インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

makefile のエクスポート

このトピックは、Eclipse* の C/C++ にのみ適用されます。

Eclipse* は、作成した実行可能共用ライブラリー、または static ライブラリー・プロジェクトのインテル® C++ コンパイラー・オプションを含む makefile をビルドすることができます。「プロジェクトまたはファイルのオプション設定」を参照してください。プロジェクトの作成後、makefile とプロジェクト・ソース・ファイルを他のディレクトリーにエクスポートして、コマンドラインから make を使用してプロジェクトをビルドすることができます。

makefile のエクスポート

makefile をエクスポートする方法を次に示します。

  1. Eclipse* の [Project Explorer] ビューでプロジェクトを選択します。
  2. [File] > [Export] を選択してエクスポート・ウィザードを起動します。[Export] ダイアログボックスが開き、[Select] 画面が表示されます。
  3. [General] > [File system] を選択して、[Next] をクリックします。[File System] 画面が開きます。
  4. 左のペインの hello_world[Release] ディレクトリーの両方をチェックします。右のペインにあるすべてのプロジェクト・ソースがチェックされていることを確認してください。

    右のペインにある hello_world.o オブジェクト・ファイルや hello_world.exe 実行ファイルなど、いくつかのファイルの選択は解除することができます。その場合、エクスポート・ディレクトリーを正常に作成するために [Options] セクションの [Create directory structure for files] を選択する必要があります。これは、hello_world ディレクトリー内にあるプロジェクト・ファイルに適用されます。
  5. [Browse] ボタンを使用して、既存のディレクトリーをエクスポート・ディレクトリーとして指定します。[To directory] テキストボックスに絶対パスを入力することで、Eclipse* は新しいディレクトリーを作成することもできます。例えば、/code/makefile をエクスポート・ディレクトリーとして指定した場合、Eclipse* は 2 つのサブディレクトリーを作成します。
    • /code/makefile/hello_world
    • /code/makefile/hello_world/Release
  6. [Finish] をクリックして、エクスポートを完了します。

make の実行

ターミナルウィンドウでディレクトリーを /cpp/hello_world/Release ディレクトリーに変更して、次のコマンドで make を実行します: make clean all

次のような出力結果が表示されます。

rm -rf  ./new_source_file.o  ./new_source_file.d  hello_world
 
Building file: ../new_source_file.c
Invoking: Intel C Compiler
icc -O2 -MMD -MP -MF"new_source_file.d" -MT"new_source_file.d" -c -o "new_source_file.o" "../new_source_file.c"
Finished building: ../new_source_file.c
 
Building target: hello_world
Invoking: Intel C Linker
icc  -o "hello_world"  ./new_source_file.o   
Finished building target: hello_world

同じディレクトリーに hello_world.exe 実行ファイルが作成されます。

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