インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

profile-loops、Qprofile-loops

関数のエントリーポイントと終了ポイント、およびインストルメント可能なループの前後にインストルメンテーション呼び出しを挿入します。

アーキテクチャーの制限

インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー x100 製品ファミリー (開発コード名 Knights Corner) をターゲットとするインテル® 64 アーキテクチャー、インテル® グラフィックス・テクノロジーをターゲットとする IA-32 アーキテクチャー、またはインテル® グラフィックス・テクノロジーをターゲットとするインテル® 64 アーキテクチャーでは利用できません。

構文

Linux* および OS X*:

-profile-loops=keyword

Windows®:

/Qprofile-loops:keyword

引数

keyword

インストルメンテーションを行うループの種類を指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

inner

内側のループの前後にインストルメンテーションを挿入します。

outer

外側のループの前後にインストルメンテーションを挿入します。

all

すべてのループの前後にインストルメンテーションを挿入します。

デフォルト

オフ

関数のエントリーポイントと終了ポイントまたはインストルメント可能なループの前後にインストルメンテーション呼び出しは挿入されません。

説明

このオプションは、シングルスレッド・アプリケーション内に関数のエントリーポイントと終了ポイントにインストルメンテーション呼び出しを挿入します。 スレッド化されていないアプリケーションの場合は、keyword でリストされたインストルメント可能なループの前後にもインストルメンテーションが挿入されます。

インストルメント済みアプリケーションが実行されると、このオプションにより loop_prof_funcs_<name>.dump ファイルと loop_prof_funcs_<name>.dump ファイルが生成されます。<name> は実行のタイムスタンプです。

同じタイムスタンプがループファイルと関数ファイルにも使用されます。これにより、ループデータと関数データが同じプログラム実行からのものであることを特定できます。

INTEL_LOOP_PROF_XML_DUMP 環境変数を 0 に設定して出力形式をオフにしない限り、同じデータ値が loop_prof_<name>.xml ファイルにも出力され、データ・ビューアー・アプリケーションで使用されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報