インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

complex-limited-range、Qcomplex-limited-range

COMPLEX 型のデータを使用するいくつかの算術演算で、基本代数展開の使用を有効にするかどうかを指定します。

構文

Linux* および macOS*:

-complex-limited-range

-no-complex-limited-range

Windows*:

/Qcomplex-limited-range

/Qcomplex-limited-range-

引数

なし

デフォルト

-no-complex-limited-range
または /Qcomplex-limited-range-

COMPLEX 型のデータを使用するいくつかの算術演算で、基本代数展開の使用を無効にします。

説明

このオプションは、COMPLEX 型のデータを使用するいくつかの算術演算で、基本代数展開の使用を有効にするかどうかを指定します。

このオプションを使用すると、COMPLEX 型の算術を多く使用するプログラムにおいてパフォーマンスが向上する場合があります。ただし、指数範囲の極値が正しく計算されない可能性があります。

IDE オプション

Visual Studio*: [Floating point (浮動小数点)] > [Limit COMPLEX Range (COMPLEX 範囲の制限)]

Eclipse*: [Floating point (浮動小数点)] > [Limit COMPLEX Range (COMPLEX 範囲の制限)]

Xcode*: [Floating point (浮動小数点)] > [Limit COMPLEX Range (COMPLEX 範囲の制限)]

代替オプション

なし