インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

_mm_atan2_ps、_mm256_atan2_ps

float32 変数 x と y の逆正接を計算します。float32 値からなる 128 ビット/256 ビットのベクトル引数を使用するベクトル用の atan2(x, y) 関数です。

構文

extern __m128 _mm_atan2_ps(__m128 v1, __m128 v2);

extern __m256 _mm256_atan2_ps(__m256 v1, __m256 v2);

引数

v1

float32 値のベクトル

v2

float32 値のベクトル

説明

ベクトル v1v2 の対応する float32 要素の逆正接を計算します。次に、atan2 演算の例を示します。

Res[0]  = atan2(v1[0], v2[0])
Res[1]  = atan2(v1[1], v2[1])
Res[2]  = atan2(v1[2], v2[2])
Res[15] = atan2(v1[15], v2[15])
...

この計算は、両方の引数の符号によって結果の象限が決定されることを除き、y / x の逆正接の計算に似ています。

戻り値

128 ビット/256 ビットの演算結果のベクトル。

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