインター
`k1`	書き込みマスク。`k1` マスクの対応するビットが '1' にセットされているソースベクトルの要素のみ計算され、結果に格納されます。`k1` の対応するビットが 0 にセットされている結果ベクトルの要素は、ベクトル `v1_old` の要素からコピーされます。
`index`	メモリー `mv` のインデックスを含む int64 ベクトル。
`v1`	ソースベクトル
`conv`	順方向変換の種類。次のいずれかになります。 `_MM_UPCONV_PS_NONE` - 変換なし `_MM_UPCONV_PS_FLOAT16` - sint8 => float32 `_MM_UPCONV_PS_UINT8` - uint8 => float32 `_MM_UPCONV_PS_SINT8` - sint8 => float32 `_MM_UPCONV_PS_UINT16` - uint16 => float32 `_MM_UPCONV_PS_SINT16` - sint16 => float32
`scale`	要素のアドレスを計算するスケールファクター。次の値を使用できます: 1、2、4、および 8。メモリーの `i` 番目の要素のアドレスは、次のように計算されます。`mv + index[i] * scale`
`hint`	プロセッサーにデータが非テンポラルでないことを示すヒント。0 または 1 を使用できます。それぞれの値の意味は次のとおりです。 `_MM_HINT_NONE` = 0 `_MM_HINT_NT` = 1 (ロードは非テンポラル)

float32 ベクトル v1 の下位 8 要素に対して、スケールファクター scale を使用して逆方向変換し、ベースアドレス mv とインデックス・ベクトル index により指定されるメモリー位置にストアします。

マスクなしの組込み関数は、フルマスク (k1=0xffff) のマスク付き組込み関数と同等です。

変換と hint ヒントが不要な場合は、関数名に ext が含まれない、単純化されたバージョンを使用できます。

なし。