インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
指定された倍精度浮動小数点マスク値を使用して、指定されたベースアドレス、ダブルワードのインデックス、およびスケールによるメモリー参照から 2 つまたは 4 つのパックド倍精度浮動小数点値を集約 (Gather) します。対応するインテル® AVX2 命令は VGATHERDPD です。
extern __m128d _mm_mask_i32gather_pd(__m128d def_vals, double const * base, __m128i vindex __m128d vmask, const int scale); |
extern __m256d _mm256_mask_i32gather_pd(__m256d def_vals, double const * base, __m128i vindex __m256d vmask, const int scale); |
def_vals |
倍精度浮動小数点マスクの対応する要素が '0' の場合にデスティネーションにコピーされる倍精度浮動小数点値のベクトル |
base |
ロードされる浮動小数点要素の参照に使用するベースアドレス |
vindex |
ロードされる浮動小数点要素の参照に使用するダブルワード・インデックスのベクトル |
vmask |
ベクトルマスクとして使用される浮動小数点要素のベクトル。各データ要素の最上位ビットのみがマスクとして使用されます。 |
scale |
コンパイル時のリテラル定数。ロードされる要素のアドレスを指定するベクトル・インデックス・スケールとして使用されます。次のいずれかの値を指定してください: 1、2、4、8。 |
マスク値に応じて、ダブルワードのインデックスを使用して、メモリーから 2 つまたは 4 つのパックド倍精度浮動小数点値を条件付きでロードし、デスティネーション・オペランドを更新します。
以下にこの組込み関数の擬似コードを示します。
_mm_mask_i32gather_pd():
result[63:0] = (vmask[63]==1) ? (mem[base+vindex[31:0]*scale]) : (def_vals[63:0]); result[127:64] = (vmask[127]==1) ? (mem[base+vindex[63:32]*scale]) : (def_vals[127:64]);
_mm256_mask_i32gather_pd():
result[63:0] = (vmask[63]==1) ? (mem[base+vindex[31:0]*scale]) : (def_vals[63:0]); result[127:64] = (vmask[127]==1) ? (mem[base+vindex[63:32]*scale]) : (def_vals[127:64]); result[191:128] = (vmask[191]==1) ? (mem[base+vindex[95:64]*scale]) : (def_vals[191:128]); result[255:192] = (vmask[255]==1) ? (mem[base+vindex[127:96]*scale]) : (def_vals[255:192]);
倍精度浮動小数点値を条件付きで集約した 128/256 ビットのベクトル。