インテル® C++ コンパイラー 18.0 デベロッパー・ガイドおよびリファレンス
プロキシー・オブジェクトは、コンテナーの要素の特定のプリミティブ、プリミティブのデータメンバー、プリミティブ内の入れ子のデータメンバーへのアクセスを提供します。
accessor [index] またはプロキシー・オブジェクトのデータ・メンバー・インターフェイスは、プロキシー・オブジェクトを返します。このプロキシー・オブジェクトは、コンテナーの要素のプリミティブ、プリミティブのデータメンバー、プリミティブ内の入れ子のデータメンバーを表します。プロキシー・オブジェクトには、次の機能があります。
value_type をプロキシーからエクスポート/インポートできます。
変換演算子を使用して value_type をエクスポートします。
別の方法として、プロキシーを関数 unproxy に渡して value_type をエクスポートすることもできます。
代入演算子 = を使用して value_type をプロキシーにインポートします。
value_type がサポートしている場合、次の演算子を多重定義できます。
==、!=、<、>、<=、>=、+、-、*、/、%、&&、||、&、|、^、~、*、+、-、!、+=、-=、*=、/=、%=、>>=、<<=、&=、|=、^=、++、--
演算子が呼び出されると、次の処理が行われます。
value_type がエクスポートされます。
エクスポートされた値に演算子が適用されます。
代入演算子の場合は、結果がメンバーにインポートされ、プロキシーが返されます。
そうでない場合は、結果が返されます。
データ・メンバー・インターフェイス。
value_type の各データメンバーについて
そのメンバーのみを表すメンバープロキシーを返す、メンバー・アクセス・メソッドが定義されます。
メンバーの型 |
説明 |
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プロキシーが表すデータの型 |
メンバー |
説明 |
---|---|
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プロキシーの値のコピーをエクスポートします。 注: 定数の戻り値は、変更可能な参照を想定したコードに対して保護を提供する構造体の rvalue 代入を防ぎます。 |
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プロキシーが表す位置で a_value をコンテナーにインポートします。 戻り値: 渡された定数 value_type。 注: これは、*this を返す従来の代入演算子の動作と異なります。インポートした値を直ちにエクスポートしなければならないプロキシーを返す代わりに、代入演算子の効率良いチェーンを有効にします。 |
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値をほかのプロキシーからエクスポートして、その値をインポートします。 戻り値: このプロキシー・オブジェクトへの参照。 |
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戻り値: value_type の 1 つ目のデータメンバーを表すプロキシー・インスタンス。 注: 実際のメソッド名は、value_type の 1 つ目のデータメンバーの名前です。 |
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戻り値: value_type の 2 つ目のデータメンバーを表すプロキシー・インスタンス。 注: 実際のメソッド名は、value_type の 1 つ目のデータメンバーの名前です。 |
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戻り値: value_type の ... 番目のデータメンバーを表すプロキシー・インスタンス。 注: 実際のメソッド名は、value_type の ... 番目のデータメンバーの名前です。 |
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戻り値: value_type の N 番目のデータメンバーを表すプロキシー・インスタンス。 注: 実際のメソッド名は、value_type の N 番目のデータメンバーの名前です。 |