インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
現在のスレッドで、プロセッサー・グラフィックスにオフロードするスレッド空間を設定します。このトピックは、インテル® グラフィックス・テクノロジーをターゲットとする場合にのみ適用されます。
int _GFX_set_thread_space_config(int thread_space_width, int thread_space_height, int thread_group_width, int thread_group_height);
thread_space_width、thread_space_height |
スレッド空間の各次元のスレッドグループ数。どちらの引数も 0 に設定すると、コンパイラーによって自動的に適切な値が計算されます。これらの引数は、両方とも 0 か正の整数のいずれかでなければなりません。 |
thread_group_width、thread_group_height |
スレッドグループの各次元のスレッド数。どちらの引数も 0 に設定すると、コンパイラーによって自動的に適切な値が計算されます。これらの引数は、両方とも 0 か正の整数のいずれかでなければなりません。 |
この関数は、現在のスレッドで、プロセッサー・グラフィックスにオフロードするスレッド空間を設定します。ほかのスレッドには影響しません。
プロセッサー・グラフィックスで実行するスレッドは、スレッドグループにまとめられます。スレッドグループは 2 次元配列です。各スレッドには 2 次元の座標があります。次の関数を使用してハードウェア・スレッドの座標を取得できます。
_gfx_gpgpu_group_count
_gfx_gpgpu_local_size
_gfx_gpgpu_group_id
_gfx_gpgpu_local_id
スレッドグループは、スレッド空間と呼ばれる 2 次元配列にまとめられます。_GFX_set_thread_space_config 関数により、必要に応じてスレッド空間の形状を指定できます。
環境変数 GFX_THREAD_SPACE_WIDTH、GFX_THREAD_SPACE_HEIGHT,、GFX_THREAD_GROUP_WIDTH、GFX_THREAD_GROUP_HEIGHT はこの関数よりも優先されます。
GFX_SUCCESS |
関数の実行に成功しました。 |
エラーコード |
関数の実行に失敗しました。GFX_SUCCESS 以外の値はエラーで、引数の組み合わせが正しくないことを示します。例: thread_space_width が 0 で thread_space_height が非ゼロ、またはいずれかの値が負の場合。 |