インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) 組込み関数のプロトタイプは、zmmintrin.h ヘッダーファイルで定義されていますが、実際にヘッダーをコードにインクルードする場合は、immintrin.h を使用します。
組込み関数名 |
演算 |
対応するインテル® AVX-512 命令 |
---|---|---|
_mm512_kand |
ビット単位の AND (論理積) マスク |
KANDW |
_mm512_kandn |
ビット単位の AND NOT (否定論理積) マスク |
KANDNW |
_mm512_kmov |
マスクレジスターへ/マスクレジスターからの移動 |
KMOVW |
_mm512_kunpackb |
マスクレジスターのアンパック |
KUNPCKBW |
_mm512_knot |
ビット単位の NOT (論理否定) マスク |
KNOTW |
_mm512_kor |
ビット単位の OR (論理和) マスク |
KORW |
_mm512_kortestc _mm512_kortestz |
ビット単位の OR (論理和) マスクとフラグ設定 |
KORTESTW |
_mm512_kxnor |
ビット単位の XNOR (否定排他的論理和) マスク |
KXNORW |
_mm512_kxor |
ビット単位の XOR (排他的論理和) マスク |
KXORW |
変数 | 定義 |
---|---|
k | セレクターとして使用される書き込みマスク |
a | 1 つ目のソースベクトルの要素 |
b | 2 つ目のソースベクトルの要素 |
_mm512_kand
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kand(__mmask16 a, __mmask16 b);
16 ビットのマスク a と b のビット単位の AND (論理積) を計算し、結果を k に格納します。
_mm512_kandn
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kandn(__mmask16 a, __mmask16 b);
16 ビットのマスク a と b のビット単位の AND NOT (否定論理積) を計算し、結果を k に格納します。
_mm512_knot
extern __mmask16 __cdecl _mm512_knot(__mmask16 a);
16 ビットのマスク a のビット単位の NOT (論理否定) を計算し、結果を k に格納します。
_mm512_kor
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kor(__mmask16 a, __mmask16 b);
16 ビットのマスク a と b のビット単位の OR (論理和) を計算し、結果を k に格納します。
_mm512_kxnor
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kxnor(__mmask16 a, __mmask16 b);
16 ビットのマスク a と b のビット単位の XNOR (否定排他的論理和) を計算し、結果を k に格納します。
_mm512_kxor
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kxor(__mmask16 a, __mmask16 b);
16 ビットのマスク a と b のビット単位の XOR (排他的論理和) を計算し、結果を k に格納します。
_mm512_kmov
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kmov(__mmask16 a);
16 ビットのマスク a を k にコピーします。
_mm512_kunpackb
extern __mmask16 __cdecl _mm512_kunpackb(__mmask16 a, __mmask16 b);
16 ビットのマスク a と b の 8 ビットをアンパックして、インターリーブし、16 ビットの結果をマスクレジスターに格納します。