インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

_mm512_svml_round_pd/_mm512_mask_svml_round_pd

最も近い整数値へ切り下げます。float64 引数を使用するベクトル用の round(x) 関数です。   この組込み関数は、インテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーにのみ適用されます。

構文

マスクなし

extern _m512d __cdecl _mm512_svml_round_pd(_m512d v1);

マスク付き

extern _m512d __cdecl _mm512_mask_svml_round_pd(_m512d v1_old, __mmask8 k1, _m512d v1);

引数

v1 float64 値のベクトル
v1_old デスティネーション・ベクトルの古い値を保持するソースベクトル。0 マスクビットで v1_old の対応する要素を取得します。
k1 書き込みマスク。k1 マスクの対応するビットが '1' にセットされているソースベクトルの要素のみ計算され、結果に格納されます。k1 の対応するビットが 0 にセットされている結果ベクトルの要素は、ベクトル v1_old の要素からコピーされます。

説明

ベクトル v1 の要素を最も近い整数値へ切り下げます。中間の場合は、_mm512_rint_pd/_mm512_mask_rint_pd 組込み関数のように最も近い偶数の整数値ではなく、丸め方向に関係なくゼロから離れて丸められます。

マスク付きには 2 つの追加の引数 (v1_oldk1) があります。 ベクトルマスク k1 の対応するビットがクリアされている v1 の要素は計算に使用されません。 代わりに、v1_old から結果ベクトルに対応する要素がコピーされます。

戻り値

操作の結果。