インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
for ループの反復数を指定します。
#pragma loop_count(n) #pragma loop_count=n |
または
#pragma loop_count(n1[, n2]...) #pragma loop_count=n1[, n2]... |
または
#pragma loop_count min(n),max(n),avg(n) #pragma loop_count min=n, max=n, avg=n |
(n) または =n |
負ではない整数値。コンパイラーは次のループに対し n で指定された回数分の繰り返しを試みますが、反復回数は保証されません。 |
(n1[,n2]...) または =n1[,n2]... |
負ではない整数値。コンパイラーは次のループを n1 または n2 で指定された回数分か、または指定されていない回数分の繰り返しを試みます。 この動作により、ループアンロールにいくらか柔軟性が生まれます。 反復数は保証されません。 |
min(n), max(n), avg(n) または min=n, max=n, avg=n |
負ではない整数値。重複がないように任意の順序で 1 つまたは複数の値を指定します。 コンパイラーは指定された最大、最小、平均 (n1) 回数で次のループが繰り返されるようにします。 min と max では指定された反復回数が保証されます。 |
loop_count プラグマで、for ループの最小、最大、平均の反復数を指定できます。 また、コンパイラーが複数のバージョンを生成し、完全なアンロールを行うのに役立つ、よくある値のリストを指定することもできます。
1 つのループに複数のプラグマを指定できます。ただし、プラグマは、重複させないでください。
次の例では、プラグマを使用して、最小回数を 3 回、最大回数を 10 回、平均回数を 5 回に指定してループを反復させる方法を示します。
loop_count プラグマ min(n)、max(n)、avg(n) の使用例 |
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