インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

設定ファイルの使用

コマンドラインへ入力する項目は、設定ファイルを使用してその入力作業を自動化することにより、コマンドライン・オプションの入力時間を短縮することができます。 設定ファイルは、インテル® C++ コンパイラーを実行するたびに自動的に処理されます。 設定ファイルには、任意の有効なコマンドライン・オプションを挿入できます。 コンパイラーは、設定ファイルに記述されたオプションを上から順番に処理し、次に、コンパイラーの起動時に指定されたコマンドライン・オプションを処理します。

設定ファイルに記述されたオプションは、コンパイラーを実行するたびに使用されます。 プロジェクトごとに異なるオプションを使用する必要がある場合は、応答ファイルを使用してください。

設定ファイルの例

デフォルトの設定ファイル icc.cfg および icpc.cfg (Linux* および OS X*) または icl.cfg (Windows®) は、コンパイラーの実行ファイルと同じディレクトリーにあります。 ほかの設定ファイルを使用する場合は、ICCCFG/ICPCCFG (Linux* および OS X*) または ICLCFG/ICLXXCFG (Windows®) 環境変数を使用して、その設定ファイルの場所を指定します。

コンパイラーに異なる設定ファイルを使用するように指示すると、デフォルトの設定ファイルは無視されます。

次に、基本的な設定ファイルの例を示します。 シャープ記号 (#) は、その行がコメント行であることを示します。

Windows® の例では、コンパイラーは設定ファイルを読み込んで、コンパイラーを実行するたびにコマンドラインで指定した任意のオプションとともに I オプションを起動します。

## サンプル icpc.cfg ファイル
  -I/my_headers  
## サンプル icl.cfg ファイル
  /Ic:\my_headers 

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