インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

剰余関数

インテルの数学ライブラリーの多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。

mathimf.h ヘッダーファイルには、インテルの数学ライブラリー関数のプロトタイプが含まれています。

インテルの数学ライブラリーは、次の剰余関数をサポートします。

fmod

説明: fmod 関数は、整数 n の値 x-n*y を返します。y が非ゼロの場合、その結果は、x と同じ符号を持ち、y の絶対値より小さい値になります。

errno: EDOM、y = 0 の場合

呼び出しインターフェイス:
double fmod(double x, double y);
long double fmodl(long double x, long double y);
float fmodf(float x, float y);

remainder

説明: remainder 関数は、IEEE 標準によって求められる x REM y の値を返します。

呼び出しインターフェイス:
double remainder(double x, double y);
long double remainderl(long double x, long double y);
float remainderf(float x, float y);

remquo

説明: remquo 関数は、x REM y の値を返します。quo で指定されたオブジェクトで、関数は、符号が x/y の符号で、絶対値が x/y の整数の商の合同余剰 2n の値をストアします。N は 3 以上の実装定義された整数です。すべてのシステムで、N は 31 になります。

呼び出しインターフェイス:
double remquo(double x, double y, int *quo);
long double remquol(long double x, long double y, int *quo);
float remquof(float x, float y, int *quo);