インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
インテル® Cilk™ Plus は古い機能 (非推奨) です。代わりに、OpenMP* またはインテル® TBB を使用してください。詳細は、「インテル® Cilk™ Plus の代わりに OpenMP* またはインテル® TBB を使用するためのアプリケーションの移行」を参照してください。
int __cilkrts_set_param(const char* name, const char* value);
この関数は、インテル® Cilk™ Plus ランタイムシステムの引数を制御します。名前と値を示す 2 つの文字列引数をペアで指定します。name 引数は次のように認識されます。
nworkers: value 引数は、使用するワーカースレッドの数を 10 進数で指定します。16 進数または 8 進数で指定する場合は、それぞれプリフィクスとして 0x または 0 を付けます。この関数が呼び出されなかった場合、ワーカーの数は CILK_NWORKERS 環境変数から取得されます (存在する場合)。そうでない場合、ワーカーの数はデフォルトで利用可能なプロセッサー・コアの数になります。この関数は、cilk_spawn または cilk_for を含む最初の関数が呼び出される前のみ有効です。ワーカーの数を正確に制御する必要がある場合は、並列領域を終了し、__clkrts_end_cilk() を使用してインテル® Cilk™ Plus ランタイムを終了してから、ワーカー数を設定します。
呼び出しが成功した場合はゼロを、失敗した場合は非ゼロ値を返します。失敗の原因は、認識できない引数、不正な値、不正な場所での呼び出しなど、さまざまな条件によります。
__cilkrts_set_param の使用例は、「ワーカー数の設定」を参照してください。
Windows* のみ: __cilkrts_set_param_w() は、Windows* 開発者向けにワイド文字のインターフェイスを提供します。引数は __cilkrts_set_param() と同じです。