インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
ここでは、整数論理演算用のインテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2) の組込み関数について説明します。インテル® SSE2 の組込み関数のプロトタイプは、ヘッダーファイル emmintrin.h 内にあります。
各組込み関数演算の結果は R レジスターに配置されます。各レジスターに配置される値については、次の表の関数名の詳細で示します。
組込み関数名 |
演算 |
対応するインテル® SSE2 命令 |
---|---|---|
_mm_and_si128 |
AND (論理積) を計算する |
PAND |
_mm_andnot_si128 |
ANDNOT (論理積否定) を計算する |
PANDN |
_mm_or_si128 |
OR (論理和) を計算する |
POR |
_mm_xor_si128 |
XOR (排他的論理和) を計算する |
PXOR |
__m128i _mm_and_si128(__m128i a, __m128i b);
a の 128 ビット値と b の 128 ビット値について、ビット単位の AND (論理積) を計算します。
R0 |
---|
a & b |
__m128i _mm_andnot_si128(__m128i a, __m128i b);
a の 128 ビット値のビット単位の NOT (論理否定) を実行し、その結果と b の 128 ビット値について、ビット単位の AND (論理積) を計算します。
R0 |
---|
(~a) & b |
__m128i _mm_or_si128(__m128i a, __m128i b);
a の 128 ビット値と b の 128 ビット値について、ビット単位の OR (論理和) を計算します。
R0 |
---|
a | b |
__m128i _mm_xor_si128(__m128i a, __m128i b);
a の 128 ビット値と b の 128 ビット値について、ビット単位の XOR (排他的論理和) を計算します。
R0 |
---|
a ^ b |