インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
_PGOPTI_Prof_Reset() 関数は、動的プロファイル・カウンターをリセットします。この関数呼び出しのプロトタイプは次のとおりです。
構文 |
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void _PGOPTI_Prof_Reset(void); |
これは古い関数 (非推奨) です。代わりに、_PGOPTI_Prof_Reset_All() 関数を使用することができます。
プロファイルに基づく最適化で行われる動作の 1 つに値のプロファイリングがあります。値のプロファイリングでは、コンパイラーはインストルメンテーションを挿入し、プログラムの変数値のサンプルを取得します。このサンプリング結果に基づいて、コンパイラーは頻繁に観測された値を用いてユーザーのコードを最適化します。
インストルメント済みプログラムの実行すると、実行された各ルーチン用のセグメントに次の情報が保存されます。
ルーチンで各基本ブロックが実行された回数
値のプロファイリング中に各データポイントで観測された特定の値
これらの各値が観測された回数
_PGOPTI_Prof_Reset() 関数が呼び出されると、各基本ブロックの基本ブロック実行カウントは 0 にセットされ、値のプロファイリング情報はリセットされて、データポイントで何の値も観測されなかったことを示します。
この関数を使用し、インストルメント済みアプリケーションのセクションでプロファイル情報を収集する前にプロファイル・カウンターをクリアします。「プロファイル情報のダンプ」の例を参照してください。