インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

Zc

特定の言語機能が ANSI C 標準規格に準拠するようにします。

構文

Linux* および macOS*:

なし

Windows*:

/Zc:arg[,arg]

引数

arg

標準規格に準拠させる言語機能です。設定可能な値は以下のとおりです。

forScope[-]

forScope は、for ループの初期化子に標準動作を行うようにコンパイラーに指示します。forScope- は、この設定を無効にします。

wchar_t[-]

wchar_t は、wchar_t がネイティブデータ型であることを伝えます。wchar_t- は、この設定を無効にします。

auto[-]

auto は、auto の新しい標準に準拠するようにコンパイラーに指示します。auto- は、この設定を無効にします。

デフォルト

/Zc:forScope,wchar_t

コンパイラーは、for ループの初期化子に標準動作を使用し、wchar_t がネイティブデータ型であると仮定します。

説明

このオプションは、特定の言語機能が ANSI C 標準規格に準拠するようにします。

各設定のデフォルトの動作を使用しない場合は、その設定の否定形を指定します。例えば、forScopewchar_t のデフォルトの動作を使用しない場合は、/Zc:forScope-,wchar_t- を指定します。

Microsoft* のオプション /Zc:rvalueCast もサポートされています。

IDE オプション

Visual Studio*: [Language (言語)] > [Treat wchar_t as Built-in Type (wchar_t をビルトイン型として扱う)] / [Force Conformance In For Loop Scope (for ループスコープの強制準拠)]

[Language (言語)] > [Enforce type conversion rules (型変換規則を適用する) (rvalueCast)]

Eclipse*: なし

Xcode*: なし

代替オプション

なし