インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

ISO 標準規格の事前定義済みマクロ

C 言語の ISO/ANSI 標準に準拠するためには、コンパイラーに所定の事前定義済みマクロが付属していなければなりません。

コンパイラーは、標準から要求される事前定義済みマクロのほかにも事前定義済みマクロをいくつか用意しています。Windows* のデフォルトの /Za コンパイラー・オプションにより、デフォルトの事前定義マクロは Windows*、Linux*、macOS* で異なります。-std コンパイラー・オプションの効果も Linux*、macOS* で異なります。次の表は、同標準に従ってインテル® C++ コンパイラーに組み込まれたマクロの一覧です。

マクロ

__DATE__

コンパイルの日付。mm dd yyyy 形式の文字列です。日付が 10 文字未満の場合、先頭にスペースが追加されます。

__FILE__

コンパイルされるファイルの名前を表す文字列です。

__LINE__

現在の行番号。10 進数の定数で表現します。

__STDC__

Za を指定して C 翻訳単位をコンパイルするときに定義されます (Windows*)

__STDC_HOSTED__

/Qstd=c99 を指定して C 翻訳単位をコンパイルするときに定義され、有効な値は 1 のみです。

__STDC_VERSION__

/Qstd=c99 を指定して C 翻訳単位をコンパイルするときに定義され、有効な値は 199901L のみです。

__STDC_WANT_DEC_FP__

D オプションを指定してコンパイルするときに定義されます。(Windows*、Linux*)

このマクロを定義し、ヘッダーファイルをインクルードして、10 進の浮動小数点機能に必要な関数、マクロ、データ型を利用できるようにします。

__TIME__

コンパイルの時間。hh:mm:ss 形式の文字列です。

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