インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

guard

制御フローの保護メカニズムを有効にします。

構文

Linux* および macOS*:

なし

Windows*:

/guard:keyword

引数

keyword

制御フローの保護メカニズムを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

cf[-]

間接呼び出しについて有効なターゲットの制御フローを解析し、実行時にターゲットを確認するコードを挿入するようにコンパイラーに指示します。

このオプションを明示的に無効にするには、/guard:cf- を指定します。

デフォルト

オフ

制御フローの保護メカニズムは無効です。

説明

このオプションは、制御フローの保護メカニズムを有効にします。間接呼び出しについて有効なターゲットの制御フローを解析し、各間接呼び出しの前に確認ルーチンの呼び出しを挿入して、間接呼び出しのターゲットを確認するようにコンパイラーに指示します。

/guard:cf オプションは、コンパイラーとリンカーの両方に渡す必要があります。

/guard:cf でコンパイルされたコードは、このオプションを指定しないでコンパイルされたライブラリーおよびオブジェクト・ファイルにリンクできます。

このオプションは、Microsoft* との互換性のために追加されました。Microsoft* の実装を使用します。

IDE オプション

Visual Studio*: [Code Generation (コード生成)] > [Control Flow Guard (制御フローガード)]

Eclipse*: なし

Xcode*: なし

代替オプション

なし