インテル® C++ コンパイラー 17.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

qopt-ra-region-strategy、Qopt-ra-region-strategy

レジスター・アロケーターが各ルーチンを領域に分配する方法を選択します。-qopt-ra-region-strategy は、古いオプション -opt-ra-region-strategy の後継オプションです。

構文

Linux* および OS X*:

-qopt-ra-region-strategy[=keyword]

Windows®:

/Qopt-ra-region-strategy[:keyword]

引数

keyword

パーティショニングに使用するメソッドです。設定可能な値は以下のとおりです。

routine

各ルーチンに単一領域を作成します。

block

各ルーチンを基本ブロックごとに 1 つの領域へ分割します。

trace

各ルーチンをトレースごとに 1 つの領域へ分割します。

loop

各ルーチンをループごとに 1 つの領域へ分割します。

default

パーティショニングに使用するメソッドをコンパイラーが決定します。

デフォルト

-qopt-ra-region-strategy=default

または /Qopt-ra-region-strategy:default

パーティショニングに使用するメソッドをコンパイラーが決定します。keyword なしで指定した場合のデフォルトです。

説明

このオプションは、レジスター・アロケーターが各ルーチンを領域へ分割するために使用する方法を選択します。

設定 default が有効な場合、コンパイラーはコンパイル時のパフォーマンスと生成されるコードのパフォーマンス間のトレードオフの最適化を試みます。

このオプションは、最適化が有効な場合 (O1 以上) にのみ意味があります。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報