インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

intel-freestanding

gcc 環境がない場合でもコンパイルすることができます。

構文

Linux*:

-intel-freestanding[=ver]

macOS*:

なし

Windows*:

なし

引数

ver

コンパイラーがコンパイルの互換性を維持する gcc バージョンを示す 3 桁の数字です。対応する GNUC マクロも設定します。

指定された数値は、gcc コンパイラーのバージョン番号に対応するように正規化されます。例えば、493 は gcc バージョン 4.9.3 と互換性を維持しなければならないことを示します。

デフォルト

オフ

コンパイラーはデフォルトのヒューリスティックを使用して、gcc 環境を選択します。

説明

このオプションを使用すると、gcc 環境がない場合でもコンパイルすることができます。このオプションは、コンパイラー・ドライバーが通常デフォルトで実行する外部コンパイラー呼び出し (例えば、gcc 呼び出し) を無効にします。

また、ヘッダーおよびライブラリー・ファイルのデフォルトの検索場所を除外します。そのため、コンパイルとリンクを行うため、これらの検索場所を提供する必要があります。

このオプションは、ld、as、または cpp には影響しません。これらは、必要に応じて使用されます。

このオプションは、-nostdinc -nostdlib を指定しません。コンパイル向けに (インテル固有のヘッダーの場所やライブラリーの削除を含む) 環境をクリーンアップするには、-nostdinc-nostdlib を指定すべきです。

このオプションは、Windows* ホスト上の Linux* ターゲット・コンパイラーを含む、すべての Linux* ターゲット・コンパイラーでサポートされます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

関連情報