インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
このトピックは、Eclipse* の C/C++ にのみ適用されます。
インテル® C++ コンパイラーは、次のインテル® パフォーマンス・ライブラリーとともに利用できます。
インテル® Data Analytics Acceleration Library (インテル® DAAL)
インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP)
インテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® TBB)
インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL)
Eclipse* でこれらのライブラリーを利用するには、プロパティー・ページで次の操作を行います。
プロジェクトを選択します。
[Project] > [Properties] からプロパティー・ページを開いて、[C/C++ Build] > [Settings] を選択します。
[Intel C++ Compiler] > [Performance Library Build Components] を選択します。
[Use Intel® Data Analytics Acceleration Library] プロパティー・ページでは、ライブラリーにリンクし、関連するヘッダーを使用できるようになります。
[None]: インテル® DAAL の使用を無効にします。
[Use threaded Intel® DAAL]: スレッド化されているバージョンのライブラリーを使用してリンクします。
[Use non-threaded Intel® DAAL]: スレッド化されていないバージョンのライブラリーを使用してリンクします。
[Use Intel® Integrated Performance PrimitivesLibraries] プロパティー・ページでは、ドロップダウン・メニューから次のオプションを選択できます。
[None]: インテル® IPP の使用を無効にします。
[Use main libraries set]: 暗号化ライブラリーを除くすべてのライブラリーを使用します。
[Use main libraries and cryptography library]: メイン・ライブラリーと暗号化ライブラリーを使用します。
[Use non-pic version of libraries]: PIC でないバージョンのメイン・ライブラリーを使用します。
[Use cryptography library and non-pic version of libraries]: 暗号化ライブラリーと PIC でないバージョンのメイン・ライブラリーを使用します。
暗号化ライブラリーには、輸出法が適用されます。
[Use Intel® Math Kernel Library] プロパティーでは、ドロップダウン・メニューから次のオプションを選択できます。
[None]: インテル® MKL の使用を無効にします。
[Use threaded Intel® MKL]: スレッド化されているバージョンのライブラリーを使用してリンクします。
[Use non-threaded Intel® MKL]: スレッド化されていないバージョンのライブラリーを使用してリンクします。
[Use Intel® MKL Cluster and sequential Intel® MKL libraries]: インテル® MKL クラスター・ライブラリーとシーケンシャルなインテル® MKL ライブラリーを使用してリンクします。
[Use Intel® Threading Building Blocks Library] プロパティー・ページでは、ライブラリーにリンクし、関連するヘッダーを使用できるようになります。
詳細は、インテル® DAAL、インテル® IPP、インテル® MKL、インテル® TBB のドキュメントを参照してください。
最適化に関する注意事項 |
---|
インテル® コンパイラーでは、インテル® マイクロプロセッサーに限定されない最適化に関して、他社製マイクロプロセッサー用に同等の最適化を行えないことがあります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令などの最適化が該当します。インテルは、他社製マイクロプロセッサーに関して、いかなる最適化の利用、機能、または効果も保証いたしません。本製品のマイクロプロセッサー依存の最適化は、インテル® マイクロプロセッサーでの使用を前提としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに限定されない最適化のなかにも、インテル® マイクロプロセッサー用のものがあります。この注意事項で言及した命令セットの詳細については、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 注意事項の改訂 #20110804 |