インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
次の倍精度浮動小数点組込み関数は、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3) 対応インテル® Pentium® 4 プロセッサー用に設計されたものです。
各組込み関数演算の結果は、R0 レジスターおよび R1 レジスターに配置されます。
これらの組込み関数のプロトタイプは、ヘッダーファイル pmmintrin.h 内にあります。
組込み関数名 |
演算 |
対応するインテル® SSE3 命令 |
|---|---|---|
_mm_addsub_pd |
減算および加算 |
ADDSUBPD |
_mm_hadd_pd |
加算 |
HADDPD |
_mm_hsub_pd |
減算 |
HSUBPD |
_mm_loaddup_pd |
複製 |
MOVDDUP |
_mm_movedup_pd |
複製 |
MOVDDUP |
extern __m128d _mm_addsub_pd(__m128d a, __m128d b);
下位ベクトル要素を引き、上位ベクトル要素を加えます。
R0 |
R1 |
|---|---|
a0 - b0; |
a1 + b1; |
extern __m128d _mm_hadd_pd(__m128d a, __m128d b);
隣接したベクトル要素を加えます。
R0 |
R1 |
|---|---|
a0 + a1; |
b0 + b1; |
extern __m128d _mm_hsub_pd(__m128d a, __m128d b);
隣接したベクトル要素を引きます。
R0 |
R1 |
|---|---|
a0 - a1; |
b0 - b1; |
extern __m128d _mm_loaddup_pd(double const * dp);
double の値を上位と下位ベクトル要素へ複製します。
R0 |
R1 |
|---|---|
*dp; |
*dp; |
extern __m128d _mm_movedup_pd(__m128d a);
下位ベクトル要素を上位ベクトル要素へ複製します。
R0 |
R1 |
|---|---|
a0; |
a0; |