インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

_mm_sllv_epi32/64

128 ビットのベクトルのワード/ダブルワード要素に対して指定したたカウント値分だけ左へ論理シフトを実行します。対応するインテル® AVX2 命令は VPSLLVD または VPSLLVQ です。

構文

extern __m128i _mm_sllv_epi32(__m128i s1, __m128i s2);

extern __m128i _mm_sllv_epi64(__m128i s1, __m128i s2);

引数

s1

演算に使用する 128 ビット整数ソースベクトル

s2

シフトカウントを指定する 128 ビット整数ソースベクトル

説明

ソースベクトル s1 の個々のデータ要素である 32 ビット (ダブルワード) または 64 ビット (クワッドワード) に対して、ソースベクトル s2 の対応するデータ要素にあるカウント値分だけ左へ論理シフトを実行します。データ要素内のビットが左へシフトされ、空になった下位のビットはクリア ('0' に設定) されます。

カウント値は、2 つ目のソースベクトルの各要素で個別に指定されています。2 つ目のソースベクトルの対応するデータ要素で指定されている符号なし整数値が 31 (ダブルワードの場合) または 63 (クワッドワードの場合) よりも大きい場合、デスティネーションの対応するデータ要素は '0' に設定されます。

戻り値

左シフト演算の結果。