インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
並列プログラムではさらに多くの考察や修正を行うことによって、パフォーマンスのチューニングや改善を行うことができます。
一般に、インテル® Cilk™ Plus のランタイムは、ワークスチールと呼ばれるスケジュール・アルゴリズムを使用してプロセッサーのリソースを効率的に使用します。 ワークスチールは、1 つのプロセッサー・コアから別のプロセッサー・コアへの作業の移動を最小限に抑えます。
また、このアルゴリズムではワーカーの数に応じて直線的に空間を利用します。 つまり、インテル® Cilk™ Plus プログラムを N 個のワーカーで実行した場合、1 個のワーカーが必要とするメモリーの N 倍のメモリーが必要になります。