インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

同次一般演算子関数

libbfp754 ライブラリーに含まれる多くのルーチンは、互換マイクロプロセッサーよりもインテル製マイクロプロセッサーでより高度に最適化されます。

インテルの IEEE 754-2008 2 進準拠ライブラリーは、次の同次一般演算子関数をサポートしています。

round_integral_nearest_even

説明: この関数は、浮動小数点数 x を整数値に丸めます。中間の場合は偶数に丸められます。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_round_integral_nearest_even(float x);
double __binary64_round_integral_nearest_even(double x);

round_integral_nearest_away

説明: この関数は、浮動小数点数 x を整数値に丸めます。中間の場合はゼロから離れて丸められます。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_round_integral_nearest_away(float x);
double __binary64_round_integral_nearest_away(double x);

round_integral_zero

説明: この関数は、浮動小数点数 x をゼロ方向への整数値に丸めます。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_round_integral_zero(float x);
double __binary64_round_integral_zero(double x);

round_integral_positive

説明: この関数は、浮動小数点数 x を正の無限大方向への整数値に丸めます。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_round_integral_positive(float x);
double __binary64_round_integral_positive(double x);

round_integral_negative

説明: この関数は、浮動小数点数 x を負の無限大方向への整数値に丸めます。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_round_integral_negative(float x);
double __binary64_round_integral_negative(double x);

round_integral_exact

説明: この関数は、浮動小数点数 x を、適用される丸め方向に従って、整数値に丸めます。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_round_integral_exact(float x);
double __binary64_round_integral_exact(double x);

next_up

説明: この関数は、x と同じ形式で x よりも大きい最小の浮動小数点数を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_next_up(float x);
double __binary64_next_up(double x);

next_down

説明: この関数は、x と同じ形式で x よりも小さい最大の浮動小数点数を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_next_down(float x);
double __binary64_next_down(double x);

rem

説明: この関数は、xy の剰余を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_rem(float x, float y);
double __binary64_rem(double x, double y);

minnum

説明: この関数は、xy の最小値を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_minnum(float x, float y);
double __binary64_minnum(double x, double y);

maxnum

説明: この関数は、xy の最大値を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_maxnum(float x, float y);
double __binary64_maxnum(double x, double y);

minnum_mag

説明: この関数は、xy の最小絶対値を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_minnum_mag(float x, float y);
double __binary64_minnum_mag(double x, double y);

maxnum_mag

説明: この関数は、xy の最大絶対値を返します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_maxnum_mag(float x, float y);
double __binary64_maxnum_mag(double x, double y);

scalbn

説明: この関数は、整数値 n に対して x X 2n を計算します。

呼び出しインターフェイス:
float __binary32_scalbn(float x, int n);
double __binary64_scalbn(double x, int n);

ilogb

説明: この関数は、x の指数部を整数として返します。

呼び出しインターフェイス:
int __binary32_ilogb(float x);
int __binary64_ilogb(double x);