インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
このトピックは、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。
浮動小数点ベクトルの比較操作を実行する組込み関数は、VCMPPS (float32 ベクトル用) と VCMPPD (float64 ベクトル用) です。
これらの組込み関数は、次に示す DX10 規格の 3.1.1.1 に従っていなければなりません。
EQ、GT、GE、LT、および LE 比較は、どちらか一方または両方が NaN の場合に FALSE を返します。
比較では 0 の符号が無視されます (+0 と -0 は等しいと見なされます)。
NE 比較は、どちらか一方または両方が NaN の場合に TRUE を返します。
非 NaN 値と +/-∞ の比較は正しい結果を返します。
以下の DX10 規格にも従います。
デノーマルは比較の前にフラッシュされます (オリジナルのソースレジスターはそのまま残されます)。
+0 は -0 と等しいと見なされます。NaN の比較は FALSE を返します。
同じ符号の無限大は等しいと見なされます。符号に関係なく無限値は順序付けされていると見なされます。