インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インテルの数学ライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。
mathimf.h ヘッダーファイルには、インテルの数学ライブラリー関数のプロトタイプが含まれています。
インテルの数学ライブラリーは、次の三角関数をサポートします。
説明: acos 関数は、範囲 [-1,1] の x の弧度 [0,pi] 範囲内で、x の逆余弦の主値を返します。
errno: EDOM、x < 1 の場合
呼び出しインターフェイス:
double acos(double x);
long double acosl(long double x);
float acosf(float x);
説明: acosd 関数は、範囲 [-1,1] の x の角度 [0,180] の範囲で、x の逆余弦の主値を返します。
errno: EDOM、x < 1 の場合
呼び出しインターフェイス:
double acosd(double x);
long double acosdl(long double x);
float acosdf(float x);
説明: asin 関数は、範囲 [-1,1] の x の弧度 [-pi/2, +pi/2] 範囲内で、x の逆正弦の主値を返します。
errno: EDOM、x < 1 の場合
呼び出しインターフェイス:
double asin(double x);
long double asinl(long double x);
float asinf(float x);
説明: asind 関数は、範囲 [-1,1] の x の角度 [-90,90] の範囲で、x の逆正弦の主値を返します。
errno: EDOM、x < 1 の場合
呼び出しインターフェイス:
double asind(double x);
long double asindl(long double x);
float asindf(float x);
説明: atan 関数は、弧度 [-pi/2, +pi/2] の範囲内で、x の逆正接の主値を返します。
呼び出しインターフェイス:
double atan(double x);
long double atanl(long double x);
float atanf(float x);
説明: atan2 関数は、弧度 [-pi, +pi] の範囲内で、y/x の逆正接の主値を返します。
errno: EDOM、x = 0 および y = 0 の場合
呼び出しインターフェイス:
double atan2(double y, double x);
long double atan2l(long double y, long double x);
float atan2f(float y, float x);
説明: atand 関数は、角度 [-90, 90] の範囲で、x の逆正接の主値を返します。
呼び出しインターフェイス:
double atand(double x);
long double atandl(long double x);
float atandf(float x);
説明: atand2 関数は、角度 [-180, +180] の範囲内で、y/x の逆正接の主値を返します。
errno: EDOM、x = 0 および y = 0 の場合
呼び出しインターフェイス:
double atan2d(double x, double y);
long double atan2dl(long double x, long double y);
float atan2df(float x, float y);
説明: cos 関数は、弧度法で x の余弦を返します。
呼び出しインターフェイス:
double cos(double x);
long double cosl(long double x);
float cosf(float x);
説明: cosd 関数は、角度法で x の余弦を返します。
呼び出しインターフェイス:
double cosd(double x);
long double cosdl(long double x);
float cosdf(float x);
説明: cot 関数は、弧度法で x の余接を返します。
errno: ERANGE、オーバーフロー状態、x = 0 の場合
呼び出しインターフェイス:
double cot(double x);
long double cotl(long double x);
float cotf(float x);
説明: cotd 関数は、角度法で x の余接を返します。
errno: ERANGE、オーバーフロー状態、x = 0 の場合
呼び出しインターフェイス:
double cotd(double x);
long double cotdl(long double x);
float cotdf(float x);
説明: sin 関数は、弧度法で x の正弦を返します。
呼び出しインターフェイス:
double sin(double x);
long double sinl(long double x);
float sinf(float x);
説明: sincos 関数は、弧度法で x の正弦と余弦の両方を返します。
呼び出しインターフェイス:
void sincos(double x, double *sinval, double *cosval);
void sincosl(long double x, long double *sinval, long double *cosval);
void sincosf(float x, float *sinval, float *cosval);
説明: sincosd 関数は、角度法で x の正弦と余弦の両方を返します。
呼び出しインターフェイス:
void sincosd(double x, double *sinval, double *cosval);
void sincosdl(long double x, long double *sinval, long double *cosval);
void sincosdf(float x, float *sinval, float *cosval);
説明: sind 関数は、角度法で x の正弦を計算します。
呼び出しインターフェイス:
double sind(double x);
long double sindl(long double x);
float sindf(float x);
説明: tan 関数は、弧度法で x の正接を返します。
呼び出しインターフェイス:
double tan(double x);
long double tanl(long double x);
float tanf(float x);
説明: tand 関数は、角度法で x の正接を返します。
errno: ERANGE、オーバーフロー状態の場合
呼び出しインターフェイス:
double tand(double x);
long double tandl(long double x);
float tandf(float x);