インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

丸め関数

インテルの数学ライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。

mathimf.h ヘッダーファイルには、インテルの数学ライブラリー関数のプロトタイプが含まれています。

インテルの数学ライブラリーは、次の丸め関数をサポートします。

ceil

説明: ceil 関数は、x より小さくない値で、最も小さい整数値を浮動小数点数として返します。

呼び出しインターフェイス:
double ceil(double x);
long double ceill(long double x);
float ceilf(float x);

floor

説明: floor 関数は、x より大きくない値で、最も大きい整数値を浮動小数点値として返します。

呼び出しインターフェイス:
double floor(double x);
long double floorl(long double x);
float floorf(float x);

llrint

説明: llrint 関数は、現在の丸め方向を使用して、long long int として丸めた整数値を返します。

errno: ERANGE、値が非常に大きい場合

呼び出しインターフェイス:
long long int llrint(double x);
long long int llrintl(long double x);
long long int llrintf(float x);

llround

説明: llround 関数は、long long int として丸めた整数値を返します。

errno: ERANGE、値が非常に大きい場合

呼び出しインターフェイス:
long long int llround(double x);
long long int llroundl(long double x);
long long int llroundf(float x);

lrint

説明: lrint 関数は、現在の丸め方向を使用して、long int として丸めた整数値を返します。

errno: ERANGE、値が非常に大きい場合

呼び出しインターフェイス:
long int lrint(double x);
long int lrintl(long double x);
long int lrintf(float x);

lround

説明: lround 関数は、long int として丸めた整数値を返します。中間の場合は 0 から離れて丸められます。

errno: ERANGE、値が非常に大きい場合

呼び出しインターフェイス:
long int lround(double x);
long int lroundl(long double x);
long int lroundf(float x);

modf

説明: modf 関数は、x の符号付き小数点部分の値を返し、*iptr に整数部分を浮動小数点数としてストアします。

呼び出しインターフェイス:
double modf(double x, double *iptr);
long double modfl(long double x, long double *iptr);
float modff(float x, float *iptr);

nearbyint

説明: nearbyint 関数は、現在の丸め方向を使用して、浮動小数点数として丸めた整数値を返します。

呼び出しインターフェイス:
double nearbyint(double x);
long double nearbyintl(long double x);
float nearbyintf(float x);

rint

説明: rint 関数は、現在の丸め方向を使用して、浮動小数点数として丸めた整数値を返します。

呼び出しインターフェイス:
double rint(double x);
long double rintl(long double x);
float rintf(float x);

round

説明: round 関数は、浮動小数点数として丸めた整数値を返します。中間の場合は 0 から離れて丸められます。

呼び出しインターフェイス:
double round(double x);
long double roundl(long double x);
float roundf(float x);

trunc

説明: trunc 関数は、浮動小数点数として切り捨てられた整数値を返します。

呼び出しインターフェイス:
double trunc(double x);
long double truncl(long double x);
float truncf(float x);