インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス

target

呼び出された関数または変数のターゲットを指定します。この属性は、インテル® グラフィックス・テクノロジーおよびインテル® MIC アーキテクチャーにのみ適用されます。

構文

Windows*:

__declspec(target(target-name))

Linux*:

__attribute__((target(target-name)))

引数

target-name

ターゲット名を指定します。設定可能な値は以下のとおりです。

gfx: ターゲット名をインテル® グラフィックス・テクノロジーに指定します。この値は、インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Windows* および Linux* システム、IA-32 アーキテクチャー・ベースの Windows* システムで利用できます。

gfx_kernel: 関数をインテル® グラフィックス・テクノロジー専用カーネルとして宣言します。専用カーネルは、非同期オフロード API で使用されます。この値は、インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Windows* および Linux* システム、IA-32 アーキテクチャー・ベースの Windows* システムで利用できます。

mic: ターゲット名をインテル® メニー・インテグレーテッド・コア (インテル® MIC) アーキテクチャーに指定します。この値は、インテル® 64 アーキテクチャー・ベースの Windows* および Linux* システムで利用できます。

説明

このキーワードは、呼び出された関数または変数がターゲットでも利用可能なことを示します。この属性で明示された関数または変数のみ、ターゲットで呼び出すことができます。

target(gfx_kernel) により専用カーネルとして宣言された関数は、非同期オフロード API からのみ呼び出すことができ、別のターゲット関数やターゲットコードから呼び出すことはできません。