インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

浮動小数点組込み関数

次の表は、浮動小数点組込み関数のリストです。これらの組込み関数は、すべてのインテル® アーキテクチャーおよび互換アーキテクチャーで使用できます。浮動小数点組込み関数は、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されることがあります。

組込み関数

説明

double fabs(double)

浮動小数点値の絶対値を返します。

double log(double)

倍精度を使用して、自然対数 ln(x), x>0 を返します。

float logf(float)

単精度を使用して、自然対数 ln(x), x>0 を返します。

double log10(double)

倍精度を使用して、10 を基数とする対数 log10(x), x>0 を返します。

float log10f(float)

単精度を使用して、10 を基数とする対数 log10(x), x>0 を返します。

double exp(double)

倍精度を使用して、指数関数を返します。

float expf(float)

単精度を使用して、指数関数を返します。

double pow(double, double)

倍精度を使用して、xy 乗した値を返します。

float powf(float, float)

単精度を使用して、xy 乗した値を返します。

double sin(double)

倍精度を使用して、x の正弦を返します。

float sinf(float)

単精度を使用して、x の正弦を返します。

double cos(double)

倍精度を使用して、x の余弦を返します。

float cosf(float)

単精度を使用して、x の余弦を返します。

double tan(double)

倍精度を使用して、x の正接を返します。

float tanf(float)

単精度を使用して、x の正接を返します。

double acos(double)

倍精度を使用して、x の逆余弦を返します。

float acosf(float)

単精度を使用して、x の逆余弦を返します。

double acosh(double)

倍精度を使用して、引数の逆双曲線余弦を計算します。

float acoshf(float)

単精度を使用して、引数の逆双曲線余弦を計算します。

double asin(double)

倍精度を使用して、引数の逆正弦を計算します。

float asinf(float)

単精度を使用して、引数の逆正弦を計算します。

double asinh(double)

倍精度を使用して、引数の逆双曲線正弦を計算します。

float asinhf(float)

単精度を使用して、引数の逆双曲線正弦を計算します。

double atan(double)

倍精度を使用して、引数の逆正接を計算します。

float atanf(float)

単精度を使用して、引数の逆正接を計算します。

double atanh(double)

倍精度を使用して、引数の逆双曲線正接を計算します。

float atanhf(float)

単精度を使用して、引数の逆双曲線正接を計算します。

double cabs(double complex z)

複素数の絶対値を計算します。組込み関数の引数は、2 つの倍精度要素 (実数と虚数) で構成される複素数です。入力引数 z は、1 つの引数として一緒に渡される 2 つの倍精度型の値で構成されます。

float cabsf(float complex z)

複素数の絶対値を計算します。組込み関数の引数は、2 つの単精度要素 (実数と虚数) で構成される複素数です。入力引数 z は、1 つの引数として一緒に渡される 2 つの単精度型の値で構成されます。

double ceil(double)

引数より小さくない倍精度引数の整数値のうち、最も小さい値を計算します。

float ceilf(float)

引数より小さくない単精度引数の整数値のうち、最も小さい値を計算します。

double cosh(double)

倍精度引数の双曲線余弦を計算します。

float coshf(float)

単精度引数の双曲線余弦を計算します。

float fabsf(float)

単精度引数の絶対値を計算します。

double floor(double)

引数より大きくない倍精度引数の整数値のうち、最も大きい値を計算します。

float floorf(float)

引数より大きくない単精度引数の整数値のうち、最も大きい値を計算します。

double fmod(double)

倍精度を使用して、第 1 の引数を第 2 の引数で割ったときの浮動小数点剰余を計算します。

float fmodf(float)

単精度を使用して、第 1 の引数を第 2 の引数で割ったときの浮動小数点剰余を計算します。

double hypot(double, double)

倍精度を使用して、直角三角形の斜辺の長さを計算します。

float hypotf(float, float)

単精度を使用して、直角三角形の斜辺の長さを計算します。

double rint(double)

IEEE 丸めモードを使用して、倍精度で表現される整数値を計算します。

float rintf(float)

IEEE 丸めモードを使用して、単精度で表現される整数値を計算します。

double sinh(double)

倍精度引数の双曲線正弦を計算します。

float sinhf(float)

単精度引数の双曲線正弦を計算します。

float sqrtf(float)

単精度引数の平方根を計算します。

double tanh(double)

倍精度引数の双曲線正接を計算します。

float tanhf(float)

単精度引数の双曲線正接を計算します。