インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
libbfp754 ライブラリーに含まれる多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。
インテルの IEEE 754-2008 2 進準拠ライブラリーは、次のクワイエット演算子関数をサポートしています。
説明: この関数は、浮動小数点型の入力値 x を、符号を変更せずに同じ浮動小数点形式で出力結果へコピーします。
呼び出しインターフェイス:
float __binary32_copy(float x);
double __binary64_copy(double x);
入力値がシグナル型 NaN の場合、標準で 2 つの結果が利用可能です。演算子は、シグナルを発しなくなった NaN と無効な例外を出力としてシグナル送信するか、例外をシグナル送信せずにシグナル型 NaN を出力として送ります。
説明: この関数は、浮動小数点型の入力値 x を、符号を逆にして同じ浮動小数点形式で出力結果へコピーします。
呼び出しインターフェイス:
float __binary32_negate(float x);
double __binary64_negate(double x);
入力値がシグナル型 NaN の場合、標準で 2 つの結果が利用可能です。演算子は、シグナルを発しなくなった NaN と無効な例外を出力としてシグナル送信するか、例外をシグナル送信せずにシグナル型 NaN を出力として送ります。
説明: この関数は、浮動小数点型の入力値 x を、符号を正にして同じ浮動小数点形式で出力結果へコピーします。
呼び出しインターフェイス:
float __binary32_abs(float x);
double __binary64_abs(double x);
入力値がシグナル型 NaN の場合、標準で 2 つの結果が利用可能です。演算子は、シグナルを発しなくなった NaN と無効な例外を出力としてシグナル送信するか、例外をシグナル送信せずにシグナル型 NaN を出力として送ります。
説明: この関数は、浮動小数点型の入力値 x を、y と同一の符号で同じ浮動小数点形式で出力結果へコピーします。
呼び出しインターフェイス:
float __binary32_copysign(float x, float y);
double __binary64_copysign(double x, double y);
最初の入力値がシグナル型 NaN の場合、標準で 2 つの結果が利用可能です。演算子は、シグナルを発しなくなった NaN と無効な例外を出力としてシグナル送信するか、例外をシグナル送信せずにシグナル型 NaN を出力として送ります。