インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

連結組込み関数

このインテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (インテル® SSSE3) 組込み関数は、連結に使用されます。これらの組込み関数のプロトタイプは、tmmintrin.h 内にあります。これらの組込み関数に対して ia32intrin.h ヘッダーファイルを使用することもできます。

_mm_alignr_epi8

extern __m128i _mm_alignr_epi8(__m128i a, __m128i b, int n);

ab を連結し、n 個分、右にシフトされたバイト整列結果を抽出します。

t1 を 256 ビットの符号なし整数として、abr を 128 ビットの符号なし整数として解釈します。

t1[255:128] = a;
t1[127:0] = b;
t1[255:0] = t1[255:0] >> (8 * n); // 符号なしシフト
r[127:0] = t1[127:0];

_mm_alignr_pi8

extern __m64 _mm_alignr_pi8(__m64 a, __m64 b, int n);

ab を連結し、n 個分、右にシフトされたバイト整列結果を抽出します。

t1 を 128 ビットの符号なし整数として、abr を 64 ビットの符号なし整数として解釈します。

t1[127:64] = a;
t1[63:0] = b;
t1[127:0] = t1[127:0] >> (8 * n); // 符号なしシフト
r[63:0] = t1[63:0];