インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
実行ファイルにコンパイルオプションとバージョン情報を保存するようにコンパイラーに指示します。また、特定の関数のリストを含めるかどうかを選択できます。
Linux*: | -sox[=keyword[,keyword]] -no-sox |
macOS*: | なし |
Windows*: | なし |
keyword |
含める関数情報。設定可能な値は以下のとおりです。
|
-no-sox |
コンパイラーはこれらの情報文字列を、オブジェクト・ファイルに保存しません。 |
このオプションは、実行ファイルにコンパイルオプションとバージョン情報を保存するようにコンパイラーに指示します。また、特定の関数のリストを含めるかどうかを選択できます。情報は、各オブジェクト・ファイルまたはアセンブリー出力に文字列として埋め込まれます。
sox オプションを keyword なしで指定すると、コンパイラーは、実行ファイルを構成するオブジェクトのコンパイルに使用されたコンパイラー・オプションとバージョン番号を保存します。
このオプションを指定すると、ディスク上の実行ファイルのサイズは多少増えます。keyword を指定すると、実行ファイルのサイズは増加します。オブジェクト・ファイルを実行ファイルにリンクする際、リンカーはそれぞれの情報文字列を実行ファイルのヘッダーに配置します。これにより、文字列ユーティリティーなどのツールを使用して実行ファイルのビルドに使用されたオプションを特定できるようになります。
なし
次のコマンドは等価です。
-sox=profile -sox=inline -sox=profile,inline
オプションの否定形を指定して、オプションを無効にし、リセットできます。 次に例を示します。
-sox=profile -no-sox -sox=inline ! This means -sox=inline