インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

par-runtime-control、Qpar-runtime-control

シンボリック・ループ境界のあるループのランタイムチェックを実行するコードを生成します。

構文

Linux* および macOS*:

-par-runtime-control[n]

-no-par-runtime-control

Windows*:

/Qpar-runtime-control[n]

/Qpar-runtime-control-

引数

n

実行するランタイムチェックの種類を示す値。設定可能な値は以下のとおりです。

0

自動並列化に基づくランタイムチェックは行いません。これは、-no-par-runtime-control (Linux* および macOS*) または /Qpar-runtime-control- (Windows*) を指定した場合と同じです。

1

コンサバティブ・モードでランタイム制御コードを生成します。n を指定しない場合のデフォルト設定です。

2

ヒューリスティック・モードでランタイム制御コードを生成します。

3

アグレッシブ・モードでランタイム制御コードを生成します。

デフォルト

-no-par-runtime-control
または /Qpar-runtime-control-

コンパイラーは、ループを確認するときにデフォルトのヒューリスティックを使用します。

説明

このオプションは、シンボリック・ループ境界のあるループのランタイムチェックを実行するコードを生成します。

ループの粒度が並列化のしきい値よりも大きい場合、ループは並列で実行されます。

このオプションを指定しない場合、ループのコンパイル時の推定粒度がループを並列化することの有益性を保証できなければ、コンパイラーはシンボリック・ループ境界でループを並列化しません。

このオプションは、互換マイクロプロセッサーとインテル製マイクロプロセッサーでは異なる動作をする可能性があります。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし